Oracle Identity Manager Oracle E-Business User Management Connectorガイド リリース9.0.4 E05505-01 |
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コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。
次の表に、コネクタのデプロイ要件を示します。
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Identity Manager | Oracle Identity Managerリリース8.5.3以上。 |
ターゲット・システム | Oracle E-Business Suite 11.5.10、12.0.1。 |
外部コード | JDBCクラス・ライブラリ(classes12.jar )。
このファイルの場所の詳細は、「手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」を参照してください。 |
ターゲット・システムのユーザー・アカウント | 完全な権限を持つAPPSユーザー。
「ITリソースの定義」の項の手順を実行する際に、このユーザー・アカウントの資格証明を指定します。 このユーザー・アカウントに特定の権限が割り当てられていない場合は、Oracle Identity Managerがターゲット・システムとデータを交換しようとすると、次のエラー・メッセージのいずれかが表示されます。
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コピーするコネクタのファイルと、コピーする必要があるディレクトリを次の表に示します。
注意: この表の最初の列に示すディレクトリ・パスは、インストール・メディアの次のディレクトリでのコネクタ・ファイルの場所に対応しています。Enterprise Applications/Oracle e-Business/Oracle e-Business User Management これらのファイルの詳細は、「コネクタを構成するファイルおよびディレクトリ」の項を参照してください。 |
JDBCクラス・ライブラリ(classes12.jar
)をoracle_home
/ora92/jdbc/lib/
ディレクトリからOIM_home
/xellerate/ThirdParty
ディレクトリにコピーします。
このディレクトリ・パスで、oracle_home
はOracle9i Databaseがインストールされているディレクトリです。たとえば、C:\Oracle
です。
このファイルをパスとともにCLASSPATH
環境変数の値に追加します。
注意: Oracle Identity Managerをクラスタ環境にインストールするときは、インストール・ディレクトリの内容をクラスタの各ノードにコピーします。同じく、connectorResources ディレクトリとJARファイルの内容も、クラスタの各ノードの対応するディレクトリにコピーする必要があります。 |
Oracle Identity Managerサーバーの構成には、次の手順があります。
注意: クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。 |
必要な入力ロケール(言語および国の設定)に変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。
必要な入力ロケールに変更するため、システム管理者の支援が必要となる場合があります。
「手順3: コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルのコピー」の項で説明した手順を実行する一方で、インストール・メディアのresources
ディレクトリにあるファイルを、OIM_home
/xellerate/connectorResources
ディレクトリにコピーします。connectorResources
ディレクトリ内に新しいリソース・バンドルを追加するたび、または既存のリソース・バンドルで変更を行うたびに、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去する必要があります。
サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツを消去するには、次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、OIM_home
/xellerate/bin
ディレクトリに移動します。
注意: ステップ1を実行してからステップ2を実行してください。ステップ2で次のようにコマンドを実行すると、例外がスローされます。OIM_home\xellerate\bin\batch_file_name |
次のいずれかのコマンドを入力します。
Microsoft Windowsの場合:
PurgeCache.bat ConnectorResourceBundle
UNIXの場合:
PurgeCache.sh ConnectorResourceBundle
注意: ステップ2の実行時にスローされる例外は無視できます。 |
このコマンドのConnectorResourceBundle
は、サーバー・キャッシュから削除できるコンテンツ・カテゴリの1つです。その他のコンテンツ・カテゴリの詳細は、次のファイルを参照してください。
OIM_home/xellerate/config/xlConfig.xml
ロギングを有効化すると、Oracle Identity Managerはプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作の過程で発生するイベントについての情報をログ・ファイルに自動的に格納します。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。
ALL
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが有効化されます。
DEBUG
このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。
INFO
このレベルでは、アプリケーションの進行状況を粗密に選択した情報メッセージのロギングが有効化されます。
WARN
このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。
ERROR
このレベルでは、アプリケーションを続行できる場合があるエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
FATAL
このレベルでは、アプリケーションの機能停止の原因となる可能性がある、非常に重大なエラー・イベントに関する情報のロギングが有効化されます。
OFF
このレベルでは、すべてのイベントのロギングが無効化されます。
ログ・レベルを設定するファイルは、使用するアプリケーション・サーバーによって異なります。
BEA WebLogic
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_home
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.Adapter.Oracle-eBizUM=log_level
この行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.Adapter.Oracle-eBizUM=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
WebLogic_home/user_projects/domains/domain_name/server_name/server_name.log
IBM WebSphere
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_home
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.Adapter.Oracle-eBizUM=log_level
この行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.Adapter.Oracle-eBizUM=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
WebSphere_home/AppServer/logs/server_name/startServer.log
JBoss Application Server
ロギングを有効にするには、次のようにします。
JBoss_home
/server/default/conf/log4j.xml
ファイルで、次の行を検索します。
<category name="Adapter.Oracle-eBizUM">
<priority value="log_level"/>
</category>
XMLコードの2行目で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。次に例を示します。
<category name="Adapter.Oracle-eBizUM"> <priority value="INFO"/> </category>
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
JBoss_home/server/default/log/server.log
OC4J
ロギングを有効にするには、次のようにします。
OIM_home
/xellerate/config/log.properties
ファイルに次の行を追加します。
log4j.logger.Adapter.Oracle-eBizUM=log_level
この行で、log_level
を、設定するログ・レベルに置換します。
次に例を示します。
log4j.logger.Adapter.Oracle-eBizUM=INFO
ロギングを有効化すると、ログ情報が次のファイルに書き込まれます。
OC4J_home/opmn/logs/default_group~home~default_group~1.log
コネクタのXMLファイルをOracle Identity Managerにインポートするには、次のようにします。
左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。
OracleAppsResAdp.xml
ファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home
/xlclient
ディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。Oracle Apps Server
ITリソースの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
Oracle Apps Server
ITリソースのパラメータ値を指定します。指定する値の詳細は、「ITリソースの定義」の表を参照してください。
「次へ」をクリックします。ORACLE
ITリソース・タイプの新しいインスタンスの「ITリソース・インスタンス・データの提供」ページが表示されます。
「スキップ」をクリックして、他のITリソースを定義しないことを指定します。「確認」ページが表示されます。
関連資料: その他のITリソースを定義する場合、手順は『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。 |
「選択内容の表示」をクリックします。
XMLファイルの内容が「インポート」ページに表示されます。ノードの横に十字形のアイコンが表示されることがあります。これらのノードは、冗長なOracle Identity Managerエンティティを示しています。コネクタのXMLファイルをインポートする前に、各ノードを右クリックして「削除」を選択し、これらのエンティティを削除する必要があります。
「インポート」をクリックします。コネクタのXMLファイルがOracle Identity Managerにインポートされます。
コネクタのXMLファイルをインポートしたら、次の章に進みます。
Oracle Apps Server
ITリソース・パラメータには、次の表に示す値を指定してください。
パラメータ | 説明 |
---|---|
Admin |
Oracle E-Business User Managementデータベースに接続するためのユーザーID。
デフォルト値は |
AdminCredentials |
管理者のパスワード。 |
Host |
Oracle E-Business User Managementサーバーのホスト名またはIPアドレス。 |
Port |
Oracle E-Business User ManagementサーバーがリスニングしているTCP/IPポート。
デフォルト値は |
SID |
Oracle E-Business User ManagementサーバーのSID。 |
TrustedTimeStamp |
このパラメータは信頼できるソースのリコンシリエーションに使用されます。
このパラメータは最初のリコンシリエーションの実行時に開始され、リコンシリエーションの実行終了時のタイムスタンプ値を格納します。 デフォルト値は このパラメータで使用できるタイムスタンプ値はLONGデータ型です。これには、日付および時間(ミリ秒)の値が格納されます。SQL問合せを使用すると、必要なタイムスタンプ値に相当するLONGデータ型を確認できます。たとえば、2006年1月31日に対応する SELECT ROUND((TO_DATE('31012006','ddmmyyyy') - TO_DATE('01011970', 'ddmmyyyy')) * 1440 * 60 * 1000) FROM dual; この問合せの出力を |
NonTrustedTimeStamp |
このパラメータは信頼できないソースのリコンシリエーションに使用されます。
このパラメータは最初のリコンシリエーションの実行時に開始され、リコンシリエーションの実行終了時のタイムスタンプ値を格納します。 デフォルト値は このパラメータで使用できるタイムスタンプ値はLONGデータ型です。これには、日付および時間(ミリ秒)の値が格納されます。SQL問合せを使用すると、必要なタイムスタンプ値に相当するLONGデータ型を確認できます。たとえば、2006年1月31日に対応する SELECT ROUND((TO_DATE('31012006','ddmmyyyy') - TO_DATE('01011970', 'ddmmyyyy')) * 1440 * 60 * 1000) FROM dual; この問合せの出力を |
ResetPswdOnFirstLogon |
初回ログイン時にユーザーにパスワードの変更を要求するかどうかを指定します。
値は |
isSecure |
このパラメータはコネクタの今後のリリースで使用するためのものです。デフォルト値は変更しないでください。 |
これらのITリソース・パラメータの値を指定したら、この手順のステップ9に進んで、コネクタのXMLファイルをインポートします。
注意: Oracle E-Business User Managementデータベースに接続するには、既存の標準APPSユーザーを使用する必要があります。これは、データベースの更新に必要な権限を持っているのがこのユーザーのみであるためです。 |