Oracle Identity Manager 管理およびユーザー・コンソール・ガイド リリース9.0 B31960-01 |
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To-Doリストはプロセス内のタスクのリストです。リクエストおよびその関連リソースを承認して使用可能にするプロセスは複数のタスクから構成されています。
リクエストに含まれているリソースは、タスクに対して承認者として割り当てられている他のユーザーが承認を提供するまで、ターゲット・ユーザーに対してプロビジョニング可能になりません。自己登録で承認が必要となるようにOracle Identity Managerを設定した場合、登録プロセスを完了するには、ユーザー自己登録リクエストに関連する承認タスクも表示され、割り当てられた承認者によりアクションが行われることが必要です。
プロビジョニング・タスクのタスク承認者であるユーザーまたはターゲット・ユーザーが所属する組織の管理者のみが、リクエストに含まれるタスクを表示できます。
リクエスト内のあらゆるタスクの承認者である場合は、リクエスト内のすべてのタスクを表示できますが、承認できるのは割り当てられているタスクのみです。管理対象ユーザーのために、保留中のリクエストを表示することもできます。
Oracle Identity Manager Design Consoleの「Process Definition」フォームを使用してプロセスを定義します。プロセスを定義する際は、「Provisioning」と「Approval」のいずれかのタイプを指定します。「Provisioning」タイプを選択すると、プロセスはプロビジョニング・プロセスになります。各リソースは、1つの必須プロビジョニング・プロセスに関連付けられています。これにより、タスクをユーザーに割当てできるようになります。
ここでは次のトピックについて説明します。
割り当てられたタスクを表示および完了したり、管理下のユーザーに割り当てられているリクエストを表示するには、「保留中の承認」ページを使用します。
保留中の承認を確認するには、次の手順を実行します。
「保留中の承認」ページに、自分が承認者であるタスクを含むすべてのリクエストのリストが表示されます。ページは、デフォルトでは、割り当てられている保留中のリクエストを表示した状態で開きます。
ページに、該当する保留中のリクエストが表示されます。
「検索」基準のドロップダウン・メニューを使用して特定のリクエストを検索することもできます。このメニューには次の項目が含まれています。
結果表に検索基準の説明があります。各フィールドに適切な値を入力します。「リクエスト・タイプ」基準を使用する場合は、「リクエスト・タイプ」ボックスで対応する値を選択します。結果表には、次のフィールドが表示されます。
リクエストIDが結果表から削除されます。
保留中のリクエストを拒否するには、「承認/拒否」列で該当するチェック・ボックスを選択し、「拒否」をクリックします。リクエストIDが結果表から削除されます。
「保留中の承認を再割当て」ページが表示されます。
「確認」ページが表示されます。
「オープン・タスク」オプションを選択すると、プロビジョニング・プロセスに対して定義されているタスクが一覧表示されます。「オープン・タスク」オプションに、管理下のユーザーまたは自分に割り当てられているすべてのオープン・プロビジョニング・タスクが表示されます。「オープン・タスク」オプションを使用して、タスクを再試行し(ステータスが拒否の場合)、別のユーザーにプロビジョニング・タスクを再割当てするか、プロビジョニング・タスクのレスポンスを設定します。この項では、次のタスクについて説明します。
管理下のユーザー・グループまたは自分に割り当てられているすべてのオープン・プロビジョニング・タスクを表示できます。
オープン・タスクを表示するには、次の手順を実行します。
「オープン・タスク」ページが表示されます。
各フィールドに適切な値を入力します。「オープン・タスク・タイプ」および「オブジェクト・タイプ」基準を使用するには、対応するボックスで値を選択します。続いて「実行」をクリックします。結果表に、プロビジョニング・タスクに関する次の情報が表示されます。
オープン・タスクは別のユーザーに割り当てることができます。
オープン・タスクを再割当てするには、次の手順を実行します。
「再割当て」オープン・タスク・ページが表示されます。
選択できるユーザーまたはグループは、1人または1グループのみです。
「確認」ページが表示されます。このページには、最初のセンテンスにユーザーID(氏名)が表示され、プロビジョニング・タスクは箇条書き項目として表示されます。
「オープン・タスク」ページが表示されます。再割当てしたプロビジョニング・タスクは結果表に表示されなくなります。
オープン・タスクへのレスポンスを設定するには、次の手順を実行します。
「タスクのレスポンスの指定」ページが表示されます。
これを行わない場合は、「取消」をクリックします。
「確認」ページに、このプロビジョニング・タスクへのレスポンスが表示されます。
「オープン・タスク」ページが表示されます。レスポンスを設定したプロビジョニング・タスクは結果表に表示されなくなります。
アテステーションとは、一部のユーザーが持つプロビジョニング・リソースの概要を示すレポートについて、確認が必要であることをレビューアに定期的に通知するメカニズムです。レビューアは、適切なレスポンスによって権限の正確さをアテストすることができます。割り当てられているすべてのオープン・アテステーション・タスクを表示、認証、却下または委任するアテステーション・タスクを表示できます。
ここでは次のトピックについて説明します。
アテステーション・リクエストを使用すると、ユーザー権限が有効であるかどうかを決定できます。アテステーションのリクエストは、認証、却下、拒否または委任することができます。
アテステーション・リクエストを表示するには、次の手順を実行します。
「アテステーション・リクエスト受信ボックス」ページが表示されます。このページには、保留中のアテステーション・プロセス・リクエストに関する次の情報を提供する結果表が表示されます。
リクエスト・ページに、ユーザーがタスクの一部としてアテストするために必要な権限が表示されます。レビューアは、アテストする権限の詳細(プロセス・フォーム・データ)も表示することができます。結果表には次の列があります。
次の手順では、アテステーション・アクションの保存方法を説明します。
アテステーション・アクションを保存するには、次の手順を実行します。
「アテステーション・リクエスト」→「アクションの保存」ページに、アクションを選択した現行のアテステーション・リクエストにある権限をリストした表が表示されます。「委任」のアクションを選択したすべての権限で、「委任されたレビューア」フィールドにあるレビューアを検索することもできます。
特定の値が表にない場合、これらの値がすべての権限に対して使用されます。
アテステーション・リクエストを更新するには、次の手順を実行します。
「アテステーション・リクエスト」→「コメントおよび委任を更新」ページに、アクションを選択した現行のアテステーション・リクエストにある権限をリストした表が表示されます。
次の手順で、アテステーションを送信する方法について説明します。
アテステーションを送信するには、次の手順を実行します。
「アテステーション・リクエストの確認」ページが表示されます。
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