この章では、Oracle Identity Managerサーバーの起動と停止の方法、および管理およびユーザー・コンソールのアクセス方法を示します。この章では次の項目について説明します。
注意: Oracle Identity Managerを起動する前に、関連するすべてのインストール後の手順を完了する必要があります。詳細は、「Oracle Identity ManagerおよびWebSphereのインストール後の構成」を参照してください。 |
Oracle Identity Managerの任意のコンポーネントを最初に起動した後、またはxlconfig.xmlのパスワードの変更後に起動した後は、パスワードが暗号化されて保存されます。ただし、Oracle Identity Managerによって、パスワードの保存前に、xlconfig.xmlのバックアップ・コピーも作成されます(ファイル名はxlconfig.xml.<x>。xlconfig.xml.0、xlconfig.xml.1など、xは最新の番号)。このバックアップ・ファイルxlconfig.xml.<x>には、パスワードがプレーン・テキストで格納されています。
注意: Oracle Identity Managerの任意のコンポーネントを最初に起動した後、またはxlconfig.xmlのパスワードの変更後に再起動した後は、新しいパスワードが正常に機能していることを確認したら、バックアップ・ファイルを必ず削除してください。 |
ここでは、WindowsおよびUNIXまたはLinuxでのOracle Identity Managerサーバーの起動方法について説明します。
Oracle Identity Managerサーバーを起動するには、次のようにします。
データベースが起動されて実行していることを確認します。
WebSphereアプリケーション・サーバーを起動して、Oracle Identity Managerサーバーを起動します。オペレーティング・システムに応じて次のいずれかのスクリプトを実行し、WebSphereアプリケーション・サーバーおよびOracle Identity Managerを起動します。
Windowsの場合
<WEBSPHERE_HOME
>\bin\startServer.bat <server name
>
UNIXまたはLinuxの場合
<WEBSPHERE_HOME
>/bin/startServer.sh <server name
>
ここでは、WindowsおよびUNIXまたはLinuxでのOracle Identity Managerサーバーを正常に停止する方法について説明します。Oracle Identity Managerサーバーを正常に停止するには、オペレーティング・システムに応じて次のいずれかのスクリプトを実行し、WebSphereアプリケーション・サーバーを停止します。
Windowsの場合
<WEBSPHERE_HOME
>\bin\stopServer.bat <server name
>
UNIXまたはLinuxの場合
<WEBSPHERE_HOME
>/bin/stopServer.sh <server name
>
WebSphereアプリケーション・サーバーとOracle Identity Managerを起動すると、次の手順に従って管理およびユーザー・コンソールにアクセスできます。
管理およびユーザー・コンソールにアクセスするには、次のようにします。
Webブラウザを起動して次のURLにアクセスします。
http://<hostname
>:<port
>/xlWebApp
<hostname>は、アプリケーション・サーバーのホスト・マシンの名前です。<port>は、サーバーがリスニングしているポートです。WebSphereのデフォルト・ポート番号は9080です。
注意: アプリケーション名xlWebAppでは大文字と小文字が区別されます。 |
例:
http://localhost:9080/xlWebApp
Oracle Identity Managerのログイン画面が表示されたら、ユーザー名とパスワードを使用してログインします。