Oracle Database Clientインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Solaris Operating System(x86-64) B28449-01 |
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Oracle Clientソフトウェアはディスク(DVD)形式で配布されますが、Oracle Technology NetworkのWebサイトからもダウンロードできます。ほとんどの場合は、Oracle Universal Installerのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を使用してソフトウェアをインストールします。ただし、このGUIを使用せずにOracle Universal Installerを使用してサイレント・モードのインストールを実行することもできます。
この章の内容は、次のとおりです。
Oracle Universal Installerを起動する前に、次のガイドラインを参照します。
以前のリリースのOracleでこのリリースのコンポーネントをインストールする場合は、Oracle Universal Installerを使用しないでください。
Oracle Clientソフトウェアはコンパクト・ディスク(DVD)形式で配布されますが、Oracle Technology NetworkのWebサイトからもダウンロードできます。ソフトウェアをハード・ディスクからインストールするには、Oracle Technology Networkからダウンロードして解凍するか、ディスクを入手している場合はディスクからコピーする必要があります。
Oracle Clientにアクセスしてインストールするには、次のいずれかの方法を使用します。
この項では、インストール・アーカイブ・ファイルをダウンロードしてハード・ディスク上で抽出する方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。
Oracle Technology Networkからインストール・アーカイブ・ファイルをダウンロードする手順は、次のとおりです。
http://www.oracle.com/technology/software/
ファイル・サイズは、ファイル名の隣に表示されます。
ほとんどの場合は、使用可能ディスク領域として、すべてのアーカイブ・ファイルのサイズ合計の2倍以上のディスク領域が必要です。
OraCli10g
など、インストール・ディレクトリを保持する親ディレクトリを製品ごとに作成します。
インストール・アーカイブ・ファイルを抽出する手順は、次のとおりです。
$ gunzip filename
.cpio.gz
このコマンドにより、次のような名前のファイルが作成されます。
filename
.cpio
$ cpio -idcmv < filename
.cpio
注意
一部のブラウザでは、ダウンロード中にファイルが解凍されますが、ファイル拡張子 |
このコマンドでは、ファイルごとにサブディレクトリDisk
n
が作成されます。n
は1またはファイル名で識別されるディスク番号です。
必須インストール・ファイルをすべて抽出した後に、 「Oracle Clientソフトウェアのインストール」を参照してください。
Oracle Clientをインストールする前に、ソフトウェアをハード・ディスクにコピーできます。これにより、インストール・プロセスの実行速度が若干向上します。ディスクの内容をハード・ディスクにコピーする前に、ディスクをマウントする必要があります。次の各項では、ディスクをマウントし、ディスクの内容をハード・ディスクにコピーする方法を説明します。
ほとんどのSolarisシステムの場合は、ディスクをディスク・ドライブに挿入すると自動的にマウントされます。ディスクが自動的にマウントされない場合は、次の手順でマウントします。
root
に切り替えます。
$ su - root
# eject
# ls /dvd/dvd0
# /usr/sbin/mount -r -F hsfs /dev/dsk/cx
ty
dz
s2 /dvd
この例では、/dvd
がディスクのマウント・ポイント・ディレクトリで、/dev/dsk/c
x
t
y
d
z
s2
がディスク・デバイスのデバイス名(たとえば/dev/dsk/c0t2d0s2
)です。
操作を続けるには、次の該当する項に進んでください。
システムにDVDドライブが搭載されていない場合は、ソフトウェアをディスクから別のシステム上のファイル・システムにコピーしてから、NFSを使用してそのファイル・システムをマウントするか、またはFTPを使用してソフトウェアをインストールするシステムにファイルをコピーできます。
ディスクの内容をハード・ディスクにコピーする手順は、次のとおりです。
$ mkdir OraCl
10g
$ cd OraCl
10g
一部のプラットフォームでは、ディスクをドライブに挿入すると自動的にマウントされます。ディスクが自動的にマウントされない場合は、プラットフォーム固有のマウント方法について、「ディスクのマウント」を参照してください。
$ cp -R /directory_path
OraCl
10g
この例では、/
directory_path
がディスクのマウント・ポイント・ディレクトリ(たとえば/dvd
)またはDVD上のclientディレクトリのパスです。マウント・ポイント・ディレクトリは/dvd
です。
必要なすべてのディスクをコピーした後に、「Oracle Clientソフトウェアのインストール」を参照してください。
この項では、Oracleソフトウェアのインストール方法について説明します。
Oracle Universal Installerを起動する前に、次のガイドラインを参照します。
以前のリリースのOracle製品でこのリリースのコンポーネントをインストールする場合は、Oracle Universal Installerを使用しないでください。
システムにOracle ClusterwareとOracle Real Application Clusters(RAC)がすでにインストールされている場合は、Oracle Universal Installerの「ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定」画面が表示されます。この画面で「ローカル・インストール」を選択する必要があります。
Oracle ClientがすでにインストールされているOracleホーム・ディレクトリにOracleソフトウェアを再インストールする場合は、開始する前に、すでにインストールされていたコンポーネントもすべて再インストールする必要があります。
この項では、デフォルトの設定として基本インストールを説明します。どのタイプのインストール・プロセスの場合でも、次のようにOracle Universal Installerを起動してソフトウェアをインストールします。
一部のプラットフォームでは、ディスクをドライブに挿入すると自動的にマウントされます。ディスクが自動的にマウントされない場合は、プラットフォーム固有のマウント方法について、「ディスクのマウント」を参照してください。
directory_path
はDVD上のclientディレクトリのパスです。
$ cd /tmp
$ /directory_path
/runInstaller
client
ディレクトリに変更して、次のコマンドを入力します。
$ ./runInstaller
Oracle Universal Installerが表示されない場合は、「X Windowの表示エラー」のトラブルシューティングを参照してください。
NetCAを非対話型モードで使用する方法について追加情報が必要な場合は、画面で「ヘルプ」をクリックします。
ソフトウェアのインストール後に完了する必要のある作業については、第4章を参照してください。
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