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Oracle Identity Manager Database User Management Connectorガイド
リリース9.0.4
E05495-02
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2 コネクタのデプロイ

コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。

手順1: デプロイ要件の確認

次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。

項目 要件
Oracle Identity Manager Oracle Identity Managerリリース8.5.3以上。
ターゲット・システム ターゲット・システムは次のいずれか。
  • Oracle8i Database

  • Oracle9i Database

  • Oracle Database 10g

  • Oracle Real Application Clusters 10g

  • Microsoft SQL Server 2000

  • Microsoft SQL Server 2005

  • Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5

  • IBM DB2 UDB 8.1、IBM DB2 UDB 9.1

外部コード 外部コードは、次のファイルで構成される。
  • classes12.jar(Oracle8i Database、Oracle9i DatabaseおよびOracle Database 10g

  • msbase.jarmssqlserver.jarおよびmsutil.jar(Microsoft SQL Server 2000)

  • sqljdbc.jar(Microsoft SQL Server 2005)

  • jconn2.jar(Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5)

  • db2java.zip(IBM DB2 UDB)

注意: これらのZIPファイルおよびJARファイルは、該当するデータベースのインストール・ディレクトリにある。

ターゲット・システムのユーザー・アカウント ターゲット・システムによって異なるが、次のいずれかのユーザー・アカウントが必要。
  • Oracle Databaseの場合: sys、sysdbaまたはsystem

  • Microsoft SQL Serverの場合: sa(管理者)

  • Sybaseの場合: sa(管理者)

  • IBM DB2 UDBの場合:

    ホスト・オペレーティング・システムの管理者アカウント

    IBM DB2 UDB DB2がActive Directoryドメイン・コントローラにインストールされている場合、Microsoft Windows 2000または2003 Server(ドメイン・コントローラ)の管理者アカウントを使用する必要がある。

このユーザー・アカウントに必要な権限がない場合、次の例外が発生。

ORA-01031: 権限が不足しています。

「ITリソースの定義」の項の手順を実行する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定。


手順2: ターゲット・システムの構成

次の項では、ターゲット・システム・データベース固有の構成手順を説明します。

IBM DB2 UDBの構成

IBM DB2 UDBを構成するときは、次のことを確認します。

  • IBM DB2 UDBの認証がオペレーティング・システムによって行われること。したがって、プロビジョニングするユーザーは、オペレーティング・システムのセキュリティ・システムに存在する必要があります。

    たとえば、ドメインをプロビジョニングする場合は、ターゲット(IBM DB2 UDBサーバー)がドメイン・サーバーに存在し、プロビジョニングするユーザーがそのドメインに存在する必要があります。

  • データベースまたはサービスをプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムにすでに存在するデータベースまたはサービスに対応する、適切な参照コードをUD_Lookup.DB_Dbnames参照定義に入力する必要があります。

  • 表領域をプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムにすでに存在する表領域に対応する、適切な参照コードをUD_Lookup.DB_Tablespacenames参照定義に入力する必要があります。

  • スキーマをプロビジョニングする場合は、ターゲット・システムにすでに存在するスキーマに対応する、適切な参照コードをUD_Lookup.DB_Schemas参照定義に入力する必要があります。

IBM DB2 UDBインストールを構成したら、「手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」に進みます。

Microsoft SQL Serverの構成

Microsoft SQL Serverを構成するときは、次のことを確認します。

  • ユーザーを作成する予定のターゲット・データベースが、ターゲットのMicrosoft SQL Serverインストールに存在していること。

  • ユーザーの作成に使用されるMicrosoft SQL Serverユーザー・アカウントにDBA権限があること。たとえば、sa/saです。

  • Microsoft SQL Server 2005の場合は、TCP/IP接続構成が有効になっていること。

    TCP/IP接続構成を有効にする手順:

    1. Microsoft SQL Server構成マネージャを開きます。

    2. 「SQL Server 2005 Network Configuration」をクリックします。

    3. 「Protocols for MSSQLSERVER」をクリックします。

    4. 右側のフレームで「TCP/IP」を右クリックし、「Enable」をクリックします。

Microsoft SQL Serverインストールを構成したら、「手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」に進みます。

Oracle Databaseの構成

Oracle Databaseを構成するときは、次のことを確認します。

  • ユーザーを作成するために使用されるサービス名が、ターゲットのOracle Databaseインストールに存在していること。

  • プロビジョニング済ユーザーを格納する十分な領域がデータベースにあること。

  • ユーザーの作成に使用されるOracle Databaseユーザー・アカウントにDBA権限があること。たとえば、sys as sysdba/sysまたはsystem/manager

Microsoft SQL Serverインストールを構成したら、「手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」に進みます。

Sybaseの構成

Sybaseを構成するときは、次のことを確認します。

  • ユーザーを作成する予定のターゲット・データベースが、ターゲットのSybase ASEインストールに存在していること。

  • 次のスクリプトがターゲットのSybaseデータベースで実行されること。

    • procGrantAllToUser.sql

    • procRevokeAllFromUser.sql

    これらのファイルをインストール・メディアのZIPファイルからOIM_home/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/SQLScriptsディレクトリにコピーする手順は、「手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」を参照してください。

手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー

コピーするコネクタのファイルと、コピーする必要があるディレクトリを次の表に示します。


注意:

この表の最初の列に示すディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次のディレクトリでのコネクタ・ファイルの場所に対応しています。
Database Servers/Database User Management

これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」の項を参照してください。


インストール・メディア・ディレクトリのファイル コピー先ディレクトリ
lib/xliDatabaseAccess.jar
OIM_home/xellerate/JavaTasks
OIM_home/xellerate/ScheduleTask
resourcesディレクトリにあるファイル
OIM_home/xellerate/connectorResources
scriptsディレクトリにあるファイル
OIM_home/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/SQLScripts
test/configディレクトリにあるファイル
OIM_home/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/config
test/scriptsディレクトリにあるファイル
OIM_home/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/scripts
xmlディレクトリにあるファイル
OIM_home/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/xml

ターゲット・システムに応じて、次のいずれかの項に示す手順を実行して外部コード・ファイルのコピーをします。


注意:

Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、connectorResourcesディレクトリの内容とJARファイルも、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。

IBM DB2 UDBでの外部コード・ファイルのコピー

コネクタをIBM DB2 UDBに対して使用する場合は、DB2_HOME/IBM/SQLLIB/javaディレクトリのdb2java.zipファイルを、OIM_home/xellerate/ThirdPartyディレクトリにコピーします。

外部コード・ファイルをコピーしたら、「手順5: コネクタのXMLファイルのインポート」に進みます。

Microsoft SQL Serverでの外部コード・ファイルのコピー

コネクタをMicrosoft SQL Server 2000に対して使用する場合、必要な外部JARファイルはJDBCドライバ・ファイル(mssqlserver.jarmsbase.jarおよびmsutil.jar)です。

これらのファイルを取得するには、まずMicrosoft SQL Server 2000 Driver for JDBC Service Pack 3をMicrosoft Webサイトからダウンロードします。

コネクタをMicrosoft SQL Server 2005に対して使用する場合、必要な外部JARファイルはsqljdbc.jar JDBCドライバ・ファイルです。このファイルは、Microsoft Webサイトからダウンロードできます。

必要なJARファイルを次のディレクトリにコピーする必要があります。

OIM_home/xellerate/ThirdParty

Oracle Databaseでの外部コード・ファイルのコピー

コネクタをOracle8i Database、Oracle9i DatabaseまたはOracle Database 10gに対して使用する場合、必要な外部コード・ファイルはclasses12.jarです。

classes12.jarファイルはOracle Databaseインストールに含まれています。たとえば、次のパスにあります。

oracle_home/ora92/jdbc/lib/

このディレクトリ・パスのoracle_homeは、Oracle Databaseがインストールされている場所です。たとえば、C:\Oracleです。

classes12.jarファイルをOIM_home/xellerate/ThirdPartyディレクトリにコピーする必要があります。

外部コード・ファイルをコピーしたら、「手順5: コネクタのXMLファイルのインポート」に進みます。

Sybaseでの外部コード・ファイルのコピー

コネクタをSybase ASEに対して使用する場合は、SYBASE_HOME/jConnect-5_5/classesディレクトリのjconn2.jarファイルを、OIM_home/xellerate/ThirdPartyディレクトリにコピーします。

手順4: Oracle Identity Managerサーバーの構成

ここでは次の項目について説明します。


注意:

クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。

Microsoft Active Directoryコネクタのデプロイ(IBM DB2 UDBを使用する場合)


注意:

この手順は、ターゲット・システムがIBM DB2 UDBの場合のみ実行します。

Microsoft WindowsサーバーにインストールされているIBM DB2 UDBでは、ユーザー・アカウントの作成はサポートされません。オペレーティング・システム・ユーザーがかわりに使用されます。必要な権限をMicrosoft Windowsユーザーに割り当てて、そのユーザーを完全なIBM DB2 UDBユーザーに変換します。Microsoft Windowsでユーザー・アカウントが作成されてから、IBM DB2 UDBで関連する権限を割り当てることができます。

このため、Database User Managementコネクタを使用してIBM DB2 UDBのアカウントをプロビジョニングする場合は、まず、Microsoft Active Directoryのコネクタを次のディレクトリにデプロイする必要があります。

OIM_home/xellerate/XLIntegrations/ActiveDirectory

関連資料:

『Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory Connectorガイド』

必要な入力ロケールへの変更

必要な入力ロケール(言語および国の設定)に変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。

必要な入力ロケールに変更するため、システム管理者の支援が必要となる場合があります。

SVP表の変更

SVP表のSVP_FIELD_VALUE列の長さを2000に変更するには、次の手順を行います。

  1. Oracle Identity Managerデータベース・ユーザー資格証明を使用して、Oracle Identity Managerデータベースにログインします。

  2. SQLプロンプトで次のコマンドを入力します。

    Oracle Databaseの場合

    ALTER TABLE SVP MODIFY SVP_FIELD_VALUE VARCHAR2(2000);
    
    

    Microsoft SQL Serverの場合

    ALTER TABLE SVP ALTER COLUMN SVP_FIELD_VALUE VARCHAR(2000);
    

サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去

「手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」の項で説明した手順を実行する一方で、インストール・メディアのresourcesディレクトリにあるファイルを、OIM_home/xellerate/connectorResourcesディレクトリにコピーします。connectorResourcesディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加するたび、または既存のリソース・バンドルで変更を行うたびに、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去する必要があります。

サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツを消去するには、次のようにします。

  1. コマンド・ウィンドウで、OIM_home/xellerate/binディレクトリに移動します。


    注意:

    ステップ1を実行してからステップ2を実行してください。ステップ2で次のようにコマンドを実行すると、例外がスローされます。
    OIM_home\xellerate\bin\batch_file_name
    

  2. 次のいずれかのコマンドを入力します。

    • Microsoft Windowsの場合:

      PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
      
      
    • UNIXの場合:

      PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
      

    注意:

    ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。

    このコマンドのConnectorResourceBundleは、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。

    OIM_home/xellerate/config/xlConfig.xml
    

ロギングの有効化

ロギングを有効化すると、Oracle Identity Managerはプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作の過程で発生するイベントについての情報をログ・ファイルに自動的に格納します。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。

  • ALL

    このレベルでは、すべてのイベントのロギングが有効化されます。

  • DEBUG

    このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。

  • INFO

    このレベルでは、アプリケーションの進行状況を大まかに示す情報メッセージのロギングが有効化されます。

  • WARN

    このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。

  • ERROR

    このレベルでは、アプリケーションを続行できる場合があるエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。

  • FATAL

    このレベルでは、アプリケーションの機能停止の原因となる可能性がある、非常に重大なエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。

  • OFF

    このレベルでは、すべてのイベントのロギングが無効化されます。

ログ・レベルを設定するファイルおよびログ・ファイルのパスは、使用するアプリケーション・サーバーによって異なります。

  • BEA WebLogic

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. OIM_home/xellerate/config/log.propertiesファイルに次の行を追加します。

      log4j.logger.DB_Adapter=log_level
      
      
    2. この行で、DB_Adapterを使用中のデータベースのアダプタ名に置き換え、log_levelを設定するログ・レベルに置き換えます。

      次に例を示します。

      • IBM DB2 UDB

        log4j.logger.Adapter.DB2UDB=INFO
        
        
      • Microsoft SQL Server

        log4j.logger.Adapter.MSSQL=INFO
        
        
      • Oracle Database

        log4j.logger.Adapter.ORACLE=INFO
        
        
      • Sybase

        log4j.logger.Adapter.DatabaseAccess=INFO
        
        

    ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。

    WebLogic_home/user_projects/domains/domain_name/server_name/server_name.log
    
    
  • IBM WebSphere

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. OIM_home/xellerate/config/log.propertiesファイルに次の行を追加します。

      log4j.logger.DB_Adapter=log_level
      
      
    2. この行で、DB_Adapterを使用中のデータベースのアダプタ名に置き換え、log_levelを設定するログ・レベルに置き換えます。

      次に例を示します。

      • IBM DB2 UDB

        log4j.logger.Adapter.DB2UDB=INFO
        
        
      • Microsoft SQL Server

        log4j.logger.Adapter.MSSQL=INFO
        
        
      • Oracle Database

        log4j.logger.Adapter.ORACLE=INFO
        
        
      • Sybase

        log4j.logger.Adapter.DatabaseAccess=INFO
        
        

    ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。

    WebSphere_home/AppServer/logs/server_name/startServer.log
    
    
  • JBoss Application Server

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. JBoss_home/server/default/conf/log4j.xmlファイルで、次の行を検索します。

      <category name="DB_Adapter">
         <priority value="log_level"/>
      </category>
      
      
    2. XMLコードの2行目で、DB_Adapterを使用中のデータベースのアダプタ名に置換し、log_levelを設定するログ・レベルに置換します。

      次に例を示します。

      • IBM DB2 UDB

        <category name="Adapter.DB2UDB">
           <priority value="INFO"/>
        </category>
        
        
      • Microsoft SQL Server

        <category name="Adapter.MSSQL">
           <priority value="INFO"/>
        </category>
        
        
      • Oracle Database

        <category name="Adapter.ORACLE">
           <priority value="INFO"/>
        </category>
        
        
      • Sybase

        <category name="Adapter.DatabaseAccess">
           <priority value="INFO"/>
        </category>
        
        

    ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。

    JBoss_home/server/default/log/server.log
    
    
  • OC4J

    ロギングを有効にするには、次のようにします。

    1. OIM_home/xellerate/config/log.propertiesファイルに次の行を追加します。

      log4j.logger.DB_Adapter=log_level
      
      
    2. この行で、DB_Adapterを使用中のデータベースのアダプタ名に置き換え、log_levelを設定するログ・レベルに置き換えます。

      次に例を示します。

      • IBM DB2 UDB

        log4j.logger.Adapter.DB2UDB=INFO
        
        
      • Microsoft SQL Server

        log4j.logger.Adapter.MSSQL=INFO
        
        
      • Oracle Database

        log4j.logger.Adapter.ORACLE=INFO
        
        
      • Sybase

        log4j.logger.Adapter.DatabaseAccess=INFO
        
        

    ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。

    OC4J_home/opmn/logs/default_group~home~default_group~1.log
    

手順5: コネクタのXMLファイルのインポート

コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。

  1. Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを開きます。

  2. 左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。

  3. 「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. xliDBAccessLogin_DM Nontrusted.xmlおよびxliDBAccessUser_DM Nontrusted.xmlファイルを検索して開きます。これらのファイルはOIM_home/xellerate/XLIntegrations/DatabaseAccess/xmlディレクトリにあります。これらのXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。

  5. 「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。

  7. 「次へ」をクリックします。OracleITResource ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。使用しているデータベースにこのITリソースが対応している場合は、次の手順に進みます。対応していない場合は、使用しているデータベースのITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されるまで「次へ」をクリックします。

  8. 使用しているデータベースに応じてITリソースのパラメータの値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソースの定義」の該当する表を参照してください。

  9. 「次へ」をクリックします。Database ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。

  10. 「スキップ」をクリックし、新しいITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。


    関連資料:

    その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。

  11. 「選択内容の表示」をクリックします。

    XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。これらのノードは、冗長なOracle Identity Managerエンティティを示しています。コネクタのXMLファイルをインポートする前に、各ノードを右クリックして「削除」を選択し、これらのエンティティを削除する必要があります。

  12. 「インポート」をクリックします。コネクタのファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。

コネクタのXMLファイルをインポートしたら、次の章に進みます。

ITリソースの定義

この項では、次のデータベースのITリソース・パラメータ値を示します。

IBM DB2 UDBのITリソース・パラメータの値

IBM DB2 UDB ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType RDBMSのタイプ

値: DB2

DatabaseName 不要
Driver JDBCドライバ・クラス

値:

COM.ibm.db2.jdbc.net.DB2Driver

URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

値:

jdbc:db2://Target_Host:6789/DatabaseName

サンプル値:

jdbc:db2://10.1.1.127:6789/TESTDB

注意: コンピュータ名またはホスト名ではなくIPアドレスを使用

UserID ユーザーの作成に使用されるDBAログインのユーザー名

値: sa

Password 不要
Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はYes

注意: この機能はOracle Databaseに対してのみサポートされています。

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 2

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

Microsoft SQL ServerのITリソース・パラメータの値

Microsoft SQL Server ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType RDBMSのタイプ

値: MSSQL

DatabaseName ユーザーが作成されるターゲット・データベースの名前

サンプル値: XELL

Driver Microsoft SQL Server 2000の場合

JDBCドライバ・クラス:

com.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver

Microsoft SQL Server 2005の場合

JDBCドライバ・クラス:

com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver

URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

Microsoft SQL Server 2000の場合

値:

jdbc:microsoft:sqlserver://Target_Host:1433;DatabaseName=DatabaseName

サンプル値:

jdbc:microsoft:sqlserver://192.168.49.64:1433;DatabaseName=XELL

注意: このURLではコンピュータ名またはホスト名ではなくIPアドレスを使用します。

Microsoft SQL Server 2005の場合

値:

jdbc:sqlserver://serverName;instanceName:portNumber;property=value[;property=value]

サンプル値:

jdbc:sqlserver://123.12.23.321:1433;database=master

注意: このURLではコンピュータ名またはホスト名ではなくIPアドレスを使用します。

UserID ユーザーの作成に使用されるDBAログインのユーザー名

値: sa

Password ユーザーの作成に使用されるDBAログインのパスワード

値: sa

Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はYes

注意: この機能はOracle Databaseに対してのみサポートされています。

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 2

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

Oracle DatabaseのITリソース・パラメータの値

Oracle ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType データベースのタイプ

値: Oracle

DatabaseName ユーザーが作成されるターゲット・データベースの名前

サンプル値: xeldb

Driver JDBCドライバ・クラス

値: oracle.jdbc.driver.OracleDriver

URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

指定するURL値は、データベース・インスタンスおよびそれらがサポートするサービスの数によって異なる。

  • 1つのデータベース・インスタンスが、複数のサービスをサポートする。

    URL値:

    jdbc:oracle:thin:@//Oraclehost.domain:Oracleportnumber/Oracleservicename
    
    

    サンプル値:

    jdbc:oracle:thin:@//host1.acmewidgets.com:1521/srvce1
    
    
  • 複数のデータベース・インスタンスが、1つのサービスをサポートする。

    URL値:

    jdbc:oracle:thin:loginid/password@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST=host1_name.domain)(PORT=port1_number))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST=host2_name.domain)(PORT=port2_number))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST=host3_name.domain)(PORT=port3_number)) . . . (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST=hostn_name.domain)(PORT=portn_number))
    (CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=<name_of_Oracle_service_that_connects_all_given_hosts>)))
    
    

    サンプル値:

    jdbc:oracle:thin:sys/welcome1@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST= host1.acmewidgets.com)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST= host2.acmewidgets.com)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST= host3.acmewidgets.com)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST= host4.acmewidgets.com)(PORT=1521))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME= srvce1)))
    
    
  • 1つのデータベース・インスタンスが、1つのサービスをサポートする。

    URL値:

    jdbc:oracle:thin:@host_name.domain:port_number:name_of_Oracle_Database_service
    
    

    サンプル値:

    jdbc:oracle:thin:@host1.acemwidgets:1521:srvce1
    
UserID ユーザーの作成に使用されるDBAログインのユーザー名

値: sys as sysdbaまたはsystem

Password ユーザーの作成に使用されるDBAログインのパスワード

値: sysまたはmanager

Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はYes

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 2

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。

SybaseのITリソース・パラメータの値

Sybase Server ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。

パラメータ 説明
DataBaseType RDBMSのタイプ

値: SYBASE

DatabaseName ユーザーが作成されるターゲット・データベースの名前

サンプル値: master

Driver JDBCドライバ・クラス

値:

com.sybase.jdbc2.jdbc.SybDriver

URL ターゲット・データベースのJDBC URL(注意: 指定するURLは2000文字以内にしてください。)

値:

jdbc:sybase:Tds:Target_Host:5000/DatabaseName

サンプル値:

jdbc:sybase:Tds:integnt:5000/master

UserID ユーザーの作成に使用されるDBAログインのユーザー名

値: sa

Password ユーザーの作成に使用されるDBAログインのパスワード

値: sa

Target Locale: Country 国コード

デフォルト値: US

注意: 値は大文字で指定してください。

Target Locale: Language 言語コード

デフォルト値: en

注意: 値は小文字で指定してください。

isSecure ターゲット・システムへのセキュア接続を設定する必要があるかどうかを指定

値はYesまたはNo。デフォルト値はYes

注意: この機能はOracle Databaseに対してのみサポートされています。

max_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・サーバーへの接続を再試行する必要のある回数

デフォルト値: 2

delay_retry 接続が失敗した場合に、コネクタがターゲット・システムへの接続を再試行するまでの遅延(ミリ秒)

デフォルト値: 10000


これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。