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Oracle Identity Manager JBoss用インストレーション・ガイド
リリース9.0
B31962-01
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3 Oracle Identity ManagerのためのJBossのインストールと構成

この章では、Oracle Identity Managerをインストールする前にJBossを設定する方法について説明します。

この章で説明する次のタスクを実行する必要があります。


注意:

Oracle Identity ManagerをJBossクラスタにデプロイするための準備の詳細は、第9章「クラスタJBoss構成へのデプロイ」を参照してください。

Java JDKのインストール

JBossに対してOracle Identity Managerをデプロイするには、Java JDK 1.4.2_08以上をインストールする必要があります(たとえば1.4.2_xx、ただし1.5以上は不可)。

次に、正しいバージョンのJava JDKがWindowsシステムにインストールされていることを確認する手順を示します。

  1. コンソール・ウィンドウを開きます。

  2. java -versionと入力します。

    たとえば、次のような情報が表示されます。

    C:\>java -version
    java version "1.4.2_12"
    Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition
    Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.2_12-b03, mixed mode)
    
    

JBossのインストール

Oracle Identity ManagerをインストールするコンピュータにJBossをインストールします。インストール手順の詳細は、JBossアプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。


注意:

JBoss 4.0.2はhttp://www.jboss.orgで入手できます。

環境変数の設定

次の手順を実行して、環境変数を設定します。

Windows

Windowsで環境変数を設定するには、次のようにします。

  1. Windowsの「スタート」メニューで「設定」「コントロール パネル」「システム」「詳細」「環境変数」を選択します。

  2. 「システム環境変数」リストで「Path」を選択し、「編集」をクリックします。

    「変数値」フィールドで、既存のパスの先頭にJDKの場所を追加します。たとえば、既存のパスが次のとおりだとします。

    %SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;C:\Program Files;
    
    

    これを次のように変更します。

    c:\j2sdk1.4.2_12\bin;%SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;C:\Program Files
    
    

    「OK」をクリックして変更内容をコミットします。

  3. 「システム環境変数」リストで「JAVA_HOME」を探します。

    JAVA_HOMEが存在しない場合は、手順aを実行します。JAVA_HOMEが存在する場合は、手順bを実行します。

    1. 「新規」をクリックします。「変数名」フィールドにJAVA_HOMEと入力します。「変数値」フィールドにJDKのパスを入力します。「OK」をクリックして入力内容をコミットし、「OK」をさらに2回クリックして、「環境変数」ウィンドウと「システムのプロパティ」ウィンドウを閉じます。

    2. 「編集」をクリックします。「変数値」フィールドにJDKのパスがあることを確認します。JDKのパスがない場合は、「変数値」フィールドにJDKのパスを入力します。「OK」をクリックして入力内容をコミットし、「OK」をさらに2回クリックして、「環境変数」ウィンドウと「システムのプロパティ」ウィンドウを閉じます。


      注意:

      JDKを更新するかどうかを確認するメッセージがウィンドウに表示されることがあります。Oracle Identity Managerリリース9.0では、Java JDK 1.4.2_08以上(たとえば1.4.2_xx)がサポートされます。ただし、バージョン1.5以上はサポートされません。

UNIXおよびLinux

UNIXおよびLinuxで環境変数を設定するには、次のようにします。

  1. 次のコマンドを実行します。

    export PATH=/<JAVA_HOME>/bin:$PATH
    

メモリー・パラメータの設定

JBossをインストールした後で、JBossのメモリー割当てを構成します。次に示すメモリー・パラメータの設定手順は、アプリケーション・サーバー・ホストがWindows、UNIXまたはLinuxのいずれで実行しているかによって異なります。

Windowsでのメモリー割当ての設定

WindowsホストでJBossのメモリーを設定するには、次のようにします。

  1. プレーン・テキスト・エディタを起動し、<JBOSS_HOME>\bin\run.batファイルを開きます。

  2. 次の内容を含む行を探します。

    set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Xms128m -Xmx512m
    
    
  3. 必要であれば、この行のコメント化を解除し、最小値を512MB、最大値を1024MBに変更します。変更後の行は次のようになります。

    set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Xms512m –Xmx1024m
    
    
  4. run.batファイルを保存して閉じます。

UNIXまたはLinuxでのメモリー割当ての設定

UNIXまたはLinuxでJBossのメモリー割当てを設定するには、次のようにします。

  1. テキスト・エディタで<JBOSS_HOME>/bin/run.shファイルを開きます。

  2. 次の行を探します。

    JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dprogram.name=$PROGNAME"
    
    
  3. 前の手順で示した行の直後に次の新しい行を追加します。

    JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Xms512m -Xmx1024m"
    
    
  4. run.shファイルを保存して閉じます。