この章では、Oracle HTML DBのインストールの概要を示し、インストール前に考慮する問題について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
インストール・プロセスには、次の4つの手順が含まれます。
インストールの計画: Oracle HTML DBのインストールに必要な手順の概要については、この章を参照してください。
インストール要件の確認: ソフトウェアをインストールするために満たす必要がある最小のシステム要件については、第2章「Oracle HTML DBのインストールの要件」を参照してください。
ソフトウェアのインストール: Oracle HTML DBをインストールする方法については、次の章および付録を参照してください。
第3章「ソフトウェアのインストール」: この章では、ソフトウェアをインストールする方法について説明します。
付録A「Oracle HTML DBのトラブルシューティング」: この付録では、インストールのトラブルシューティングに役立つ情報を示します。
インストール後のタスクの実行: インストール後の推奨および必須のタスクについては、第4章「Oracle HTML DBのインストール後のタスク」を参照してください。
Oracle HTML DBはブラウザ・ベースの開発環境であり、プログラマでないユーザーでも、これを使用してデータベース集中型のWebアプリケーションを作成できます。Oracle HTML DBを使用すると、開発者はデスクトップ・データベースの生産性と、Oracleデータベースのセキュリティ、信頼性およびパフォーマンスのメリットを得ることができます。
Oracle HTML DBをインストールするには、次の2段階の手順を実行します。
Oracle HTML DBを構成するデータベース・オブジェクトをOracleデータベース(Oracle9i リリース2(9.2.0.3)以上)にインストールします。
Oracle HTML DBがインストールされたOracleデータベースに接続するように、mod_plsql
が実装されたリリース9.0.3以上のOracle HTTP Serverを構成します。