Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for HP-UX PA-RISC(64-bit) B25036-02 |
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この章では、Oracle Universal Installerを起動して、Oracle Database Companion CDインストール・メディアに含まれている製品をインストールする方法について説明します。 次の内容について説明します。
第1章と第2章で説明した作業を完了した後は、次の全般的な手順に従ってCompanion CD製品をインストールします。
Oracle HTML DBは、Oracle HTTP Serverのホームにインストールします。既存のOracle HTTP Serverインストールがない場合は、Oracle HTTP ServerとともにOracle HTML DBをインストールできます。
Oracle Database 10g Productsに含まれるOracle Workflow Serverを使用する場合は、Oracle Workflow中間層コンポーネントをインストールする前に、「Oracle Workflow中間層コンポーネントをインストールするためのOracle Workflow Serverの準備」で説明する手順を実行する必要があります。Oracle Workflow中間層コンポーネントはOracle Database 10g Companion Productsとともに使用できます。
この項では、Oracle Workflow中間層コンポーネントをインストールする方法について説明します。
Oracle Database Companion CDソフトウェアはインストール・メディアで使用可能です。または、Oracle Technology NetworkのWebサイトからダウンロードすることもできます。
ソフトウェアをインストールする準備をしてから、次のいずれかの方法でソフトウェアにアクセスします。
ほとんどのUNIXベースのシステムでは、ディスクをディスク・ドライブに挿入すると自動的にマウントされます。ディスクが自動的にマウントされない場合は、この項で説明する手順を実行します。
ディスクをマウントする手順は、次のとおりです。
root
に切り替えます。
$ su - root
# /usr/sbin/umount /SD_DVD
この例で、/SD_DVD
はディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
# /usr/sbin/mount -F cdfs -o rr /dev/dsk/cxtydz /SD_DVD
この例では、/dev/dsk/c
x
t
y
d
z
はディスク・ドライブのデバイス名、/SD_DVD
はマウント・ポイント・ディレクトリです。
操作を続けるには、次の該当する項を参照してください。
この項では、次のいずれかのオプションを使用してOracle HTML DBをインストールする方法について説明します。
Oracle HTML DBをインストールする手順は、次のとおりです。
oracle
)としてログインし、DISPLAY
環境変数を設定します。
$ cd /tmp
$ /directory_path
/runInstaller
このコマンドのdirectory_path
は、インストール・メディアまたはハード・ディスク上のcompanion
ディレクトリのパスです。
Oracleホームの検索方法については、「Oracle Databaseの要件」を参照してください。各ホームを選択してApache Standaloneを検索します。Oracle HTTP Serverは、「ホームの詳細の指定」画面にApache Standaloneとして表示されます。
関連項目:
「次へ」をクリックしたとき、警告メッセージが表示されることがあります。既存のOracle HTML DBインストールがある場合、このメッセージは、このインストールに関連付けられたデータベース・アクセス記述子(DAD)の値が、必要なディレクティブの一部に対して不十分か誤っていることを通知します。このため、これらの値はアップグレードに不適切となります。この条件でOracle HTML DBをアップグレードする場合、まず問題を修正する必要があります。Oracle HTML DBをインストールする場合は、このインストール・セッションを続行します。
次へ進むには「OK」をクリックします。
「HTML DBデータベースの詳細の指定」画面で、Oracle HTML DBの構成に必要な情報を入力します。
ホスト名
データベースがインストールされているシステムのホスト名を指定します。ホスト名がローカル・ホストの場合は、localhost
ではなく、コンピュータの名前を入力します。
ポート
データベース・システム上のOracle Net ListenerのTCP/IPポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は1521です。Oracle Databaseインストールのデフォルトのポート番号を調べるには、tnsnames.ora
ファイルをチェックします。このファイルは、デフォルトで$ORACLE_HOME/network/admin
ディレクトリにあります。
データベース・サービス名
Oracle HTML DBデータベース・オブジェクトをインストールするデータベースのデータベース・サービス名(sales
など)を指定します。または、ドメイン名を入力できます。通常、このドメイン名はグローバル・データベース名(sales.us.mycompany.com
など)と同じです。
Oracle HTML DBを構成するには、Oracle HTML DBデータベース・オブジェクトをリリース9.2.0.3以上のOracle Databaseにインストールする必要があります。10gリリースのOracle HTTP Serverを使用する場合は、インストール時に指定した情報に基づいて、Oracle Universal Installerにより、mod_plsql
構成ファイルにデータベース・アクセス記述子(DAD)が、Oracle HTTP Server構成ファイルhttpd.conf
にディレクトリ別名が自動的に作成されます。ただし、Oracle9i HTTP Serverリリース2インストールを使用する場合は、第4章で説明するインストール後の手順を実行して、これらの設定値を手動で作成する必要があります。
表領域名
Oracle HTML DBデータベース・オブジェクトをロードする表領域の名前を入力するか、デフォルト(SYSAUX
)を受け入れます。
SYSパスワード
データベースのSYS
ユーザーのパスワードを指定します。
HTML DBパスワード
Oracle HTML DBスキーマ(users
)に使用するパスワードを指定します。このスキーマは、インストール時にデータベース内に作成されます。
インストールが完了すると、このパスワードを使用して、Oracle HTML DBに管理ユーザーとして接続できます。指定したパスワードは、HTMLDB_PUBLIC_USER
スキーマ(mod_plsql
でデータベースに接続するために使用)、FLOWS_010600
スキーマおよびFLOWS_FILES
スキーマでも使用されます。
HTML DBパスワードの確認
正しいパスワードを指定したかどうかを確認するために、パスワードを再入力します。
「HTML DBアップグレード情報の指定」画面で、使用可能なDADのリストから、アップグレードするOracle HTML DBインストールを選択します。
アップグレードするOracle HTML DBインストールを指定すると、ホスト名、ポートおよびデータベース・サービス名の値が各フィールドに自動的に表示されます。これらの値は変更できません。これ以外のフィールドは、「HTML DBデータベースの詳細の指定」画面に表示される内容と同じです。
root
ユーザーとして別の端末ウィンドウで次のスクリプトを実行します。
oracle_base/oraInventory/orainstRoot.sh oracle_home/root.sh
次に、「OK」をクリックします。
関連項目:
Oracle Database 10g Productsは、既存のOracle Database 10gリリース2(10.2)のOracleホームにインストールする必要があります。
Oracle Database 10g Productsをインストールするには、最初にOracle Universal Installerを実行します。次に、Oracle Workflow Serverを構成してからOracle Workflow中間層コンポーネントをインストールします。
Oracle Database 10g Productsをインストールする手順は、次のとおりです。
oracle
)としてログインし、DISPLAY
環境変数を設定します。
$ cd /tmp
$ /directory_path
/runInstaller
このコマンドのdirectory_path
は、インストール・メディアまたはハード・ディスク上のcompanion
ディレクトリのパスです。
選択したOracleホームにOracle Real Application Clusters(RAC)がインストールされている場合は、Oracle Universal Installerにより「選択されたノード」画面が表示されます。次へ進むには「次へ」をクリックします。
Oracle Workflow Serverは、インストールした後、Oracle Workflow中間層コンポーネントをインストールする前に構成する必要があります。Oracle Workflowを構成するには、Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを使用できます。グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を使用してOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを実行する手順は、次のとおりです。
関連項目:
非対話型モードでOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを実行する方法については、「非対話型モードでのOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントの実行」の項を参照してください。 |
$ORACLE_HOME/wf/install/wfinstall.csh
「サーバーのみ」オプションを選択した場合、Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントは、Oracle WorkflowをOracle Databaseにインストールします。
「言語の追加」インストール・オプションを選択した場合は、追加する言語の略語を選択します。Oracle Workflowは、言語を追加する前にインストールする必要があります。
owf_mgr
)を受け入れます。このアカウントのデフォルトの表領域はUSERS
で、一時表領域はTEMP
です。必要な場合は、この表領域を変更できます。
SYS
アカウントのパスワードを入力します。
(DESCRIPTION =(ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = host_name)(PORT = port_number))) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = database_service_name)))
接続文字列はtnsnames.ora
ファイルに格納されます。このファイルは、デフォルトで$ORACLE_HOME/network/admin
ディレクトリにあります。
接続するLDAPディレクトリに関する次のLDAPサーバー情報を入力し、「OK」をクリックします。これらの値は、インストール後、必要な場合は「グローバル・ワークフロー・プリファレンス」Webページで更新できます。
cn=orcladmin
cn=changelog
cn=Base, cn=OracleSchemaVersion
次のパラメータの値を入力して、「OK」をクリックします。
http://localhost.com/pls/wf
Oracle HTTP Serverをすでにインストールしている場合は、localhost.com
を、Webリスナーがリクエストを受け入れるサーバーとTCP/IPポート番号に置き換えます。それ以外の場合、このパラメータはプレースホルダ値に設定したままにします。この場合は、Oracle HTTP ServerとOracle Workflowをインストールした後に、Oracle Workflow Managerの通知メーラー構成ウィザードでこのパラメータを設定する必要があります。
通知メーラー構成値は、必要な場合は初回インストール後にOracle Workflow Managerで更新できます。また、「グローバル・ワークフロー・プリファレンス」WebページでOracle WorkflowのHTMLエージェント値を更新することもできます。
構成のステータスをチェックするには、$ORACLE_HOME/wf/install/workflow.log
ファイルを確認します。
Oracle Database 10g Companion Productsには、次の製品が含まれています。
Oracle Database 10g Companion Productsを新規のOracleホームにインストールする手順は、次のとおりです。
oracle
)としてログインし、DISPLAY
環境変数を設定します。
$ cd /tmp
$ /directory_path
/runInstaller
このコマンドのdirectory_path
は、インストール・メディアまたはハード・ディスク上のcompanion
ディレクトリのパスです。
Oracle Workflow中間層を既存のOracle HTTP ServerのOracleホームのみにインストールする場合は、選択したOracleホームが存在することを手動で確認する必要が発生する場合があります。次に、「次へ」をクリックします。
Oracle Workflow中間層を構成するには、mod_plsql
構成ファイルにデータベース・アクセス記述子(DAD)を作成し、Oracle HTTP Server構成ファイルにディレクトリ別名を作成する必要があります。これらの作業は、指定した情報を使用してOracle Universal Installerが完了します。
次の情報を入力します。
Oracle Workflow Serverデータベース・オブジェクトをデータベースにインストールする際に使用したユーザー(スキーマ名)を指定します。デフォルトのユーザー名はowf_mgr
です。
データベースがインストールされているシステムのホスト名を指定します。ホスト名がローカル・ホストの場合は、localhost
ではなく、コンピュータの名前を入力します。
データベース・システム上のOracle Net ListenerのTCP/IPポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は1521です。
Oracle Workflow Serverデータベース・オブジェクトをインストールしたデータベースのデータベース・インスタンス識別子(SID)を指定します。
root
ユーザーとして新規端末ウィンドウで次のスクリプトを実行します。
oracle_base/oraInventory/orainstRoot.sh oracle_home/root.sh
次に、「OK」をクリックします。
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