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Oracle Identity Manager 管理およびユーザー・コンソール・ガイド
リリース9.1.0

E05900-03
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17 事前定義済コネクタのインストール

Oracle Identity Managerを特定のサード・パーティのアプリケーションと統合するには、事前定義済コネクタを使用します。この章では、事前定義済コネクタをインストールする手順について説明します。


注意

事前定義済コネクタは、Oracle Identity Managerのコア・サーバー・リリースとは別に、Oracle Identity Manager Connector Packに収められています。

管理およびユーザー・コンソールのコネクタ・インストーラ機能を使用して必要なリリースのコネクタをインストールできるかどうかを確認するには、Oracle Identity Manager Connector Packのドキュメントを参照してください。 


この章の内容は、次のとおりです。

コネクタのインストール・プロセスの概要

ほとんどの事前定義済コネクタのインストールでは、次のタスクの一部またはすべてを実行する必要があります。

  1. インストール要件の確認

  2. ターゲット・システムの構成

  3. Oracle Identity Managerサーバー上のディレクトリへのコネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー

  4. Oracle Identity Managerサーバーの構成

  5. コネクタXMLファイルのインポート

  6. リコンシリエーションの構成

  7. プロビジョニングの構成

  8. Secure Sockets Layer(SSL)の構成

前述のタスクのうち、管理およびユーザー・コンソールでは次のタスクを実行できます。

コネクタのインストールのためのユーザー・アカウントの作成

Oracle Identity ManagerのSYSTEM ADMINISTRATORSグループに属しているすべてのユーザーがコネクタをインストールできます。また、必要なメニュー項目および権限を割り当てられているグループのメンバーもコネクタをインストールできます。

関連項目

グループの作成とグループへのメニュー項目および権限の割当ての詳細は、第10章「ユーザー・グループの作成と管理」を参照してください。 

必要な権限は次のとおりです。

必要なメニュー項目は「デプロイメント管理のコネクタ・インストール」です。

SYSTEM ADMINISTRATORSグループに属していないユーザー・アカウントを使用する場合、コネクタをインストールするには、そのユーザー・アカウントが属するグループの1つに前述の権限とメニュー項目を適用する必要があります。

事前定義済コネクタのインストール

事前定義済コネクタをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 「コネクタのインストールのためのユーザー・アカウントの作成」に記載されているユーザー・アカウントを使用して管理およびユーザー・コンソールにログインします。

  2. 「デプロイメント管理」、続いて「コネクタのインストール」をクリックします。

  3. 「コネクタ・リスト」リストから、インストールするコネクタを選択します。このリストには、デフォルトの次のコネクタ・インストール・ディレクトリにインストール・ファイルをコピーしたコネクタの名前とリリース番号が表示されます。

    OIM_HOME/xellerate/ConnectorDefaultDirectory 
    
    

    インストール・ファイルを別のディレクトリにコピーした場合は、次の手順を実行します。

    1. 「代替ディレクトリ」フィールドで、そのディレクトリのフルパスと名前を入力します。

    2. 「コネクタ・リスト」リストにコネクタのリストを再移入するには、「リフレッシュ」をクリックします。

    3. 「コネクタ・リスト」リストから、インストールするコネクタを選択します。

  4. 「ロード」をクリックします。

    次の情報が表示されます。

    • コネクタのインストール履歴

      コネクタのインストール履歴は、同じコネクタの以前にインストールされていたリリースに関する情報です。

    • コネクタの依存性の詳細

      コネクタの中には、使用を開始する前に別のコネクタのインストールが必要なものがあります。たとえば、Novell GroupWiseコネクタを使用する前に、Novell eDirectoryコネクタをインストールする必要があります。この場合、Novell eDirectoryはNovell GroupWiseの依存コネクタになります。

      コネクタの依存性の詳細には、選択したコネクタをインストールする前にインストールが必要なコネクタのリストが含まれます。これらの詳細には、すでにインストールされている依存コネクタに関する情報や、インストールされている依存コネクタの中でアップグレードが必要なものがあるかどうかに関する情報も含まれます。

      コネクタのインストールに進む前に、正しいバージョンの依存コネクタがインストールされているかどうかを確認する必要があります。

  5. インストール・プロセスを開始するには、「続行」をクリックします。

    次のタスクが順番に実行されます。

    1. コネクタ・ライブラリの構成

    2. コネクタXMLファイルのインポート(デプロイメント・マネージャを使用)

    3. アダプタのコンパイル

    タスクが正常に完了すると、そのタスクにチェック・マークが表示されます。タスクが失敗すると、Xマークと、失敗の理由を示すメッセージが表示されます。必要な修正を行った後で、失敗の理由に応じて次のいずれかの手順を実行してください。

    • 「再試行」をクリックしてインストールを再試行します。

    • インストールを取り消して、手順1から再開します。

    インストールが失敗する理由の1つとしては、構成XMLファイル内のファイルおよびディレクトリ・パスに関する情報と、実際のファイルおよびディレクトリ・パスとの不一致があります。この場合は、エラー・メッセージが表示されます。

    たとえば、リコンシリエーションの対象のJARファイルの実際の名前がrecon.jarであるとします。この名前が構成XMLファイルでrecon1.jarと指定されている場合、エラー・メッセージが表示されます。

    このようなエラー・メッセージが表示された場合は、次のいずれかの手順を実行します。

    • 構成XMLファイルで変更を行い、「ステップ1: インストールするコネクタの選択」ページからインストールを再試行します。

      前述の例では、JARファイルの名前を構成XMLファイルでrecon.jarに変更し、「ステップ1: インストールするコネクタの選択」ページからインストールを再試行します。

    • ファイルまたはディレクトリの実際の名前またはパスを変更し、「再試行」オプションを使用します。

      前述の例では、JARファイルの名前をrecon1.jarに変更し、「再試行」ボタンをクリックします。

  6. コネクタのインストール・プロセスの3つのタスクすべてに成功すると、インストールに成功したことを示すメッセージが表示されます。また、インストール後に実行が必要な手順のリストも表示されます。この手順は次のとおりです。

    1. コネクタを使用するための前提条件が満たされていることの確認

    2. コネクタ用のITリソースの作成

      ITリソース・タイプが表示されます。指定したタイプのITリソースを作成する必要があります。

    3. コネクタのインストール時に作成したスケジュール済タスクの構成

      XMLファイルのインポート・プロセス中に作成したスケジュール済タスクの名前が表示されます。これらのスケジュール済タスクを構成する必要があります。


      注意

      ITリソースの作成およびスケジュール済タスクの構成を行う管理およびユーザー・コンソールのページへのリンクには、コンソールの左ナビゲーション・ペインにある「リソース管理」メニューを展開してアクセスすることもできます。 



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