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Oracle Access Managerアップグレード・ガイド
10g(10.1.4.2.0)
E05837-01
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Oracle Access Managerの新機能

Oracle Access Manager 10g(10.1.4.0.1)の新機能は、次の各項で説明しています。


注意:

Oracle Access Manager 10g(10.1.4.0.1)の新機能の全体的なリストと、その説明を記載したドキュメントについては、『Oracle Access Manager概要』の「Oracle Access Managerの新機能」を参照してください。

製品およびコンポーネントの名前の変更

元の製品名であるOblix NetPointは、Oracle Access Managerに変更されました。大部分のコンポーネント名の変更はありません。ただし、次の表で示すように、知っておく必要のある重要な変更がいくつかあります。

項目 旧名称 新名称
製品名 Oblix NetPoint

Oracle COREid

Oracle Access Manager
製品名 Oblix SHAREid

NetPoint SAML Services

Oracle Identity Federation
製品名 OctetString Virtual Directory Engine(VDE) Oracle Virtual Directory
製品リリース Oracle COREid 7.0.4 Oracle Application Server 10gリリース2(10.1.2)の一部としても利用可能
ディレクトリ名 COREid Data Anywhere Data Anywhere
コンポーネント名 COREidサーバー アイデンティティ・サーバー
コンポーネント名 Access Manager ポリシー・マネージャ
コンソール名 COREidシステム・コンソール アイデンティティ・システム・コンソール
アイデンティティ・システム・トランスポート・セキュリティ・プロトコル NetPoint Identityプロトコル Oracle Identityプロトコル
アクセス・システム・トランスポート・プロトコル NetPoint Accessプロトコル Oracle Accessプロトコル
管理者 NetPoint管理者

COREid管理者

マスター管理者
ディレクトリ・ツリー Oblixツリー 構成ツリー
データ Oblixデータ 構成データ
Software Developer Kit アクセス・サーバーSDK

ASDK

Access Manager SDK
API アクセス・サーバーAPI

Access API

Access Manager API
API アクセス管理API

Access Manager API

ポリシー・マネージャAPI
デフォルトのポリシー・ドメイン NetPoint Identityドメイン

COREid Identityドメイン

Identityドメイン
デフォルトのポリシー・ドメイン NetPoint Access Manager

COREid Access Manager

Accessドメイン
デフォルトの認証スキーム NetPointの認証なし

COREidの認証なし

匿名
デフォルトの認証スキーム NetPoint Basic Over LDAP

COREid Basic Over LDAP

Oracle Access and Identity Basic Over LDAP
デフォルトの認証スキーム AD Forest用のNetPoint Basic Over LDAP

AD Forest用のCOREid Basic Over LDAP

AD Forest用のOracle Access and Identity Basic Over LDAP
アクセス・システム・サービス AMサービスの状態 ポリシー・マネージャAPIサポート・モード

製品またはドキュメントで以前の名称が使用されている場合は、新しい名称に読み替えてください。

アップグレードの計画、方法およびデプロイ・シナリオ

アップグレードの担当者およびチームを支援するため、このマニュアルには一般的なデプロイ・シナリオの計画の詳細が追加されています。この章では、2つのデプロイ・シナリオに基づいて使用できる方法について説明します。実際の環境でアップグレードに必要な時間を算出するために、停止時間の評価時に検討が必要な事項も含まれています。

アップグレードの計画および追跡の概要

計画の概要は、既存のデプロイに関する情報を収集してアップグレードの計画を開始する際に参考として使用できます。追跡の概要は、担当者およびチームがアップグレード・プロセスで実行する必要があるアクティビティの進捗状況を素早く追跡できるように用意されています。

アップグレードの概念およびメソッド

このマニュアルでは、アップグレードの概念およびメソッドに加えて、バックアップおよびリカバリの計画や、特定のサポートが終了となっている場合のアップグレードの実行計画について説明します。

自動アップグレード・プロセスおよび手動タスク

アップグレードに含まれる自動のプロセスおよび手動のタスクのクイック・ツアーが用意されています。ここでは、何が自動プロセス中に保存され、何を手動で処理する必要があるかに関する情報について説明します。

サポートの変更

このマニュアルでは、サポートされているプラットフォームおよびバージョンにおける変更について説明します。

グローバリゼーション、システムの動作および下位互換性

Oracle Access Managerの以前のリリースと10g(10.1.4.0.1)の間で変更されたシステム動作について説明する章が新たに追加されています。たとえば、Oracle Access Manager 10g(10.1.4.0.1)では、Unicodeの使用により、29の言語に対するグローバリゼーション・サポートを提供するプロセスが実施されました。このサポートの詳細な説明があります。一部のファイル形式は、各ガイドからわかるとおり、独自の.lst形式から.xml形式に変更されています。他にもシステム変更が行われ、この変更は概要にまとめてあります。

アップグレードの前提条件および準備

以前のインストールをアップグレードする前の準備として実行しておく必要があるタスクが詳しく説明され、便宜上、アップグレードのタイプ別に分けられています。

スキーマおよびデータのアップグレード

スキーマおよびデータの管理者が、スキーマおよびデータのアップグレードを実行し、残りのインストールをアップグレードする前に、アップグレードが成功していることを確認できるようにするために、新しい方法が開発されました。

コンポーネントのアップグレード

このマニュアルには、スキーマおよびデータのアップグレードが成功した後に行うコンポーネントのアップグレードのみを扱う項が追加されています。

カスタマイズのアップグレード

この情報は詳しく説明され、カスタマイズのタイプ別(アイデンティティ・システムのカスタマイズおよびアクセス・システムのカスタマイズ)に分けられています。

監査およびレポートの変更

Oracle Access Manager 10g(10.1.4.0.1)では、国際化された文字をサポートするために、oblix_audit_events、oblix_rpt_as_reports、oblix_rpt_as_resourcesおよびoblix_rpt_as_usersの各表の定義が変更されました。国際化された文字の処理に必要な手順は、使用しているデータベースのタイプによって異なります。

単一パネルへのチャレンジ属性とレスポンス属性の配置

以前のリリースでは、チャレンジ・フレーズ属性とレスポンス属性をユーザー・マネージャ、グループ・マネージャおよび組織マネージャの「プロファイル」ページの異なるパネルに配置できました。ただし、10g(10.1.4.0.1)では、チャレンジ・フレーズ属性とレスポンス属性を同じパネルに配置する必要があります。

アップグレードしたインストール環境の検証

アップグレードした環境の検証に役立つ章が新たに追加されています。

停止時間ゼロのメソッドによるアップグレード

第15章で説明するリリース10.1.4パッチ・セット1(10.1.4.2.0)のツールおよび詳細を使用すると、ユーザーに対して停止時間がほとんどない状態で、あるいは停止時間ゼロでデプロイをアップグレードできます(停止時間ゼロのアップグレード・メソッド)。この結果、デプロイはリリース10.1.4パッチ・セット1(10.1.4.2.0)になります。

SolarisからLinuxへの切替えを伴うアップグレード

Oracle Access Managerには、Solarisプラットフォーム上の既存のデプロイを10g(10.1.4.0.1)にアップグレードする際に、プラットフォームをSolarisからサポート対象のLinuxに切り替える方法があります。この結果、デプロイはリリース10g(10.1.4.0.1)になります。

トラブルシューティング

新たに追加されたトラブルシューティングの付録では、すべてのアップグレード・タスクおよびプロセスで役立つ情報について説明します。