この章では、Oracle Identity Managerをインストールする前にJBossを設定する方法について説明します。
この章で説明する次のタスクを実行する必要があります。
JBossでOracle Identity Managerをデプロイするためには、認証されたJavaバージョンのJDKをインストールする必要があります。認証済Java JDKバージョンを調べるためには、『Oracle Identity Managerリリース・ノート』を参照し、次の手順でそのシステムに正しいJava JDKバージョンがインストールされているかどうか確認します。
コンソール・ウィンドウを開きます。
java -version
と入力します。
たとえば、次のような情報が表示されます。
C:\>java -version java version "1.4.2_12" Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.2_12-b03, mixed mode)
Oracle Identity ManagerをインストールするコンピュータにJBossをインストールします。インストール手順の詳細は、JBossアプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。
次の手順を実行して、環境変数を設定します。
Windows
Windowsの「スタート」メニューで「設定」→「コントロール パネル」→「システム」→「詳細」→「環境変数」を選択します。
「システム環境変数」リストで「Path」を選択し、「編集」をクリックします。
「変数値」フィールドで、既存のパスの先頭にJDKの場所を追加します。たとえば、既存のパスが次のとおりだとします。
%SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;C:\Program Files;
これを次のように変更します。
c:\j2sdk1.4.2_12\bin;%SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;C:\Program Files
「OK」をクリックして変更内容をコミットします。
「システム環境変数」リストで「JAVA_HOME」を探します。
JAVA_HOMEが存在しない場合は、手順aを実行します。JAVA_HOMEが存在する場合は、手順bを実行します。
「新規」をクリックします。「変数名」フィールドにJAVA_HOME
と入力します。「変数値」フィールドにJDKのパスを入力します。「OK」をクリックして入力内容をコミットし、「OK」をさらに2回クリックして、「環境変数」ウィンドウと「システムのプロパティ」ウィンドウを閉じます。
「編集」をクリックします。「変数値」フィールドにJDKのパスがあることを確認します。JDKのパスがない場合は、「変数値」フィールドにJDKのパスを入力します。「OK」をクリックして入力内容をコミットし、「OK」をさらに2回クリックして、「環境変数」ウィンドウと「システムのプロパティ」ウィンドウを閉じます。
例: JAVA HOME=C:\jdk142_12
注意: JDKを更新するかどうかを確認するメッセージがウィンドウに表示されることがあります。JDKを更新せずにこのウィンドウを閉じてください。 |
UNIXおよびLinux
UNIXおよびLinuxで環境変数を設定するには、次のようにします。
JAVA HOME変数を設定します。たとえば:
export JAVA_HOME=/opt/jdk142_12
JAVA HOME変数を加えたパスをエクスポートします。たとえば:
export PATH=$<JAVA_HOME
>/bin:$PATH
JBossをインストールした後で、JBossのメモリー割当てを構成します。次に示すメモリー・パラメータの設定手順は、アプリケーション・サーバー・ホストがWindows、UNIXまたはLinuxのいずれで実行しているかによって異なります。
WindowsホストでJBossのメモリーを設定するには、次のようにします。
プレーン・テキスト・エディタを起動し、<JBOSS_HOME>\bin\run.batファイルを開きます。
次の内容を含む行を探します。
set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Xms128m -Xmx512m
必要であれば、この行のコメント化を解除し、最小値を512MB、最大値を1024MBに変更します。変更後の行は次のようになります。
set JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Xms512m –Xmx1024m
run.batファイルを保存して閉じます。