Oracle Database インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for HP-UX Itanium B28244-01 |
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Oracleホームをクローニングするには、Oracleホームのコピーを作成してから新しい環境向けに構成する必要があります。Oracle Databaseの複数インストールを実行する場合は、既存のOracle Databaseインストールからファイルをコピーする方が新バージョンを作成するよりも短時間ですむため、この方法でOracleホームを個別に作成できます。また、この方法はクローニングするOracleホームがパッチ適用済の場合にも便利です。このOracleホームをクローニングすると、新規のOracleホームにもパッチ更新がコピーされます。
Oracleホームをクローニングする手順は、次のとおりです。
そのためには、インストール・セッションのinstallActions
date_time
.log
ファイルを確認します。通常、このファイルは/
orainventory_location
/logs
ディレクトリにあります。
パッチをインストール済の場合は、次のコマンドを実行してパッチのステータスをチェックできます。
$ $ORACLE_HOME/OPatch ORACLE_HOME=ORACLE_HOME_using_patch $ $ORACLE_HOME/OPatch opatch lsinventory
たとえば、ソースOracleインストールが/u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1
にある場合は、次のコマンドを使用してdb_1
ディレクトリをZIPで圧縮します。
# zip -r db_1.zip /u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1
10.2.0
ディレクトリにあるadmin
、flash_recovery_area
およびoradata
ディレクトリは残しておきます。これらのディレクトリは、後で新規データベースの作成時にターゲット・インストールに作成されます。
# unzip -d / db_1.zip
$ORACLE_HOME/network/admin
ディレクトリに存在する.ora(*.ora)ファイルをすべて削除します。
$ORACLE_HOME/oui/bin
ディレクトリから、解凍後のOracleホームに対してOracle Universal Installerをクローン・モードで実行します。次の構文を使用します。
$ORACLE_HOME/oui/bin/runInstaller -silent -clone ORACLE_HOME="target location" ORACLE_HOME_NAME="unique_name_on node" [-responseFile full_directory_path]
次に例を示します。
$ORACLE_HOME/oui/bin/runInstaller -silent -clone ORACLE_HOME="/u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1" ORACLE_HOME_NAME="db_1"
-responseFile
パラメータはオプションです。クローン時パラメータは、コマンドラインで指定する方法と、レスポンス・ファイルで指定し、そのレスポンス・ファイルをコマンドラインで指定する方法があります。
Oracle Universal Installerが起動し、クローニング・アクションがcloneActions
timestamp
.log
ファイルに記録されます。通常、このログ・ファイルは/
orainventory_location
/logs
ディレクトリにあります。
$ cd $ORACLE_HOME/bin $ ./dbca
$ cd $ORACLE_HOME/bin $ ./netca
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