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Management Console を実行し使用する前に、表示したい JVM ごとに別々の接続を設定した方がよいでしょう。Management Console は、管理サーバに接続したコンピュータ上でリモートに実行するのが望ましいでしょう。そうすれば、実行中の JRockit への干渉が最小限に抑えられます。
Management Console のコンフィグレーション (設定) には以下のタスクがあります。
接続ブラウザ (図 4-2) には、保存されている BEA JRockit JVM への接続がフォルダに整理されて表示されます。必要に応じて、ツリー構造に独自のフォルダや接続ノードを追加できます。
[Add New Connection] ダイアログ ボックス (図 5-1) が表示されます。
注意 : | Management Console の起動時に自動検出を有効にした場合は、動作しているすべての JRockit インスタンスのリストが [Server name] ドロップダウン リストに表示されます (詳細については、「自動検出の設定」を参照してください)。 |
接続ブラウザ内に新しいフォルダが表示されます (図 5-2)。
アクティブな BEA JRockit JVM 接続に関する情報だけを表示することができます。切断された接続の情報を非表示にする方法は次のとおりです。
切断された接続の情報を再び表示するには、選択したときと同じ操作で [Hide Disconnected] を選択解除します。
注意 : | 接続が 1 つしかない場合は、常にその接続が表示されます。 |
アクセスしたくない接続は、Ignore List で非表示にします。
Management Console では、さまざまなプリファレンスを設定することができます。これらのプリファレンスは、General、Persistence、Communication という 3 つのグループに大別されます (図 5-3)。Communication プリファレンスは開発者モードでのみ表示されます。
[Preferences] ウィンドウ (図 5-3) が表示されます。
Management Console は、アクセスしたい情報の種類に応じて、次の 2 つの操作モードのいずれかで実行できます。
General プリファレンスでは、操作モードの設定に加えて、以下の設定も変更できます。
[自動検出] オプションを使用すると、ネットワーク上で動作している他の JRockit インスタンスを自動的に検出することができます。[Block auto discovery messages] チェックボックスがチェックされていない場合、Management Console はネットワーク上の他の JRockit インスタンスを自動的に検索します。検出された JRockit インスタンスは、[Add New Connection] ダイアログ ボックス (図 5-1) の [Server name] ドロップダウン リストに表示されます。
永続ディレクトリというのは、Management Console が永続化された属性値を (属性サブスクリプション ログに) 保存する場所です。保存される値は、たとえば名前変更などの MBean に対して行った変更です。属性サブスクリプション ログの保存は、Management Console の終了時に行われます。何らかの原因でログに問題が起きた場合は、それらのログを削除してから Management Console で新しいものを作成することができます (「すべての属性サブスクリプション ログの消去」を参照してください)。
ログ ローテーションを有効にした場合は、永続化されるログのサイズを設定できます。この設定を行うと、ログのサイズが設定した上限に達した時点で新しいログ ファイルが自動的に作成されるようになります。ログ ローテーションを有効に設定した上でログの最大サイズを指定すると、完全なログ ローテーションが実行されるようになり、ログ全体のサイズが最大サイズに達した場合は、その時点で最も古いログ ファイルが削除されます。そのため、コンピュータ上でログ ファイルが占める領域のサイズが予想外に大きく変動することがなくなります。
ファイルのデフォルトの場所は <User_Home>¥.ManagementConsole¥data¥
です。
Management Console を終了するたびに、指定したディレクトリに新しい側面の値のログが保存されます。これらのログを手動で変更することはお勧めできません。
Management Console を管理者モードに設定してあれば、通信設定を変更することができます (「操作のモード」を参照してください)。通信設定では、デフォルトの更新間隔を指定できます。
Management Console は、ユーザによる設定を記憶しておくために、終了時に自動的に設定ファイルを作成します。このファイルは consolesettings.xml
という名前で、次のフォルダに置かれます。
<user home directory>¥.ManagementConsole
ユーザのホーム ディレクトリの実際のパスはプラットフォームによって異なります。Windows では ¥Documents and Settings¥<username>
のようになります。次に例を示します。
C:¥Documents and Settings¥<username>¥ManagementConsole
上記のディレクトリを見てもこのファイルが見つからない場合は、おそらくまだ作成されていません。Management Console を終了すれば作成されます。
警告 : | このファイルを手動で編集しないでください。編集すると、Management Console が起動時にクラッシュするおそれがあります。 |
設定ファイルに問題が発生した場合は、いつでもファイルを削除して、Management Console に新しいファイルを作成させることができます。
consolesettings.xml
ファイルは、ホーム ディレクトリの ¥ManagementConsole
フォルダに格納されます。Windows を使用している場合、パスは次のようになります。
C:¥Documents and Settings¥<user_name>
¥ManagementConsole
(<user_name>
は Management Console を実行しているユーザ名)
Linux を使用している場合、パスは通常次のようになります。
/home/<user_name>
/ManagementConsole
(<user_name>
は Management Console を実行しているユーザ名)
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