5 ロゴのカスタマイズ

この章では、自社の企業ロゴ（または顧客やパートナの企業ロゴ）を、管理およびユーザー・コンソールに追加する方法について説明します。これを行うには、ロゴ・ファイルをEARファイルにコピーして、xlDefaultAdmin.propertiesファイルの関連する値を編集します。これにより、顧客に提供するソリューションの外観をブランディングすることや、独自ロゴの表示を希望するパートナに、必要とするブランド要素を追加することができます。

図5-1は、管理およびユーザー・コンソールのログイン・ページに表示されるデフォルト・ロゴを示しています。

図5-1 管理およびユーザー・コンソールのログイン・ページのデフォルト・ロゴ

「図5-1 管理およびユーザー・コンソールのログイン・ページのデフォルト・ロゴ」の説明

変更するファイル

xlWebApp\WEB-INF\classes\xlDefaultAdmin.propertiesファイル
xlWebApp\imagesディレクトリ

製品ロゴの置換

一番上のバナーの左側に表示されるデフォルトのOracle Identity Managerロゴを置換するには、次の手順を実行します。

ロゴを含むGIFイメージ・ファイルを\xlWebApp\imagesディレクトリに配置します。
xlDefaultAdmin.propertiesファイルを開きます。
xlDefaultAdmin.propertiesファイルで、GLOBALイメージ・セクションを検索します。そのセクションのglobal.image.clientlogoプロパティに、表示するロゴを含むイメージ・ファイルのフルパスと名前を設定します。たとえば、ロゴが/images/mycorporate_logo.gifの場合、global.image.clientlogoプロパティのデフォルト値は、/images/client_logo.gifです。
Enterprise ARchive (EAR)を再デプロイします。EARファイルの名前は、使用しているアプリケーション・サーバーに応じて次のように異なります。
- JBoss Application ServerまたはOracle Application Server: XellerateFull.ear
- IBM WebSphere Application Server: Xellerate.ear
- BEA WebLogic Server: WLXellerateFull.ear

企業ロゴの挿入

一番上のバナーの右側に表示されるプレースホルダ・イメージを置換するには、次の手順を実行します。

ロゴを含むイメージ・ファイルを\xlWebApp\imagesディレクトリに配置します。
xlDefaultAdmin.propertiesファイルを開きます。
GLOBALイメージ・セクションを見つけ、global.image.xelleratelogoプロパティに、表示するロゴを含むイメージ・ファイルのフルパスと名前を設定します。たとえば、ロゴが/images/myproductbrand_logo.gifの場合、このプロパティのデフォルト値は/images/xellerate-trans-grey.gifです。
Xellerate.earファイルを再デプロイします。