リリース ノート

     前  次    目次     
コンテンツの開始位置

JRockit Mission Control 1.0 リリース ノート

このドキュメントには、BEA JRockit Mission Control 1.0 に関する重要な詳細情報が含まれています。内容は以下のとおりです。

 


BEA JRockit R26.4 の新機能および改善事項

このリリースの主な目的は、ツールの安定性を向上させることでした。重要な機能の追加は、このリリースでは行われていません。

 


BEA JRockit R26.3 の新機能および改善事項

 


BEA JRockit R26.2 の新機能および改善事項

 


BEA JRockit R26.0 の新機能および改善事項

 


最新の変更点

JRockit Mission Control のさまざまなリリースに行われた変更事項は、以下に示します。

BEA JRockit R26.4 リリースでの変更事項

BEA JRockit R26.4 リリースでは、以下の変更が行われました。

変更要求 ID
説明
CR283027
永続化の機能に変更があったため、履歴データの表示には永続属性データのみが含まれるようになりました。
CR273969
以前は、Management Console で永続化を有効にするには、再起動する必要がありました。この問題は修正されています。
CR274165
永続化レイヤにあった以下のその他の問題が修正されました。
  • 永続データが、接続ごとに別のファイルに保存されるようになりました。
  • 接続中に永続セットを変更しようとすると、すべての接続を閉じるように求められます。これは、永続セットの変更が接続中に行えないからです。

BEA JRockit R26.3 リリースでの変更事項

BEA JRockit R26.3 リリースでは、以下の変更が行われました。

変更要求 ID
説明
CR208105
速度計に表示する属性を変更するオプションが、Management Console の速度計のポップアップ メニューに追加されました。
CR250019
ネットワークの遅延が原因で GUI がフリーズする問題を修正するために、GUI 機能がネットワーク IO 呼び出しから分離されました。
CR261212
確認済みの問題 CR261718 が修正されました。
CR262801
以前は、RMP サーバを無効なポート、つまり占有済みのポートで起動しようとすると、その後で有効なポートに対して再起動できませんでした。この問題は修正されています。

BEA JRockit R26.2 リリースでの変更事項

BEA JRockit R26.2 のリリースにおける変更事項は、以下のとおりです。

変更要求 ID
説明
CR241626、CR247386
Memory Leak Detector のグラフおよびインスタンス インスペクタ内では、コンテキスト メニューの操作を適用できない状況でもメニューが無効にならない場合があります。この問題は修正されています。
CR244231
JRockit Runtime Analyzer (JRA) では、参照オブジェクトの数が実際よりも多く記録される問題が修正されました。
CR250017
JMAPI と JLMEXT では、使用されるスレッド スタックのダンプ形式が異なっていました。現在は、JMAPI メソッド ThreadSystem#getThreadStackDump() では、JLMEXT ThreadMXBean#getThreadStackDump() メソッドと同じコード パスが使用されています。これにより、ダンプ形式の食い違いによる混乱が解消されました。
CR253583
JRA 記録を行うと、記録の開始時と終了時にガベージ コレクションが実行されるため、アプリケーションのパフォーマンスが低下する可能性があります。ガベージ コレクションの実行を無効にするには、JRA の記録を開始するときにオプション heapstats=false を指定します。ガベージ コレクションを無効にすると、JRA の記録から一部の情報が失われます。
CR254819
start_management_serverstart_rmp_server の両方の control break ハンドラについて、ポートを指定できるようになりました。
start_management_server port=<port#> 構文を使用してください。
CR254636、CR255962
メモリの割り当てを頻繁に行うアプリケーションに対して JRA によるサンプリングを実行すると、予想外に大きなパフォーマンス上の影響が発生する場合があります。この問題は修正されています。

BEA JRockit R26.0 リリースでの変更事項

BEA JRockit R26.0 リリースにおける変更事項は、以下のとおりです。

変更要求 ID
説明
CR180667
[新しい接続] ダイアログ ボックスのサーバ名入力フィールドに、JDP によって検出されたサーバ名のリストが追加されるようになりました。
CR206186
JRockit Management Console のチャート表示では、アプリケーションの終了と再起動を行った場合でも、表示対象の属性サブスクリプションが保持されるようになりました。
CR208294
以前は、メソッド プロファイラのメソッド選択ダイアログに表示されるのはパブリック メソッドのみでした。現在では、宣言されているすべてのメソッドが表示されるようになっています。
CR210028
以前は、プロファイリングの対象にできないネイティブ/抽象メソッドが、メソッド プロファイラのメソッド選択ダイアログに表示されていました。現在では、これらのメソッドは表示されないようになっています。
CR210030
プロファイリングの対象としてメソッド プロファイラで選択済みのメソッドは、[Add Method] ウィザードではグレー表示されて選択できないようになりました。
CR210518
通信プリファレンスが変更されて、デフォルトの更新時間のみが設定されるようになりました。この設定は、設定ファイルへの永続化も行われます。
CR211708、CR238905
JRockit Runtime Analyzer を使用するにはライセンスが必要になりました。開発者向けの無料ライセンスとプロダクション環境で使用するためのライセンスの 2 種類のライセンスが用意されています。
詳細については、
http://dev2dev.bea.com/jrockit/tools.html を参照してください。
CR222700
ネットワーク上で自動検出された JRockit JVM インスタンスを必要に応じてブロックするためのチェックボックスが、JRockit Management Console の [Preferences] ダイアログに追加されました。
CR228592
メモリ リーク ツールが原因で JVM がフリーズまたはクラッシュすることがありました。この問題は修正されています。
CR231402
以前は、属性を 1 つも持たない MBean は JRockit Management Console の属性インスペクタに表示されませんでした。現在では、すべての MBean が表示されるようになっています。
CR237249
Memory Leak Detector セッションを開始すると、Memory Leak Detector は、まず管理サーバに接続してネイティブの Memory Leak Server を起動します。その後、クライアントは匿名ポートを使用して、その Memory Leak Server に接続します。このリリースでは、ファイアウォールによる制限が厳しい場合でも接続が可能なように、ネイティブの Memory Leak Server で使用するリスン ポートを指定できるようになっています。このリスン ポートの指定が必要な場合は、Memory Leak Detector の起動時にコマンドラインで com.jrockit.memleak.mlsport システム プロパティを使用して指定してください。
CR238194
(JRockit Management Console の) 永続化されないグラフ データ用のデータ バッファの最大容量が、ヒープの空き領域のサイズに合わせて動的に設定されるようになりました。
CR238196
JRockit Management Console の属性インスペクタに TabularData タイプの属性を表示できるようになりました。
CR238205
ライブ セットに関する合成属性およびガベージ コレクションによる休止時間の合成属性が JRockit Management Console に追加されました。
CR238769
JRockit Management Console での属性データの永続化が正常に機能するようになりました。
CR238808
JRockit Management Console の [Preferences] ダイアログの [Persistence] タブにおいて、ログ ローテーションの設定を指定できるようになりました。
CR240694
JRockit Management Console で属性サブスクリプションに対する Y 軸の自動範囲設定が有効になっている場合は、スケールを適用した値に基づいてグラフ軸の範囲が決定されるようになりました。
CR241880
JRockit Management Console に表示される MBean の属性データを更新するためのリフレッシュ ボタンが追加されました。
CR243090
(CPU 使用率が設定値を超えた場合などの) トリガの発生時に、スレッドのスタック ダンプをアプリケーションへの警告またはログ ファイル、あるいはその両方に書き込む通知アクションが JRockit Management Console に追加されました。
CR243386
JRockit Management Console のメソッド プロファイラにボタンが追加され、クラスのすべてのメソッドを一括して選択または選択解除できるようになりました。
CR245479
以前は、JRockit Runtime Analyzer (JRA) でのメソッドの表示のフィルタ処理が正常に機能しませんでした。フィルタを設定すると、表示対象となるメソッドがある場合でも何も表示されなくなることがありました。この問題は修正されています。
CR246870
同じ JVM インスタンスで、JRA の記録を連続して複数回実行すると、記録ときに JRA の「number of exceptions thrown」カウンタおよび「number of freelist misses」カウンタが正しく表示されなかった。現在は、各回の記録の実行前にカウンタがリセットされるようになっています。
CR247601
このリリースの BEA JRockit には Mercury Diagnostics Profiler が含まれています。無償で使用できるこのプロファイラの提供により、Java/J2EE 開発チームが開発環境でアプリケーションのプロファイリングを行うことが可能になりました。
詳細については、
http://www.mercury.com/us/products/diagnostics を参照してください。

 


確認済みの問題

BEA JRockit R26 リリースでは以下の問題が確認されています。

問題
説明
CR274165
Management Console の永続化レイヤに、いくつかの問題があることが確認されています。
  • 接続中に永続セットを変更するには、接続されているすべての JVM インスタンスから接続を切断し、収集されたデータをクリアする必要があります。
  • 履歴データのグラフを表示しているときに永続セットを変更すると、永続化されたデータが適切にクリアされない場合があります。データが適切にクリアされなかった場合、次に新しい永続データの収集を開始したときに例外が送出されます。
CR241626、CR247386
Memory Leak Detector のグラフおよびインスタンス インスペクタ内では、コンテキスト メニューの操作を適用できない状況でもメニューが無効にならない場合があります。そのような無効な操作のメニュー項目を選択した場合は、通常、エラー メッセージが表示されます。

注意 : この問題は BEA JRockit R26.2 で修正されています。

CR244231
JRockit Runtime Analyzer (JRA) では、参照オブジェクトの数が実際よりも多く記録される場合があります。
JRA による記録を実行すると、リファレントを持つ有効な参照オブジェクトの個数の情報がサンプリングされます。この数は、有効なオブジェクトの実際の個数の上限値です。つまり、実際の個数が記録された個数を超えることはありませんが、ガベージ コレクションのコンフィグレーションによっては、実際の個数の方が少ない可能性はあります。このことは、ソフト参照、弱参照、ファントム参照のいずれの種類の参照にも当てはまります。
回避策 :
現時点では、この問題の回避策はありません。

注意 : この問題は BEA JRockit R26.2 で修正されています。

CR249007、CR249235
JRockit Runtime Analyzer において、メモリ リークに関する軽微な問題が確認されています。このリークが大きな問題となるのは、長時間にわたって多数の記録を作成し続けた場合だけです。

注意 : この問題は BEA JRockit R26.2 で修正されています。

CR250954
JRA クライアントでメソッドを右クリックすると、[Launch external program] が表示されて選択可能になります。このメニューを選択すると外部ソース コード ブラウザの統合的な使用が可能になりますが、このメニューの機能は現在まだ有効になっていません。
CR254636、CR255962
メモリの割り当てを頻繁に行うアプリケーションに対して JRA によるサンプリングを実行すると、予想外に大きなパフォーマンス上の影響が発生する場合があります。

注意 : この問題は BEA JRockit R26.2 で修正されています。

CR261718
異なるロケールで Memory Leak Detector を実行すると、報告する最低のヒープ使用量 (Lowest heap usage to report) のプリファレンス設定が壊れる可能性があります。設定値として、「100% 以上」、「タイプを非表示する、または 0%」および「すべてのタイプを表示する」を使用することができます。
回避策 :
プリファレンス設定を編集して、許容される値 (たとえば "0.001"、現在のロケールにおいて有効な値) を設定します。または、このツールが実行されていないときに、設定ファイル ~/.MemoryLeakDetector/memleak.xml を削除します。

注意 : この問題は BEA JRockit R26.3 で修正されています。


  ページの先頭       前  次