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Oracle Database インストレーション・ガイド
10g リリース2(10.2) for Linux Itanium

B25920-01
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E Oracle Databaseグローバリゼーション・サポートの構成

この付録の内容は、次のとおりです。

NLS_LANG環境変数

Oracleのグローバリゼーション・サポートにより、ユーザーは選択したロケールおよびキャラクタ・セット設定でデータベースと対話できます。Oracleソフトウェアのロケール動作を指定するには、NLS_LANG環境変数を設定します。この変数では、クライアント・アプリケーションとデータベース・サーバーに使用する言語と地域を設定します。また、SQL*Plusなどのクライアント・プログラムでデータの入力と表示に使用されるキャラクタ・セットも設定されます。

NLS_LANG環境変数の書式は、次のとおりです。

NLS_LANG=language_territory.characterset

各項目の意味は次のとおりです。

パラメータ  説明 

language 

Oracleメッセージ、ソート、曜日および月の名前の表示に使用する言語を指定します。 

territory 

デフォルトの日付書式、金額書式および数値書式の規則を指定します。 

characterset 

クライアント・アプリケーションで使用するエンコーディング(通常は、ユーザー端末またはオペレーティング・システムのキャラクタ・セットに対応するOracleキャラクタ・セット)を指定します。 

NLS_LANG環境変数は、すべてのUNIXベース・プラットフォームでシェルのローカル環境変数として設定します。たとえば、オペレーティング・システムのロケール設定がen_US.UTF-8の場合は、対応するNLS_LANG環境変数をAMERICAN_AMERICA.AL32UTF8に設定する必要があります。

関連項目:

NLS_LANGパラメータとグローバリゼーション・サポート初期化パラメータの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。 


注意:

AL32UTF8は、XMLTypeデータに適したOracle Databaseキャラクタ・セットです。これは、有効なXML文字をすべてサポートするIANA登録済の標準UTF-8エンコーディングと同等です。

Oracle Databaseのデータベース・キャラクタ・セットUTF8(ハイフンなし)をデータベース・キャラクタ・セットAL32UTF8またはキャラクタ・エンコーディングUTF-8と混同しないでください。データベース・キャラクタ・セットUTF8はAL32UTF8で置き換えられています。XMLデータにはUTF8を使用しないでください。UTF8でサポートされるのはUnicodeバージョン3.1以下のみで、有効なXML文字がすべてサポートされるわけではありません。AL32UTF8には、このような制限はありません。

XMLデータにデータベース・キャラクタ・セットUTF8を使用すると、致命的なエラーが発生したりセキュリティに悪影響を及ぼす可能性があります。データベース・キャラクタ・セットでサポートされていない文字がinput-document要素名に表示される場合は、置換文字(通常は「?」)で置き換えられます。このため、解析が終了して例外が発生します。 


次の表に、NLS_LANG環境変数に有効な値の一部を示します。


注意:

オペレーティング・システムのロケール環境設定を判別する方法は、オペレーティング・システム固有のマニュアルを参照してください。 


オペレーティング・
システム・ロケール
 
NLS_LANG 

フランス語(フランス) 

FRENCH_FRANCE.WE8ISO8859P15、
FRENCH_FRANCE.WE8ISO8859P1、
FRENCH_FRANCE.WE8MSWIN1252、FRENCH_FRANCE.AL32UTF8 

日本語(日本) 

JAPANESE_JAPAN.JA16EUC、JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS、JAPANESE_JAPAN.AL32UTF8 

様々な言語によるOracle Universal Installerの実行

デフォルトでは、Oracle Universal Installerはオペレーティング・システムで選択した言語で実行されます。Oracle Universal Installerは次の言語で実行することもできます。

Oracle Universal Installerを別の言語で実行するには、次の方法があります。


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