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Oracle Database プラットフォーム・ガイド
10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(64-bit)on Intel Itanium

B25021-03
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14 パラメータおよびレジストリの構成

この章では様々なOracle Database for Windowsコンポーネントのレジストリの使用方法について説明します。構成パラメータの推奨値および範囲も示します。

この章の項目は次のとおりです。

構成パラメータについて

Oracle Database for Windowsでは、構成パラメータを使用してファイルを検索し、すべてのOracle製品に共通のランタイム・パラメータを指定します。OracleプログラムまたはOracleアプリケーションで、ある特定の構成変数を変換する必要がある場合、Oracle Database for Windowsでは、関連するパラメータが使用されます。Oracleパラメータはすべてレジストリに格納されています。

レジストリの概要

Oracle Database for Windowsでは、構成情報はツリー構造に編成されたリポジトリ(レジストリ)に格納されます。ツリー構造は、レジストリのキーおよびそのキーのパラメータ値から構成されます。レジストリ エディタで、レジストリ・キーとパラメータ値を表示して変更できます。

キーとは、「レジストリ エディタ」ウィンドウの左のペインに表示されるフォルダです。キーには、サブキーまたはパラメータが含まれています。


注意

レジストリ エディタを使用すると、レジストリ・キーおよびパラメータ値を表示し、変更できますが、通常その必要はありません。実際、変更が適切でないとシステムが使用できなくなることがあります。したがって上級ユーザー以外は、レジストリを編集しないでください。レジストリに変更を加える場合は、その前にシステムをバックアップしてください。 


レジストリ エディタのパラメータは、次のような3つの部分から構成された文字列として表示されます。

たとえば、パラメータORACLE_SIDの場合、レジストリに次のエントリがあります。

ORACLE_SID:reg_sz:orcl1

Oracle Database for Windowsパラメータの値のクラスは次のとおりです。

ほとんどのOracle Database for Windowsパラメータ値は文字列型です。型が指定されていない場合は、Oracle Universal Installerのデフォルトが使用されます。

レジストリ・パラメータ

この項では、次のキーのOracle Database for Windowsレジストリ・パラメータについて説明します。Oracle Enterprise Managerなどのその他の製品には、この章では説明されない追加のキーおよびパラメータがあります。

これらのレジストリ値を変更するには、「regedtによるレジストリ・パラメータの管理」を参照してください。

¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥KEY_HOME_NAME

コンピュータの新規OracleホームにOracle製品をインストールするたびに、¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥KEY_HOME_NAMEが作成されます。このサブキーにはほとんどのOracle製品に対するパラメータ値が含まれます。


注意

複数のOracleホームを操作する場合のPATH変数およびレジストリ値の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドの付録「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。 


¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥KEY_HOME_NAMEには、Oracleホーム・ディレクトリの次のパラメータが含まれます。インストールした製品によって、追加パラメータが作成されることもあります。Windowsの開発マニュアルを参照してください。

MSHELP_TOOLS

Windowsのヘルプ・ファイルの場所を指定します。デフォルト値は次のとおりです。

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥mshelp

NLS_LANG

サポートされる言語、地域およびキャラクタ・セットを指定します。このパラメータでは、メッセージを表示する言語、地域およびその地域の週数と日数の計算規則、表示されるキャラクタ・セットを指定します。Oracle Universal Installerは、オペレーティング・システムの言語の設定に基づいて、インストール中にこの値を設定します。値のリストについては、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

ORA_CWD

現在の作業ディレクトリを指定します。たとえば、このパラメータを設定してからORADIMを使用すると、oradim.logというログ・ファイルがこのディレクトリ内に作成されます。このパラメータは手動で設定する必要があります。

ORA_SID_AUTOSTART

OracleServiceSIDサービスの開始時に、Oracle Databaseを起動します。デフォルト値はtrueです。

ORA_SID_PFILE

初期化パラメータ・ファイルへのフルパスを指定します。デフォルト値は、ORACLE_BASE¥admin¥DB_NAME¥pfile¥init.oraです。

ORA_SID_SHUTDOWN

デフォルト値のtrueに設定した場合、このパラメータは、コントロール パネルまたはNet stopコマンドを使用してOracleServiceSIDを手動で停止したときに、SIDで指定されているOracle Databaseのインスタンスを停止します。

ORA_SID_SHUTDOWN_TIMEOUT

特定のSIDのサービスが停止するまで、停止の完了を待機する最長時間(秒)を設定します。デフォルト値は30です。

ORA_SID_SHUTDOWNTYPE

OracleServiceSIDを停止する際にOracle Databaseを停止するモードを指定します。有効な値はa(異常終了)、i(即時)およびn(通常)です。デフォルト値はiです。

ORA_TZFILE

タイムゾーン・ファイルの場所を指定します。各ファイルには、次の情報が含まれます。

旧リリースでは、ORA_TZFILEのデフォルト値は次のとおりでした。

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥oracore¥zoneinfo¥timezone.dat

Oracle Database 10gリリース1(10.1)以上では、デフォルト値は次のようになります。

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥oracore¥zoneinfo¥timezlrg.dat

以前のデフォルト値timezone.datには、一般的に使用されているタイムゾーンのほとんどが含まれ、データベース・パフォーマンスを向上させるために小さくされています。新しいデフォルト値timezlrg.datには、小さい方のファイルに定義されていないタイムゾーンが含まれています。小さい方のファイルを使用できるようにするには、データベース管理者は次の操作を行う必要があります。

  1. Oracle Databaseを停止します。

  2. ORA_TZFILEtimezone.datファイルの場所のフルパス名に設定します。

  3. Oracle Databaseを再起動します。

タイムゾーン名を表示するには、SQL*Plusを使用して次の問合せを実行します。

SELECT * from v$timezone_names 

大きい方のtimezlrg.datファイルを使用している場合、追加タイムゾーンを使用しているデータがないことが確実な場合を除いて、そのまま使用する必要があります。また、情報を共有するすべてのデータベースは、同じタイムゾーン・ファイルを使用する必要があります。

関連資料

両タイムゾーン・ファイルのタイムゾーン名のリストは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照 

ORACLE_AFFINITY

Oracle Databaseプロセス内の各スレッドについて、Windowsプロセッサのアフィニティを指定します。このパラメータは手動で追加する必要があります。このパラメータを変更する場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡することをお薦めします。形式は次のとおりです。

name1:cpumask1;name2:cpumask2

nameは、バックグラウンド・スレッドの名前に設定する必要があります。非バックグラウンド(シャドウ)・スレッドにはuserを、特に処理のない他のスレッド・タイプにはdefを指定します。

nameマスクはOracle Databaseプロセスのアフィニティ・マスクを設定します。有効なバックグラウンド・スレッド名には、DBW0LGWRPMONSMONARCHRECOCKPTTRWRSNP0SNP9P000P481、およびv$bgprocessデータ・ディクショナリビューNAME列にあるその他の名前があります。

各アフィニティ設定は、対応する名前の有効なアフィニティ・マスク(またはこれに相当する数値)である必要があります。プロセスのアフィニティ・マスクは、Oracleサービスを最初に起動したときにのみ使用されます。各スレッドのアフィニティは、個々のスレッドが起動するとき(たとえば、バックグラウンド・スレッドの場合にはデータベースの起動時)のみ設定されます。

ORACLE_BASE

ORACLE_HOMEadminおよびoradataを含む最上位のOracleディレクトリ(C:¥oracle¥product¥10.2.0など)を指定します。デフォルトは、ORACLE_BASEです。

ORACLE_GROUP_NAME

インストール済Oracle製品のアイコンを含むグループの名前を指定します。インストールしたOracle製品のプログラム・グループがOracle Universal Installerによって作成されない場合でも(Oracle Netソフトウェアのみインストールした場合など)、最初にOracle製品をインストールした時点で、パラメータはレジストリに追加されます。デフォルト値は、Oracle - HOME_NAMEです。

ORACLE_HOME

Oracle製品がインストールされるOracleホーム・ディレクトリを指定します。このディレクトリはOracleディレクトリ階層のOracleベース・ディレクトリのすぐ下に置かれます。デフォルト値は、インストール中に指定するドライブ文字および名前です。

ORACLE_HOME_KEY

OracleパラメータのHKEY_LOCAL_MACHINEの場所。デフォルト値は、software¥oracle¥HOMEIDです。

ORACLE_HOME_NAME

Oracle製品がインストールされるOracleホーム・ディレクトリのホーム名を指定します。デフォルト値は、インストール中に指定する名前です。

ORACLE_PRIORITY

Oracle Database管理システム・プロセス内での、スレッドのWindowsスケジューリングの優先順位を指定します。形式は次のとおりです。

name1:priority1;name2:priority2 . . .

nameクラスにより、Oracle Databaseプロセスのpriorityクラスが設定されます。スレッドには、個別または一括で優先順位を割当て可能です。集合名userを使用すると、非バックグラウンド(シャドウ)・スレッドが指定されます。集合名defを使用すると、特に処理のないすべてのスレッド・タイプが指定されます。有効なバックグラウンド・スレッド名には、DBW0LGWRPMONSMONARCH0RECOCKPTTRWRSNP0SNP9、およびv$bgprocessデータ・ディクショナリ・ビューのNAME列にあるその他の名前があります。

デフォルト値は、class:normal; def:normalです。


注意

ORACLE_PRIORITYは、レジストリに自動的には作成されません。レジストリで定義されていない場合は、Windowsのデフォルト値がスレッドの優先順位として使用されます。 


ORACLE_SID

ホスト・コンピュータ上のOracle Databaseインスタンスの名前を指定します。インスタンスのSIDがこのパラメータの値です。デフォルト値は、Oracle Universal Installerのデータベース識別情報ウィンドウのエントリです。

OSAUTH_ENFORCE_STRICT

通常のオペレーティング・システム認証チェックと権限検索に加えて、オペレーティング・システム認証を使用して接続するために、オペレーティング・システム・ユーザーが認可されたグループに属している必要があるかどうかを指定します。

このエントリの値がtrueの場合、ユーザーは、オペレーティング・システム認証を使用して接続するにはWindowsコンピュータ上の次のいずれかのローカル・グループに属している必要があります。

デフォルト値はfalseです。

OSAUTH_PREFIX_DOMAIN

ユーザー認証を有効にします。trueに設定すると、サーバーで、ローカル・ユーザー、ドメイン・ユーザー、またはネットワーク内の別のドメインのドメイン・ユーザーであるかどうかに関係なく、1つのユーザー名を別のユーザー名と区別できます。falseに設定するとドメインは無視され、ローカル・ユーザーが、サーバーに返されるオペレーティング・システム・ユーザーのデフォルト値となります。デフォルト値はfalseです。

OSAUTH_X509_NAME

クライアント・ユーザーが、X.509準拠のエンタープライズ・ユーザーとしてOracle Databaseにアクセスできるようにします。このパラメータは、Windows 2000ドメインで動作するOracle Databaseコンピュータで、エンタープライズ・ユーザーおよびロールを使用する場合にのみ必要です。デフォルト値はfalseです。

RDBMS_ARCHIVE

バックアップ・データベース・ファイルの場所を指定します。デフォルト値は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥database¥archiveです。

RDBMS_CONTROL

バックアップ・データベース制御ファイルの場所を指定します。デフォルト値は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥databaseです。

SQLPATH

SQLスクリプトの場所を指定します。デフォルト値は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥dbsです。

¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE

このサブキーには、次のパラメータが含まれています。

INST_LOC

Oracle Universal Installerのファイルの場所を指定します。デフォルト値は、System Drive:¥program files¥oracle¥inventoryです。

OO4O

Oracle Objects for OLEメッセージ・ファイルの場所を指定します。デフォルト値は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥oo4o¥mesgです。

¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services

¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSetには、次の4つのキーが含まれています。

最初の3つは、オペレーティング・システムで使用されます。Servicesサブキーのみ編集できます。このキーには、次のパラメータが含まれています。

Oracle Counters for Windows Performance Monitorのパラメータ

Oracle Counters for Windows Performance Monitorのパラメータは次の場所にあります。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CURRENTCONTROLSET¥SERVICES¥ORACLEver¥PERFORMANCE

ORACLEverは、インストールされているOracle Databaseのバージョンを表します。

Oracle Database 10gリリース1(10.1)以上に準拠する複数のOracleホームでは、パラメータHostnameUsernamePasswordLOGFILEおよびPERF_FILE_NAMEは次の場所に移されました。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CURRENTCONTROLSET¥SERVICES¥ORACLEver¥
PERFORMANCE¥KEY_HOME_NAME


注意

データベースの指定には、HostnamePasswordUsernameの値のみを変更してください。operfcfgを使用することをお薦めします。「operfcfgの使用」を参照してください。 


Oracle Counters for Windows Performance MonitorにOracle Databaseパフォーマンス・オブジェクトの情報を表示するには、データベースにログオンする必要があります。デフォルトの情報が適切でない場合、またはその他のデータベースにアクセスする場合は、次のパラメータを変更します。

Oracle Counters for Windows Performance Monitorでは、次のパラメータがエントリ・ポイントとして必要です。

次のパラメータでは、Oracle Counters for Windows Performance Monitorログ・ファイルおよびオブジェクト構成ファイルを指定します。

Oracle Databaseサービスのパラメータ

¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CURRENTCONTROLSET¥SERVICESサブキーには、各Oracle Databaseサービスに対応する追加のサブキーが含まれています。

各サービス・サブキーには、次のパラメータが含まれています。

Oracle Real Application Clustersのレジストリ・パラメータ

Oracle Real Application Clustersのレジストリ値は、クラスタウェアに基づいています。クラスタウェアを使用していない場合、この情報の一部は、ご使用のクラスタ環境に該当しないことがあります。

¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥OCR

このサブキーには、次の値が含まれています。

regedtによるレジストリ・パラメータの管理


注意

必要な場合を除き、レジストリは編集しないでください。レジストリにエラーが発生した場合、Oracle Database for Windowsが動作しなくなり、レジストリ自体も使用できなくなることがあります。 


regedtによるパラメータ値の変更

Oracleに関連した設定を編集するには、次のようにします。

  1. 次のどちらかの方法でレジストリ エディタを起動します。

    • コマンド・プロンプトから次のように入力します。

      C:¥> regedt
      
      
    • 「スタート」「ファイル名を指定して実行」を選択し、「名前」フィールドにregedtと入力し、「OK」をクリックします。

    「レジストリ エディタ」ウィンドウが表示されます。

  2. 該当するキーをダブルクリックして、表示または変更する値に移動します。

    ウィンドウの左側には、レジストリ・キーの階層構造が表示されます。また、ウィンドウの右側には、レジストリ・キーに関連付けられている値が表示されます。

  3. パラメータをダブルクリックして編集します。

    「文字列エディタ」ダイアログが表示されます。


    画像の説明

  4. 必要な編集を行います。

  5. 「OK」をクリックします。

  6. 「レジストリ」メニューから「レジストリ エディタの終了」を選択します。

regedtによるレジストリへのパラメータの追加

レジストリにパラメータを追加するには、次のようにします。

  1. 次のどちらかの方法でレジストリ エディタを起動します。

    • コマンド・プロンプトから次のように入力します。

      C:¥> regedt
      
      
    • 「スタート」「ファイル名を指定して実行」を選択し、「名前」フィールドにregedtと入力し、「OK」をクリックします。

    「レジストリ エディタ」ウィンドウが表示されます。

  2. 新しい値を追加するキーに移動します。

  3. 「編集」メニューから「値の追加」を選択します。

    「値の追加」ダイアログが表示されます。


    画像の説明

  4. 「値の名前」フィールドに、現在選択されているキーに追加する値の名前を入力します。

  5. 「データ型」リストで、追加した値に割り当てる値のデータ型を選択します。

    • データ文字列の場合は、REG_SZREG_EXPAND_SZ(展開可能文字列の場合)またはREG_MULTI_SZ(複数行文字列の場合)

    • バイナリ値の場合は、値エントリをDWORD(16進データ)エントリとして識別する接頭辞REG_DWORD

  6. 「OK」をクリックします。

    「文字列エディタ」ダイアログが表示されます。


    画像の説明

  7. パラメータの値を入力します。

  8. 「OK」をクリックします。

    レジストリ エディタによりそのパラメータが追加されます。

  9. 「レジストリ」メニューから「レジストリ エディタの終了」を選択します。

Oracle Administration Assistant for Windowsを使用したレジストリ・パラメータの管理

regedtを使用してOracleホーム・パラメータを追加、編集および削除するかわりに、Oracle Administration Assistant for Windowsに含まれるスナップインの1つ、Oracleホーム構成スナップインを使用できます。この製品を使用するには、コンピュータにMicrosoft管理コンソールをインストールする必要があります。

関連項目

Oracleホーム・パラメータの詳細は、「¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥KEY_HOME_NAME」を参照 

Oracle Administration Assistant for Windowsの起動

Oracle Administration Assistant for Windowsを起動するには、次のようにします。

  1. 「スタート」「プログラム」「Oracle - HOME_NAME「Configuration and Migration Tools」「Administration Assistant for Windows」を選択します。

    Oracle Administration Assistant for Windowsが起動します。

  2. Oracleホームを展開します。

  3. 変更するOracleホームを右クリックします。


    画像の説明

  4. 「プロパティ」をクリックします。「プロパティ」ダイアログが表示されます。


    画像の説明

Oracleホーム・パラメータの追加

Oracleホーム・パラメータを追加するには、次のようにします。

  1. 「プロパティ」ダイアログで「追加」をクリックします。

    「値の追加」ダイアログが表示されます。


    画像の説明

  2. 「パラメータ名」フィールドに名前を入力します。

  3. 「パラメータ値」フィールドに値を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 「適用」をクリックします。


    注意

    Oracle Administration Assistant for Windowsでは、データ型がREG_SZのパラメータのみを追加できます。データ型が、REG_EXPAND_SZREG_MULTI_SZまたはREG_DWORDのパラメータを追加する場合は、regedtを使用してください。 


Oracleホーム・パラメータの編集

デフォルトのSIDを変更するには、「プロパティ」ダイアログの「デフォルトSID」リストからSIDを選択します。他のパラメータを編集するには、次のようにします。

  1. 「プロパティ」ダイアログの「その他の設定」リストでパラメータを選択します。

  2. 「編集」をクリックします。


    画像の説明

    「値の編集」ダイアログが表示されます。


    画像の説明

  3. 値を変更します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 「適用」をクリックします。

Oracleホーム・パラメータの削除

Oracleホーム・パラメータを削除するには、次のようにします。

  1. 「プロパティ」ダイアログの「その他の設定」リストでパラメータを選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

Oracle Counters for Windows Performance Monitorパラメータの変更

Oracle Counters for Windows Performance MonitorのHostnamePasswordおよびUsernameパラメータを変更するために、regedtを使用するかわりに、operfcfgまたはOracle Administration Assistant for Windowsを使用できます。

関連項目

HostnamePasswordおよびUsernameパラメータの詳細は、「Oracle Counters for Windows Performance Monitorのパラメータ」を参照 

operfcfgの使用

operfcfgはコマンド・プロンプトから実行するOracle Databaseツールです。次の構文を使用します。

operfcfg [-U username] [-P password] [-D TNS_Alias_for_database]

それぞれの意味は次のとおりです。

-U-Pおよび-Dコマンドはすべてオプションです。

次の例では、operfcfgの使用方法を説明します。まず、ユーザー名をdba_adminに、パスワードをfrankに変更し、データベース名を現在の値のままにするには、次のように入力します。

C:¥> operfcfg -U dba_admin -P frank

ユーザー名をdba_adminに、パスワードをfrankに、データベース名をprodに変更するには、次のように入力します。

C:¥> operfcfg -U dba_admin -P frank -D prod

現在のユーザー名およびデータベース名のパスワードをfrankに変更するには、次のように入力します。

C:¥> operfcfg -P frank

最後の例では、Hostnameパラメータをブランク値に変更し、Oracle Counters for Windows Performance Monitorをコンピュータのデフォルト・データベースに接続させます。現在のユーザー名およびパスワードは、このデータベースの有効なアカウントである必要があります。次のように入力します。

C:¥> operfcfg -D

Oracle Administration Assistant for Windowsの使用

Oracle Counters for Windows Performance MonitorスナップインはOracle Administration Assistant for Windowsの一部です。この製品を使用するには、コンピュータにMicrosoft管理コンソールをインストールする必要があります。

Oracle Counters for Windows Performance Monitorスナップインを使用するには、次のようにします。

  1. 「スタート」「プログラム」「Oracle - HOME_NAME「Configuration and Migration Tools」「Administration Assistant for Windows」を選択します。

    Oracle Administration Assistant for Windowsが起動します。

  2. 「Performance Monitor」を右クリックします。

  3. 「プロパティ」をクリックします。

    パフォーマンス・モニター・プロパティ・ダイアログが表示されます。

  4. 「ユーザー名」「パスワード」または「データベース」フィールドのテキストを変更します。

  5. 「適用」をクリックします。


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