Oracle Database Clientクイック・インストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64) B25692-03 |
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10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64)
部品番号: B25692-03
2008年9月
このマニュアルでは、Windows x64システムにOracle Database Client製品をすばやくインストールする方法を説明します。次の内容について説明します。
このマニュアルでは、新しいOracleホーム・ディレクトリにOracle Database Clientをデフォルトでインストールする方法を説明します。次のインストール・タイプのインストール方法を説明します。
Instant ClientにはInstant Client Lightが含まれます。アプリケーションで米語のみのエラー・メッセージが生成される場合、このバージョンのInstant Clientを使用できます。Instant Client Lightを使用する利点は、通常のInstant Clientよりもフットプリントが小さいことです。アプリケーションでロードする必要がある共有ライブラリは、通常のInstant Clientが使用する216MBに対して、Instant Client Lightでは30〜32MBで済みます。そのため、アプリケーションで使用するメモリーが少なくて済みます。
Oracle Database Clientのインストールの詳細は、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』を参照してください。
このマニュアルは、インストール・メディアに含まれています。アクセスするには、Webブラウザで、CD-ROMのトップレベル・ディレクトリまたはDVDのclient
ディレクトリ内にあるwelcome.htm
ファイルを開き、次にDocumentationタブを開きます。
表1に、Oracle Database Clientに必要なハードウェア・コンポーネントを示します。
要件 | 最小値 |
---|---|
物理メモリー(RAM) |
Windows VistaおよびWindows Server 2008では、最小限の要件は1GBです。 |
仮想メモリー |
RAMの2倍。 |
ハード・ディスク領域 |
280〜855MB。詳細は表2を参照してください。 |
ビデオ・アダプタ |
256色。 |
プロセッサ |
AMD64またはIntel Extended Memory(EM64T)。 |
この項では、NT File System(NTFS)のファイル・システムを使用するWindowsプラットフォームのシステム要件を示します。FAT32領域要件はわずかに大きくなります。Oracleコンポーネントは、NTFSにインストールすることをお薦めします。NTFSでは、Oracleホームに格納されるデータベース・ファイル、トレース・ファイル、インシデント・ファイルなどのセキュリティが増します。
この項に記載されているNTFSシステム要件は、Oracle Universal Installerの「サマリー」ウィンドウで報告されるハード・ディスク値よりも正確です。「サマリー」ウィンドウには、データベースの作成に必要な領域、またはハード・ドライブ上で展開される圧縮ファイルのサイズは表示されません。
Oracle Database Clientコンポーネントのハード・ディスク要件には、Java Runtime Environment(JRE)とOracle Universal Installerを、オペレーティング・システムがインストールされているパーティションにインストールするために必要な領域が含まれています。十分な領域がない場合は、インストールが失敗し、エラー・メッセージが表示されます。
表2に、NTFSの領域要件を示します。
* このサイズは、選択されたインストール・コンポーネントによって異なります。
システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。
追加の仮想領域を構成する方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
temp
ディレクトリで使用可能なディスク領域のサイズを確認します。これは、空きディスク領域全体のサイズから、インストールされるOracleソフトウェアに必要となるサイズを引いた値に相当します。 temp
ディレクトリで使用可能なディスク領域が100MB未満の場合は、まず不要なファイルをすべて削除します。それでもtempディスク領域が100MB未満の場合は、TEMP
またはTMP
環境変数が別のハード・ドライブを指すように設定します。たとえば、Windows 2003を使用するコンピュータの場合、「コントロール パネル」の「システム」を開き、「詳細」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。
表3に、Oracle Database Clientのソフトウェア要件を示します。
Instant Client Lightを使用する場合は、前述の項で説明した要件の他に、アプリケーションで次の言語とキャラクタ・セットを使用する必要があります。
言語、地域、キャラクタ・セットは、HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥HOME
ID
¥NLS_LANG
サブキーの下のレジストリに保存されているNLS_LANG
パラメータで決まります。ここでID
は、Oracleホームを示す一意の番号です。
次の項では、Oracleソフトウェアのインストール方法を説明します。
Oracle Universal Installerを起動する前に、次のガイドラインを確認してください。
Oracle Database Clientをインストールするには、次の手順を実行します。
プライマリ ドメイン コントローラ(PDC)またはバックアップ ドメイン コントローラ(BDC)にインストールする場合、Domain Administratorsグループのメンバーとしてログオンします。
client
ディレクトリにナビゲートします。あるいは、インストール・ファイルをダウンロードまたはコピーしたディレクトリにナビゲートします。 サポートされているすべてのWindowsプラットフォームでは、Oracle Databaseのインストールに同じインストール・メディアを使用します。
setup.exe
をダブルクリックしてOracle Universal Installerを起動します。
既存のOracleコンポーネントがインストールされているコンピュータにインストールする場合であっても、Oracle Database Clientを新規のOracleホームにインストールします。リリース・レベルが同じ場合、Oracle Database Clientを同じOracle Databaseホームにインストールできます。たとえば、Oracle Database Client 10gリリース2(10.2)を既存のOracle Database 10gリリース2(10.2)ホームにインストールできます。クライアントのインストール前にパッチ・セットを適用した場合、パッチ・セットを再度適用する必要があります。
Oracle9i以下のソフトウェアが入っている既存のOracleホームには、Oracle Database Client 10gリリース2(10.2)ソフトウェアをインストールしないでください。Oracle Database Clientは、同じホームにOracle Databaseがインストールされていないかぎり、Oracle Database Client 10g リリース1(10.1)を含む既存のOracleホームにインストールできます。
「InstantClient」インストール・タイプを選択した場合は、手順21に進みます。インストールの完了後、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』のOracle DatabaseのInstant ClientまたはInstant Client Lightへの接続に関する項の手順に従ってデータベース接続を構成できます。
ほとんどの場合、「ローカル・ネーミング」で十分です。
たとえば、sales
という名前のデータベースに接続するには「sales」
と入力します。
たとえば、コンピュータshobeen
に接続するには「shobeen」
と入力します。
ほとんどの場合、Oracle Universal Installerによってダイアログ・ボックスに提供されるデフォルトのユーザー名とパスワードが、ターゲット・データベースのユーザー名とパスワードと一致しないという理由のみでテストは失敗します。「ログインの変更」をクリックし、ユーザー名とパスワードを再入力してから「OK」をクリックします。
OraInstall
date_time
ディレクトリを削除します。OraInstall
date_time
ディレクトリには、約50.5MBのファイルが保持されます。このディレクトリは、TEMP
環境変数設定によって設定された場所に作成されます。コンピュータを再起動しても、OraInstall
date_time
ディレクトリは削除されます。
Oracle Database Clientを正常にインストールした後、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』の第4章にあるインストール後の作業に関する説明で、必須およびオプションのインストール後の手順を参照してください。
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部品番号: B25692-03
Oracle Database Client Quick Installation Guide, 10g Release 2 (10.2) for Microsoft Windows (x64)
原本部品番号: B15685-03
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