Oracle9i Lite デプロイ・ガイド

このマニュアルでは、Oracle9i Liteのデプロイの方法を説明します。内容は次のとおりです。

デプロイの主な目的は、同期システムの初期化（準備）です。この初期化とは、Oracle9i Liteの初回の使用時に、Mobileサーバー・リポジトリとMobileクライアント間でアプリケーションとデータを同期することです。この初回の同期により、Mobileクライアントにアプリケーションとデータがダウンロードされ、Windows 32マシンまたはモバイル・デバイスからアプリケーションを起動できるようになります。

注意: デプロイに関する記述以外で同期について説明している場合は、Oracle9i Liteをデプロイした後で実行する、データの同期を意味しています。この場合（デプロイ以外）の同期では、Oracle9i Liteは、Mobileサーバーで構成される中間層を使用して、メイン（中央）のOracleデータベースとOracle Liteデータベース間でのみデータを同期します。

Webブラウザで表示します。
ブラウザを開いて、次のURLを入力します。

http://<使用するMobileサーバーのURL>/setup

Mobileクライアントのリストが表示されます。
Mobileクライアントをダウンロードします。
a. 使用するマシンにダウンロードする、適切なMobileクライアントをクリックします。

b. 「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。ファイル名フィールドには、選択したプラットフォームに対して適切な、.CAB、.EXEまたは.SISというファイル・タイプの実行可能セットアップ・ファイルが表示されます。選択したディレクトリに実行可能ファイルを保存します。

注意: Palmデバイスの場合は、アプリケーションとデータの同期にPalmデスクトップ・ソフトウェアが使用するWin32マシン上のディレクトリに、Palm用Mobileクライアントをダウンロードします。次に、hotsyncを実行してPalm用Mobileクライアントをインストールします。
Mobileクライアントをインストールします。
Palm以外のプラットフォームの場合は、手順2で実行可能セットアップ・ファイルを保存したディレクトリに移動します。実行可能セットアップ・ファイルをダブルクリックして実行します。

注意: Webベースのアプリケーションでは、デフォルトのインストールはオンライン/オフライン・モードではなく、同期モードになっています。
Mobileクライアントを同期します。
Web-to-Go用Mobileクライアントでは、このステップ（デプロイでの同期ステップ）はsetup.exeを実行するときに自動的に実行されます。

すべてのプラットフォームのMobileクライアントで、次の手順を実行します。

a. ランタイム・ライブラリをインストールしたディレクトリに移動して、Mobile Syncアプリケーションを起動します。

b. 「mSync」ダイアログ・ボックスが表示されます。ユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名とパスワードがわからない場合は、ユーザーを作成してパスワードを割り当てたシステム管理者に確認してください。「サーバー」フィールドには、使用するMobileサーバーのURLを入力します。「適用」をクリックし、次に「同期」をクリックします。

mSyncの実行によって、使用するクライアント・マシンにアプリケーションとデータがダウンロードされます。これにより、ダウンロードしたアプリケーションを起動できるようになります。

Oracle9i Lite デプロイ・ガイド

1. 概要

2. デプロイの方法