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Oracle® Databaseプラットフォーム共通日本語README
10g リリース1(10.1)

 
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Oracle ODBC Driver

原典情報: %ORACLE_HOME%\odbc\html\ODBCRelnotesUS.htm


目次

1 説明

2 新機能

3 テスト構成

4 機能

5 ソフトウェアのサポート

6 必要なソフトウェア

7 必要なハードウェア

8 サーバーのソフトウェア要件

9 リリース・ノート

1 説明

Oracle ODBC Driverを使用すると、Microsoft Open Database Connectivity(ODBC)APIを実装するMicrosoft Windows XP、Windows 2000、Windows NTおよびWindows 98アプリケーションで、Oracleデータベースの読取りと書込みを実行できます。

Oracle ODBC Driver配布キットには、Dynamic Link Library、Windowsヘルプ・ファイル、ライセンスのコピーおよび製品の説明が含まれています。ODBC対応のアプリケーションを使用するには、Oracle ODBC Driverの他に次のソフトウェアが必要です。

2 新機能

ODBC 10.1.0.2.0

ODBC 9.2.0.4.0

ODBC 9.2.0.3.0

ODBC 9.2.0.2.0

ODBC 9.0.1.3.0

ODBC 9.0.1.2.0

ODBC 8.1.7.4.0

ODBC 8.1.7.3.0

ODBC 8.1.7.2.0

ODBC 8.1.7.1.0

ODBC 8.1.5.5.0

ODBC 8.1.5.4.0

ODBC 8.1.5.3.0

ODBC 8.1.5.0.0

ODBC 8.0.5.5.0

ODBC 8.0.5.4.0

ODBC 8.0.5.3.0

ODBC 8.0.5.1.0

ODBC 8.0.5

ODBC 8.0.4.0.2

ODBC 8.0.4.0.0

 

3 テスト構成

次の表に、ODBCのリリースの動作が保証されたテスト構成をまとめています。この表は、ODBCドライバの動作が確認されている環境を示すことを目的としています。サポートされているすべての環境を表すリストではありません。

ODBCの
バージョン
データベースの
バージョン
オペレーティング・
システム
MDACサード・パーティ
製品
10.1.0.2.010.1.0.2.0Windows XP SP22.70.9001.0MSOffice XP
 9.2.0.2.0  MSOffice 2000
 9.0.1.4.0  Visual Basic 6.0

4 機能

Oracle ODBC Driverは、バージョン3.52のMicrosoft ODBC仕様に準拠しています。

5 ソフトウェアのサポート

Oracle ODBC Driverに関してサポートを受ける場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。オラクル社では、サポート契約がない場合にはOracle ODBC Driverのサポートを提供していません。

6 必要なハードウェア

Oracle ODBC Driverでは、Windows XP、Windows 2000、Windows NTまたはWindows 98でサポートされる次のシステム構成が必要です。

7 必要なソフトウェア

8 サーバーのソフトウェア要件

この項では、Oracle ODBC DriverでODBC対応のアプリケーションをサポートするために必要なサーバー・ソフトウェアを示します。

9 リリース・ノート

9.1 インストール後

Microsoft ODBCアドミニストレータを使用してOracle ODBC Driverデータ・ソースを構成します。Oracle ODBC Driverヘルプ・ファイルのデータ・ソースの構成に関する項を参照してください。

9.2 新機能

Oracle ODBC Driverヘルプ・ファイルの新機能に関する項を参照してください。

9.3 データ変換

Oracle ODBC Driverでは、Microsoft ODBC 3.00 Software Development Kit(SDK)のガイドラインに従って、realデータ型およびdoubleデータ型の操作と表示を行います。SQL_DOUBLEおよびSQL_FLOATの精度(使用される最大桁数)は15です。

double値がOracleデータベースに格納されている場合、これらのデータ型の精度はODBCが現在サポートしている精度を大きく上回ることがあります。最終的な結果では精度が低くなります。次に例を示します。

デフォルトの精度でOracleに定義されているfloatデータ型が、次の数値だとします。

123.9991029382123

これがWindowsプラットフォームに変換されると、数値の精度が次のように低くなります。

123.999102938212

このように精度が低くなると、アプリケーションによって異なる動作が発生します。Microsoft Accessでは、ユーザーがデータを更新できなくなります。Oracleの値が123.9991029382123で、Microsoft Accessの数値123.99910293821はオリジナルだが切り捨てられているため、Microsoft Accessはデータが変更されたと認識します。切捨てが行われた数値123.99910293821を選択条件として使用すると、Microsoft Accessでは行を更新できません。該当する行がOracleデータベースに存在しないためです。Oracleデータベースには123.9991029382123を含むオリジナルの行のみが存在します。

Microsoft Queryでは表示が不正確になります。次に、double precision数値の表示例を示します。

-1.123400000000000E-001

Microsoft Queryでは、この数値は次のように表示されます。

-1.123400000000000E-00

Microsoft QueryがSQLColAttributesをコールすると、表示サイズとして22が返されます。ODBC SDKでは、double precisionデータを表示するために次の書式が定義されています。

Total 22 Length

( a sign,15 digits,a decimal point,the letter E,a sign and 3 digits)

この例では、文字列全体の長さは23で、精度に対応する桁数は15ではなく16です。このためデータが正しく表示されません。

ODBCを使用する際の精度の問題を回避する一般的な方法としては、doubleデータ型でOracleデータベースに格納されているデータを、『Microsoft ODBC Programmer's Reference and SDK Guide』の仕様に準拠させることが必要です。

9.4 Oracle ODBC Driverのソフトウェアの既知の問題

9.5 修正済のソフトウェアの問題

リリース1(10.1.0.2.0)