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Oracle Fail Safeインストレーション・ガイド
リリース3.4.1 for Microsoft Windows
E06045-01
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4 Oracle Fail Safeの削除

この章では、Oracle Fail Safeを削除するときに役立つ次の項目について説明します。

Oracle Fail Safeリリース2.1.3などの古くなったソフトウェアの削除や、Oracle Fail Safeソフトウェアの別のOracleホームへの移動を行うときなどにOracle Fail Safeを削除します。ただし、この章で説明する削除手順は、Oracle Fail Safeソフトウェアを現在のリリースにアップグレードする場合には使用しないでください。ローリング・アップグレードの実行については付録Aを参照しください。サイレント・モードでの削除の実行については付録Bを参照してください。


注意:

Oracle Fail Safeを削除するまでは、Microsoft Cluster Server(MSCS)ソフトウェアを削除しないでください。Oracle Fail Safeの実行中にMSCSソフトウェアを削除すると、MSCSメタデータがすべて削除され、問題が発生する可能性があります。詳細は、5.3項を参照してください。

4.1 Oracle Fail Safeリリース3.nソフトウェアの削除

Oracle Fail Safeソフトウェアの削除には、グループからのリソースの削除と、特定のクラスタ・ノードで実行するためのリソースの再構成の2つが含まれます。

Oracle Fail Safeソフトウェアを削除するには、次の手順を実行します。


手順1   Oracle Fail Safe Managerを使用して構成されたグループからの、クラスタ・リソースの削除。

この手順は、Oracle Fail Safeを使用して構成されたグループに対してのみ実行します。MSCSを使用して構成されたグループ(たとえばクラスタ・グループ)に対しては、この手順を実行しないでください。

Oracle Fail Safe Managerを使用して、次の作業を実行します。

  1. Oracle Fail Safeが削除された後スタンドアロンのリソースを扱うノードに、各グループを移動します。

  2. グループからすべてのリソースを削除します。

  3. すべてのグループを削除します。

  4. Oracle Fail Safe Managerを終了します。


手順2   Oracle Universal Installerの起動とソフトウェアの削除。

Oracle Universal Installerを起動して、次の作業を実行します。

  1. 「製品の削除」をクリックして、「インベントリ」ダイアログ・ボックスを表示します。

  2. Oracle Fail Safeリリース3.nソフトウェアが含まれたOracleホームを選択します。

  3. ツリー・ビューを拡張して、Oracle Fail Safe 3.nの隣にあるチェック・ボックスを選択します。

  4. 「削除」をクリックします。


手順3   Oracle Universal Installerの終了。

「終了」をクリックして、Oracle Universal Installerを終了します。

4.2 Oracle Fail Safeリリース2.nソフトウェアの削除

Oracle Fail Safeリリース2.0.5、2.1.2または2.1.3を削除するには、Oracle Installer(Oracle Universal Installerの前のインストーラ)を使用する必要があります。Oracle Installerを使用してインストールされたOracle Fail Safeのリリースを削除するために、Oracle Universal Installerは使用できません。

Oracle Fail Safeソフトウェアを削除するには、次の手順を実行します。


注意:

手順1は、ローリング・アップグレードの実行中には、実行しないでください。


手順1   すべてのリソースの削除とすべてのグループの削除。

この手順は、Oracle Fail Safeを使用して構成されたグループに対してのみ実行します。MSCSを使用して構成されたグループ(たとえばクラスタ・グループ)に対しては、この手順を実行しないでください。

Oracle Fail Safe Managerを使用して、次の作業を実行します。

  1. Oracle Fail Safeが削除された後スタンドアロンのリソースを扱うノードに、各グループを移動します。

  2. グループからすべてのリソースを削除します。

  3. すべてのグループを削除します。

  4. Oracle Fail Safe Managerを終了します。

手順2   Oracle Installerの起動。

Oracle Installerを起動します。Microsoft Windowsの「スタート」メニューからOracle Installerが使用できない場合は、Oracle Fail Safe CD-ROMの\OracleInstallディレクトリを使用してアクセスします。\OracleInstallディレクトリのOrainst.exeをダブルクリックしてOracle Installerを起動してください。

これによって起動されるOracle Installerが、Oracle Fail Safeリリース2.1.3以下のリリースの削除に使用するインストーラです。

手順3   Oracle Fail Safeコンポーネントの削除。

Oracle Installerの「Software Asset Manager」ダイアログ・ボックスで、「Oracle Fail Safe Server」、「Oracle Fail Safe Manager」またはその両方を「インストール済の製品」ウィンドウから選択して、「削除」をクリックして削除します。

手順4   MSCSからのOracle Fail SafeリソースDLLの登録解除。

通常、Oracle Fail Safeソフトウェアを削除するときは、「はい」をクリックする必要があります。ただし、Oracleリソースをクラスタから登録解除するときに、「はい」「いいえ」のどちらにするか判断するための詳細な情報については、次のリストを参照してください。

手順5   Oracle Installerの終了。

「終了」をクリックして、Oracle Installerを終了します。