コネクタをデプロイしたら、要件に合せて構成する必要があります。この章では、次のコネクタ構成手順を説明します。
注意: これらの項では、コネクタの構成に関する概念および手順の両方を説明します。概念情報を確認してから手順を実行することをお薦めします。 |
このガイドで前述したように、リコンシリエーションとは、ターゲット・システム上でのユーザー・アカウントの作成および変更を、Oracle Identity Managerで複製することです。この項では、リコンシリエーションの構成に関する次の項目について説明します。
デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある追加または変更されたターゲット・システム・レコードのサブセットを指定して、このプロセスをカスタマイズできます。これは、リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して行います。
このコネクタでは、「ITリソースの定義」で説明した手順を実行する一方で、CustomizedReconQuery
およびLast Recon TimeStamp
ITリソース・パラメータの値を指定してフィルタを作成します。
次の表に、問合せ条件の作成に使用できるSun Java System Directoryの属性、および対応するOracle Identity Managerの属性を示します。この問合せ条件は、CustomizedReconQuery
パラメータの値として指定します。
Sun Java System Directoryの属性 | Oracle Identity Managerの属性 |
---|---|
uid | User ID |
givenname | First Name |
sn | Last Name |
preferredlanguage | Communication Language |
initials | Middle Name |
departmentnumber | Department |
l | Location |
title | Title |
次に、問合せ条件の例を示します。
givenname=John&sn=Doe
この問合せ条件では、名がJohn
で姓がDoe
であるユーザーのレコードがリコンサイルされます。
givenname=John&sn=Doe|departmentnumber=033
この問合せ条件では、次の条件のいずれかに合致するユーザーのレコードがリコンサイルされます。
ユーザーの名がJohn
であり、姓がDoe
である。
ユーザーが番号033
の部門に属している。
CustomizedReconQuery
パラメータの値を指定しないと、リコンシリエーション中に、ターゲット・システムのすべてのレコードが既存のOracle Identity Managerレコードと比較されます。
CustomizedReconQuery
パラメータとともにLast Recon TimeStamp
パラメータにも値を指定すると、次の条件の両方に合致するレコードのみがリコンサイルされます。
CustomizedReconQuery
パラメータで指定された条件に合致するレコード
Last Recon TimeStamp
パラメータで指定されたタイムスタンプ値よりも後に追加または更新されたレコード
注意: 「ITリソースの定義」で説明したように、Last Recon TimeStamp パラメータの値は、各リコンシリエーションの終了時にOracle Identity Managerによって自動的に更新されます。このパラメータの値は変更しないことをお薦めします。 |
CustomizedReconQuery
パラメータの値を指定する際に従う必要のあるガイドラインを次に示します。
Sun Java System Directoryの属性では、この項に示した表と同様に大文字または小文字を使用する必要があります。属性名は大/小文字が区別されるためです。
問合せ条件の演算子と値の間に不要な空白を入れないでください。
値と演算子が空白で区切られている問合せ条件と、値と演算子の間に空白が含まれていない問合せ条件を比較した場合、異なる結果が生じます。たとえば、次の問合せ条件による出力は異なります。
givenname=John&sn=Doe
givenname= John&sn= Doe
2つ目の問合せ条件では、リコンシリエーション・エンジンは冒頭に空白が含まれた名および姓の値を検索します。
問合せ条件には、等号記号(=)、アンパサンド(&)および縦線(|)以外の特殊文字を使用しないでください。
注意: 等号記号(=)、アンパサンド(&)および縦線(|)以外の特殊文字を使用すると、例外がスローされます。 |
この項で前述したように、「ITリソースの定義」で説明した手順の実行中に、CustomizedReconQuery
およびLast Recon TimeStamp
パラメータの値を指定します。
リコンシリエーションの実行中に、ターゲット・システム・レコードのすべての変更内容がOracle Identity Managerにリコンサイルされます。リコンサイルされるレコード数によっては、このプロセスに長い時間がかかる場合があります。また、リコンシリエーション中に接続が中断すると、プロセスの完了にはさらに時間がかかります。
このような問題を避けるため、バッチ・リコンシリエーションを構成できます。
バッチ・リコンシリエーションを構成するには、次のユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスクの属性に値を指定する必要があります。
StartRecord
: この属性を使用して、バッチ・リコンシリエーションを開始するレコード番号を指定します。
BatchSize
: この属性を使用して、各バッチに含めるレコード数を指定します。
NumberOfBatches
: この属性を使用して、リコンサイルするバッチの総数を指定します。バッチ・リコンシリエーションを使用しない場合は、この属性の値としてAll Available
を指定します。
注意: この属性の値としてAll Available を指定すると、StartRecord 属性およびBatchSize 属性の値は無視されます。 |
「ユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスク」で説明する手順に従ってこれらの属性の値を指定してください。
バッチ・リコンシリエーションの構成後、バッチ・リコンシリエーションの実行中にリコンシリエーションが失敗した場合は、ログ・ファイルでリコンシリエーションが失敗したバッチに関する情報を確認してください。ログ・ファイルには、バッチ・リコンシリエーションに関する次の情報があります。
正常にリコンサイルされたバッチのシリアル番号
正常にリコンサイルされた各バッチのレコードに関連付けられたユーザーID
(バッチ・リコンシリエーションが失敗した場合)失敗したバッチのシリアル番号
コネクタの構成中に、ターゲット・システムを、信頼できるソースまたはターゲット・リソースとして指定できます。ターゲット・システムを信頼できるソースとして指定すると、新規作成されたユーザー・アカウントと変更されたユーザー・アカウントの両方が、Oracle Identity Managerでリコンサイルされます。ターゲット・システムをターゲット・リソースとして指定すると、変更されたユーザー・アカウントのみがOracle Identity Managerでリコンサイルされます。
注意: ターゲット・システムをリコンシリエーションの信頼できるソースとして指定しない場合は、この項を省略してかまいません。 |
信頼できるソースのリコンシリエーションの構成には、次の手順が含まれます。
デプロイメント・マネージャを使用して、信頼できるソースのリコンシリエーション用のXMLファイル(iPlanetXLResourceObject.xml
)をインポートします。この項では、XMLファイルのインポート手順を説明します。
注意: 信頼できるソースとして指定できるのは、1つのターゲット・システムのみです。別の信頼できるソースを構成している状態でiPlanetXLResourceObject.xml ファイルをインポートした場合、2つのコネクタのリコンシリエーションはいずれも機能しなくなります。 |
スケジュール済タスクのTrustedSource
属性をTrue
に設定します。ユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスクの構成中に、この属性の値を指定します。これについては、このガイドで後述します。
信頼できるソースのリコンシリエーション用のXMLファイルをインポートするには、次のようにします。
左のナビゲーション・バーの「デプロイメント管理」リンクをクリックします。
「デプロイメント管理」の下の「インポート」リンクをクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。
iPlanetXLResourceObject.xml
ファイルを検索して開きます。このファイルはOIM_home
/xellerate/iPlanet
/xml
ディレクトリにあります。このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「インポート」をクリックします。
表示されるメッセージで、「インポート」をクリックしてXMLファイルのインポートを確認します。次に、「OK」をクリックします。
信頼できるソースのリコンシリエーション用のXMLファイルをインポートしたら、リコンシリエーションのスケジュール済タスクのTrustedSource
属性の値をTrue
に設定する必要があります。この手順は、「リコンシリエーションのスケジュール済タスクの構成」の項で説明されています。
「手順4: コネクタのXMLファイルのインポート」で説明する手順を実行すると、参照フィールドおよびユーザー・リコンシリエーションに対するスケジュール済タスクが、Oracle Identity Managerで自動的に作成されます。これらのスケジュール済タスクを構成するには、次のようにします。
「Xellerate Administration」フォルダを開きます。
「Task Scheduler」を選択します。
「Find」をクリックします。事前定義されたスケジュール済タスクの詳細が2つのタブに表示されます。
最初のスケジュール済タスクについて、「Max Retries」フィールドに数値を入力します。この数はOracle Identity Managerがタスクを完了するために試行する回数です。この数を超えると、ERROR
ステータスがタスクに割り当てられます。
「Disabled」チェック・ボックスと「Stop Execution」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。
「Start」リージョンで「Start Time」フィールドをダブルクリックします。表示される日付時間エディタで、タスクを実行する日付と時間を選択します。
「Interval」リージョンで、次のスケジュール・パラメータを設定します。
タスクを繰り返し実行するように設定するには、「Daily」、「Weekly」、「Recurring Intervals」、「Monthly」または「Yearly」のオプションを選択します。
「Recurring Intervals」オプションを選択した場合は、タスクを繰り返して実行する間隔も指定する必要があります。
タスクを1回のみ実行するように設定するには、「Once」オプションを選択します。
スケジュール済タスクの属性の値を指定します。指定する値の詳細は、「スケジュール済タスク属性の値の指定」を参照してください。
関連資料: タスク属性の追加および削除の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
「Save」をクリックします。スケジュール済タスクが作成されます。INACTIVE
ステータスが「Status」フィールドに表示されますが、これは、タスクが現在実行されていないためです。タスクは手順7で設定した日時に実行されます。
ステップ5〜10を繰り返してもう1つのスケジュール済タスクを作成します。
両方のスケジュール済タスクを作成したら、「プロビジョニングの構成」の項に進みます。
この項では、次のスケジュール済タスクに指定する属性値について説明します。
リコンシリエーションのスケジュール済タスクのiPlanet Group Lookup Reconciliation
属性に値を指定する必要があります。
注意:
|
スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。
スケジュール済タスクのiPlanet User Recon Task
属性に値を指定する必要があります。
注意:
|
属性 | 説明 | デフォルト/サンプル値 |
---|---|---|
ITResourceName |
Sun Java System Directoryとの接続を設定するためのITリソースの名前。 | iPlanet User |
ResourceObjectName |
ユーザーをリコンサイルするリソース・オブジェクトの名前。 | iPlanet User |
XLDeleteUsersAllowed |
この属性をTrue に設定すると、スケジュール済タスクの実行時に削除リコンシリエーション・イベントが開始します。ターゲット・システムから削除されたユーザーは、Oracle Identity Managerから削除されます。これには、ターゲット・システムのすべてのユーザーを、Oracle Identity Managerのすべてのユーザーと比較する必要があります。
この属性を 注意: この属性の値を |
True |
UserContainer |
ターゲット・システムからOracle Identity ManagerにユーザーがリコンサイルされるDN値。 | ou=user |
TrustedSource |
このコネクタで信頼できるソースのリコンシリエーションを有効化する必要があるかどうかを指定します。
値は |
False |
Xellerate Type |
XellerateユーザーのデフォルトXellerateタイプ。 | End-User Administrator |
Organization |
Xellerateユーザーのデフォルト組織。 | Xellerate Users |
Role |
Xellerateユーザーのデフォルト・ロール。 | Consultant |
StartRecord |
この属性はバッチ・リコンシリエーションに使用されます。バッチ・リコンシリエーションを開始するレコード番号を指定します。
関連項目: 「バッチ・リコンシリエーション」 |
1 |
BatchSize |
この属性はバッチ・リコンシリエーションに使用されます。各バッチに含めるレコード数を指定します。
関連項目: 「バッチ・リコンシリエーション」 |
3 |
NumberOfBatches |
この属性はバッチ・リコンシリエーションに使用されます。リコンサイルするバッチの総数を指定します。
関連項目: 「バッチ・リコンシリエーション」 |
すべてのレコードをリコンサイルする場合のデフォルト値: All Available
サンプル値: |
IsIPlanetTarget |
この属性はコネクタの今後のリリースで使用するためのものです。 | True
注意: これはデフォルト値です。この値は変更しないでください。 |
スケジュール済タスク属性に値を指定したら、手順のステップ10に進んでスケジュール済タスクを作成します。
リコンシリエーションの停止
コネクタのユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済タスクが実行中であり、ユーザー・レコードがリコンサイルされているとします。リコンシリエーション・プロセスを停止する場合は、次のようにします。
ステップ1〜4を実行して、リコンシリエーションのスケジュール済タスクを構成します。
タスク・スケジューラで「Stop Execution」チェック・ボックスを選択します。
「Save」をクリックします。
このガイドで前述したように、プロビジョニングとは、Oracle Identity Managerを介して、ターゲット・システム上でユーザー・アカウント情報を作成または変更することです。
この項では、プロビジョニングの構成に関する次の項目について説明します。
注意: Oracle Identity Managerのプロビジョニング機能をターゲット・システムに対して使用する場合は、この手順を実行する必要があります。 |
アダプタは、プロビジョニング機能を実装するために使用されます。コネクタのXMLファイルをインポートすると次のアダプタがOracle Identity Managerにインポートされます。
Update iPlanet Role Details
iPlanet PP String
iPlanet Create OU
iPlanet Delete OU
iPlanet Move OU
iPlanet Create Role
iPlanet Delete Role
iPlanet Add User to Group
iPlanet Create Group
iPlanet Remove User From Group
iPlanet Create User
iPlanet Change Org Name
iPlanet Delete User
iPlanet Remove Role from user
iPlanet Delete Group
Update iPlanet Group Details
Chk Process Parent Org
iPlanet Add Role to User
iPlanet Move User
iPlanet Modify User
これらのアダプタは、プロビジョニング操作で使用する前にコンパイルする必要があります。
「アダプタ・マネージャ」フォームを使用してアダプタをコンパイルするには、次のようにします。
「アダプタ・マネージャ」フォームを開きます。
現在のデータベースにインポートしたすべてのアダプタをコンパイルするには、「すべてをコンパイル」を選択します。
(すべてではないが)複数のアダプタをコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「選択したものをコンパイル」を選択します。
注意: 正常にコンパイルされなかったアダプタのみを再コンパイルするには、「以前の失敗分をコンパイル」をクリックします。そのようなアダプタはコンパイルのステータスがOK になっていません。 |
「開始」をクリックします。選択したアダプタがOracle Identity Managerによってコンパイルされます。
Oracle Identity Managerがクラスタ環境にインストールされている場合は、OIM_home
/xellerate/Adapter
ディレクトリから、コンパイル済のアダプタをクラスタの他の各ノードの同じディレクトリにコピーします。必要な場合には、その他のノードのアダプタ・ファイルを上書きします。
一度に1つのアダプタをコンパイルする場合は、「アダプタ・ファクトリ」フォームを使用します。
関連資料: 「アダプタ・ファクトリ」フォームおよび「アダプタ・マネージャ」フォームの使用方法の詳細は、『Oracle Identity Manager Toolsリファレンス・ガイド』を参照してください。 |
アダプタの詳細情報を表示するには、次のようにします。
「アダプタ・マネージャ」フォームでアダプタをハイライト表示します。
アダプタの行ヘッダーをダブルクリックするか、アダプタを右クリックします。
表示されるショートカット・メニューで「アダプタの起動」を選択します。アダプタの詳細が表示されます。
注意: この項ではオプションの手順を説明します。組織のユーザーのプロビジョニングを有効化しない場合は、この手順を実行する必要はありません。 |
組織単位のユーザーのプロビジョニングを有効化するためのAttrName.Prov.Map.iPlanet
参照定義のデフォルト設定は次のとおりです。
ldapOrgDNPrefix=ou
ldapOrgUnitObjectClass=OrganizationalUnit
組織のユーザーのプロビジョニングを有効化する場合は、次のように設定を変更します。
関連資料: 参照定義の変更の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
ldapOrgDNPrefix=o
ldapOrgUnitObjectClass=organization
組織単位をプロビジョニングするには、次のようにします。
Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「組織」を開きます。
「作成」をクリックします。
作成する組織の名前およびタイプを指定して、「組織の作成」をクリックします。
リストから「リソース・プロファイル」を選択します。
「新しいリソースのプロビジョニング」をクリックします。
組織単位のオプションを選択します。
「続行」をクリックし、再度「続行」をクリックします。
ITサーバーの参照フィールドで、必要なITリソースに対応するリソース・オブジェクトを選択します。
「続行」をクリックし、検証ページで再度「続行」をクリックします。
グループまたはロールをプロビジョニングするには、次のようにします。
Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「組織」を開きます。
「管理」をクリックします。
グループまたはロールをプロビジョニングする組織単位を検索します。
リストから「リソース・プロファイル」を選択します。
「新しいリソースのプロビジョニング」をクリックします。
このページで選択する必要のあるオプションは、作成するものによって異なります。
グループを作成する場合はグループのオプションを選択します。
グループを作成する場合はロールのオプションを選択します。
「続行」をクリックし、検証ページで再度「続行」をクリックします。
グループまたはロールの名前を入力します。
ITサーバーの参照フィールドで、ITリソースを選択します。
「続行」をクリックし、検証ページで再度「続行」をクリックします。
注意: この手順は、Sun Java System Directoryの複数インストール用のコネクタを構成する場合以外は実行しないでください。 |
Sun Java System Directoryの複数のインストールに対してコネクタを構成する場合があります。次の例でこの要件について説明します。
Acme Multinational Inc.の東京、ロンドンおよびニューヨークの事業所には、独自にSun Java System Directoryがインストールされています。最近、この会社では、Oracle Identity Managerをインストールし、これを構成してインストールされたすべてのSun Java System Directoryをリンクしようとしています。
このような例で示される要件に対応するには、Sun Java System Directoryの複数のインストールに対するコネクタを構成する必要があります。
ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成するには、次のようにします。
関連資料: この手順の各ステップ実行の詳細は、『Oracle Identity Managerデザイン・コンソール・ガイド』を参照してください。 |
ターゲット・システム・インストールごとに1つずつリソース・オブジェクトを作成して構成します。
「Resource Objects」フォームは、「Resource Management」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、iPlanet User
リソース・オブジェクトが作成されます。このリソース・オブジェクトは、残りのリソース・オブジェクトを作成するためのテンプレートとして使用できます。
リソース・オブジェクトごとに1つずつITリソースを作成して構成します。
「IT Resources」フォームは「Resource Management」フォルダにあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、iPlanet User
ITリソースが作成されます。このITリソースは、同じリソース・タイプの、残りのITリソース作成用のテンプレートとして使用できます。
リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス・フォームを設計します。
「Form Designer」フォームは、「Development Tools」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、次のプロセス・フォームが作成されます。
UD_IPNT_USR
(メイン・フォーム)
UD_IPNT_ROL
(多値属性用の子フォーム)
UD_IPNT_GRP
(多値属性用の子フォーム)
これらのプロセス・フォームは、残りのプロセス・フォームを作成するためのテンプレートとして使用できます。
リソース・オブジェクトごとに1つずつプロセス定義を作成して構成します。
「Process Definition」フォームは、「Process Management」フォルダ内にあります。コネクタのXMLファイルをインポートすると、iPlanet User
プロセス定義が作成されます。このプロセス定義は、残りのプロセス定義を作成するためのテンプレートとして使用できます。
ターゲット・システム・インストールごとにプロセス定義を作成するとき、実行する必要のある次の手順は、それぞれのプロセス定義の作成に関連しています。
「Object Name」参照フィールドから、手順1で作成したリソース・オブジェクトを選択します。
「Table Name」参照フィールドから、手順3で作成したプロセス・フォームを選択します。
「IT Resource」データ型のアダプタ変数をマッピングするときは必ず、手順2で作成したITリソースを「Qualifier」リストから選択してください。
各ターゲット・システム・インストールについてリコンシリエーションを構成します。手順は、「リコンシリエーションの構成」を参照してください。リコンシリエーションのスケジュール済タスクごとに、次の属性の値のみを変更する必要がありますので注意してください。
ITResourceName
ResourceObjectName
TrustedSource
信頼できるソースとして指定するSun Java System DirectoryインストールのTrustedSource
属性をTrue
に設定します。
必要であれば、Xellerate Userリソース・オブジェクトに対してリコンサイルされるフィールドを変更します。
管理およびユーザー・コンソールを使用してプロビジョニングを実行する場合、ユーザーのプロビジョニング先のSun Java System Directoryインストールに対応するITリソースを指定できます。