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Oracle Database クイック・インストレーション・ガイド
10g リリース2(10.2)for Microsoft Windows(x64)

B50615-02

Oracle® Database

クイック・インストレーション・ガイド

10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64)

部品番号: B50615-02

2009年2月

このマニュアルでは、x64 WindowsシステムにOracle Database Client製品をすばやくインストールする方法を説明します。次の内容について説明します。

  1. このマニュアルの概要

  2. 管理者権限を使用したシステムへのログイン

  3. ハードウェア要件の確認

  4. ソフトウェア要件の確認

  5. Oracle Databaseソフトウェアのインストール

  6. Oracle Database Companion CDからの製品のインストール

  7. インストール後の作業

  8. 追加情報

  9. ドキュメントのアクセシビリティについて

  10. サポートおよびサービス

1 このマニュアルの概要

このマニュアルでは、デフォルトのインストール・オプションを使用してOracle Databaseを新しいOracleホームにインストールする方法を説明します。

このマニュアルで説明するタスク

このマニュアルでは、次のタスクを説明します。

正しくインストールされた場合の結果

Oracle Databaseのインストールに成功すると、次の状態になります。

このマニュアルで説明しないタスク

このマニュアルでは、次のタスクの実行方法は説明しません。

追加インストール情報の入手先

このマニュアルで説明されていない情報を含むOracle Databaseコンポーネントのインストール方法の詳細は、次のいずれかのマニュアルを参照してください。

この2つのマニュアルは、Oracle Databaseのインストール・メディアに収録されています。これらにアクセスするには、Webブラウザを使用して、DVDのdatabaseディレクトリにあるwelcome.htmファイルを開き、Documentationタブを選択します。

Oracle Database Companion CDコンポーネントのインストール方法の詳細は、次のマニュアルのいずれかを参照してください。

これらのマニュアルは、Oracle Databaseのインストール・メディアのcompanionディレクトリにあります。

2 管理者権限を使用したシステムへのログイン

Administratorsグループのメンバーとして、Oracleコンポーネントをインストールするコンピュータにログインします。プライマリ ドメイン コントローラ(PDC)またはバックアップ ドメイン コントローラ(BDC)にインストールする場合は、Domain Administratorsグループのメンバーとしてログオンします。

3 ハードウェア要件の確認

Oracle Databaseには、次のハードウェア・コンポーネントが必須です。

表 1 ハードウェア要件 
要件  最小値 

物理メモリー(RAM) 

512MB以上、2GB推奨

Windows VistaおよびWindows Server 2008の場合、最小限の要件は1GB 

仮想メモリー 

RAM容量の2倍 

ディスク領域 

合計: 2.57GB

詳細は表2を参照 

ビデオ・アダプタ 

256色 

プロセッサ 

AMD64またはIntel Extended Memory(EM64T) 

3.1 ハード・ディスク領域の要件

この項では、NT File System(NTFS)のファイル・システムを使用するWindowsプラットフォームのシステム要件を示します。Oracleコンポーネントは、NTFSにインストールすることをお薦めします。NTFSによって、Oracleホームに格納されるデータベース・ファイル、トレース・ファイル、インシデント・ファイルなどのセキュリティが増します。

表2にNTFSの領域要件を示します。初期データベースには、720MBのディスク領域が必要です。この表の数字には、初期データベースが含まれています。

表 2 NTFSのディスク領域要件 
インストール・タイプ  TEMP領域  C:¥Program Files¥Oracle  Oracleホーム  データ・ファイル *  合計 

基本インストール 

125MB 

100MB 

1.3GB 

1.05GB 

2.57GB 

拡張インストール: Enterprise Edition 

125MB 

100MB 

1.3GB * 

1.05GB * 

2.57GB ** 

拡張インストール: Standard Edition 

125MB 

100MB 

1.3GB * 

1.05GB * 

2.57GB ** 

拡張インストール: Personal Edition 

125MB 

100MB 

1.3GB * 

1.05GB * 

2.57GB ** 

* ORACLE_BASEディレクトリ内のadminflash_recovery_areaおよびoradataディレクトリの内容を参照してください。

** このサイズは、選択したインストール・オプション(言語や追加コンポーネントなど)によって値が大きくなる場合があります。自動バックアップを有効にしてOracle Databaseをインストールする場合は、データファイル・ディスク領域用に少なくとも2GBを余分に含めてください。

関連項目:

『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド for Microsoft Windows(x64)』のNTFSファイル・システムおよびWindowsレジストリ権限に関する項 

システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。

  1. 物理RAMサイズを確認します。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合は、Windowsの「コントロール パネル」で「システム」を開き、「全般」タブを選択します。システムにインストールされている物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

  2. 構成済の仮想メモリーのサイズ(ページング・ファイル・サイズ)を確認します。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合は、Windowsの「コントロール パネル」で「システム」を開き、「詳細」タブを選択して、「パフォーマンス」セクションの「設定」をクリックします。次に、「詳細」タブを選択します。「仮想メモリ」のセクションに仮想メモリーがリストされます。

    追加の仮想メモリーを構成する方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。

  3. システムの空きディスク領域の量を確認します。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合は、「マイ コンピュータ」を開き、Oracleソフトウェアをインストールするドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。

  4. tempディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認します。これは、空きディスク領域の合計量から、インストールするOracleソフトウェアに必要な領域量を引いた量に相当します。

    tempディレクトリで使用可能なディスク領域が125MB未満の場合は、まず不要なファイルをすべて削除します。それでもtempディスク領域が125MB未満である場合は、TEMPまたはTMP環境変数が別のハード・ドライブを指すように設定します。たとえば、Windows 2003を使用しているコンピュータの場合は、「コントロール パネル」の「システム」を開き、「詳細」タブを選択して、「環境変数」をクリックします。

4 ソフトウェア要件の確認

表3にOracle Databaseのソフトウェア要件を示します。

表 3 ソフトウェア要件 
要件  説明 

システム・アーキテクチャ 

プロセッサ: AMD64またはIntel Extended Memory(EM64T)

注意: Oracle Database for Microsoft Windowsには、32ビット(x86)、64ビット(Itanium)および64ビット(x64)のバージョンが用意されています。Oracleでは、64ビットWindows(x64)上の32ビットOracle Database Clientを認定しています。詳細は、次のURLのOracleMetaLinkにアクセスしてください。

https://metalink.oracle.com
 

オペレーティング・システム 

Oracle Database for Windows x64は、次のオペレーティング・システムでサポートされています。

  • Windows Server 2003, Standard x64 Edition

  • Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition

  • Windows Server 2003, Datacenter x64 Edition

  • Windows XP Professional x64 Edition

  • Windows Vista x64, Service Pack 1: Business、EnterpriseおよびUltimateの各エディション

  • Windows Server 2008 x64: Standard、Enterprise、Datacenter、Web、Hyper-Vが未搭載のStandard、Hyper-Vが未搭載のEnterpriseおよびHyper-Vが未搭載のDatacenterの各エディション

    サポートされないオペレーティング・システム・コンポーネントは、Windows Server 2008 x64 Hyper-VおよびServer Coreです。

Windows Multilingual User Interface Packは、Windows Server 2003、Windows XP Professional、Windows VistaおよびWindows Server 2008でサポートされています。 

コンパイラ 

次のコンポーネントは、Windows 2003 Microsoft Platform SDK以上のコンパイラおよびIntel Compiler 8.1でサポートされています。

  • Oracle C++ Call Interface

  • Oracle Call Interface

  • 外部コールアウト

  • PL/SQLのネイティブ・コンパイル

  • Pro*C

  • XDK

Pro*COBOLは、Net Express 5.0が稼働しているWindows x64でリリース10.2.0.4からサポートされています。

GNU Compiler Collection(GCC)およびObject Oriented COBOL(OOCOBOL)仕様はサポートされていません。 

ネットワーク・プロトコル 

Oracle Net Foundationレイヤーでは、次の業界標準のネットワーク・プロトコルと通信するために、Oracleプロトコル・サポートが使用されます。

  • TCP/IP

  • SSL付きTCP/IP

  • Named Pipes

 

Oracle Database Client 

10gリリース2(10.2)より前のリリースのOracle Database ClientからOracle Database 10gリリース2(10.2)に接続する場合、次の条件に該当する場合は接続できません。

  • Oracle Database ClientがOracle Database 10gリリース2(10.2)と同じコンピュータ上で実行されている場合。

  • Microsoft Windowsターミナル サービスがOracle Database Clientと同じコンピュータで実行されていない場合。通常、ターミナル サービスはMicrosoft Windows 2003とともにインストールおよび構成されますが、Windows XPではインストールされない場合や有効にならない場合があります。

  • Oracle Database Clientのバージョンが8.0、9.0〜9.2.0.6または10.1〜10.1.0.3の場合。

  • Oracle Database Clientが管理者で実行されていない場合。

この問題を解決するには、最新のOracle Databaseファミリのパッチセット(9.2.0.7または10.1.0.4以上)を使用してOracle Database Clientをアップグレードしてください。パッチセットは、次に示すURLのOracleMetaLinkの「Patches and Updates」セクションからダウンロードできます。

https://metalink.oracle.com
 

5 Oracle Databaseソフトウェアのインストール

Oracle Databaseソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。


注意:

Windows VistaおよびWindows Server 2008では、コマンド・プロンプトの使用に管理者権限が必要です。 


  1. 複数の別名を使用するマルチホーム・コンピュータにOracle Databaseをインストールする場合は、「コントロール パネル」の「システム」を使用して、ORACLE_HOSTNAMEシステム環境変数を作成します。Oracle Databaseをインストールするコンピュータのホスト名を指すように、この変数を設定します。

  2. Oracle Databaseインストール・メディアを挿入し、databaseディレクトリにナビゲートします。あるいは、インストール・ファイルをダウンロードまたはコピーしたディレクトリにナビゲートします。

    サポートされているすべてのWindowsプラットフォームでは、Oracle Databaseのインストールに同じインストール・メディアを使用します。

  3. setup.exeをダブルクリックし、Oracle Universal Installerを起動します。

  4. 「ようこそ」ウィンドウで、「基本インストール」または「拡張インストール」を選択し、必要に応じて質問に回答します。

    関連項目:

    基本および拡張インストール方法の詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』の第1章を参照してください。 

    表4に示すように、その後表示されるウィンドウは、選択したインストール方法によって異なります。ウィンドウが表示される順序は、選択したオプションによって決まります。

  5. 次のガイドラインに従ってインストールを完了します。


    注意:

    「カスタム」インストールを行う場合、ライセンス対象のコンポーネントのみをインストールしてください。「カスタム」インストールを使用してStandard Editionをインストールすることはできません。 


    • Oracle9i以下のソフトウェアが入っている既存のOracleホームには、Oracle Database 10gリリース2(10.2)ソフトウェアをインストールしないでください。

    • Oracle Database 10gリリース2(10.2)クライアント・ソフトウェアをすでに含むOracleホーム・ディレクトリにOracle Database 10gリリース2(10.2)をインストールした場合、リスナーは作成されません。リスナーを作成するには、インストール後にOracle Net Configuration Assistantをインストールして実行します。Oracle Databaseの前にAdministratorクライアントがインストールされている場合、Oracle Net Configuration Assistantはすでにインストールされています。

    • Oracle Universal Installerウィンドウに表示される手順に従います。追加情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。

    • パスワードの入力を求められた場合は、次のガイドラインに従ってください。

      パスワードの長さは4〜30文字になるようにします。

      パスワードの文字にはデータベース・キャラクタ・セットを使用すること。アンダースコア(_)、ドル記号($)およびシャープ記号(#)を使用できます。

      パスワードの1文字目には数字を使用しないこと。

      パスワードにはユーザー名を使用しないこと。

      パスワードにはOracleの予約語を使用しないこと。

      SYSアカウントのパスワードにはchange_on_installを使用しないこと。

      SYSTEMアカウントのパスワードにはmanagerを使用しないこと。

      SYSMANアカウントのパスワードにはsysmanを使用しないこと。

      DBSNMPアカウントのパスワードにはdbsnmpを使用しないこと。

      すべてのアカウントに同じパスワードを使用するように選択した場合は、change_on_installmanagersysmanまたはdbsnmpをパスワードとして使用しないこと。

      パスワードには、アルファベット、数字および区切り記号をそれぞれ1文字以上使用すること。

      パスワードにはwelcomeaccountdatabaseまたはuserなど、単純なワードや明らかなワードを使用しないこと。


      注意:

      指定したパスワードは忘れないでください。 


    • Oracleサポート・サービスで提供されているパッチを使用する場合を除き、Java Runtime Environment(JRE)を変更しないでください。Oracle Universal Installerにより、オラクル社が提供するバージョンのJREが自動的にインストールされます。このバージョンは、Oracle Universal InstallerおよびいくつかのOracleアシスタントの実行に必要です。

    • ソフトウェアのインストール時またはリンク時にエラーが発生した場合、トラブルシューティングに関する情報は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』の付録Gを参照してください。

    • Database Configuration AssistantおよびOracle Net Configuration Assistantを対話型モードで実行するインストール・タイプを選択した場合、データベースおよびネットワークの構成に関する詳細情報を指定する必要があります。

      Database Configuration AssistantまたはOracle Net Configuration Assistantの対話型モードでの使用に不明な点がある場合は、任意のウィンドウで「ヘルプ」をクリックします。


      注意:

      デフォルト・インストールを選択した場合、Database Configuration AssistantおよびOracle Net Configuration Assistantは非対話型で実行されます。  


  6. 構成ツールが終了したら、「終了」をクリックし、「はい」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。

  7. Oracle Enterprise Manager Database ControlでWebブラウザを開き、インストール時に作成したユーザー名とパスワードを入力します。

    SYSSYSTEMまたはSYSMANとしてログインできます。SYSとしてログインした場合、SYSDBAとして接続する必要があります。インストール時にアカウントに指定したパスワードを入力します。

  8. オプションで、インストール・プロセス中に作成された一時ファイルを削除する場合は、OraInstalldate_timeディレクトリを削除します。OraInstalldate_timeディレクトリには、約45MBのファイルが保持されます。このディレクトリは、TEMP環境変数に設定されている場所に作成されます。

    コンピュータを再起動すると、OraInstalldate_timeディレクトリも削除されます。

  9. Oracle Databaseのインストール後に実行する必要があるインストール後の作業の詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』の第4章を参照してください。

    表 4 Oracle Universal Installerの画面 
    画面  推奨アクション 

    インストール方法の選択 

    次のいずれかを選択して、「次へ」をクリックします。

    • 基本インストール: 最低限の入力でOracle Databaseを簡単にインストールできます。この方法では、ソフトウェアがインストールされ、このウィンドウで指定する情報を使用して、汎用のデータベースがオプションで作成されます。

    • 拡張インストール: 異なるアカウントの個別パスワードの作成、特定のタイプの初期データベース(たとえば、トランザクション処理やデータ・ウェアハウス・システム用)の作成、異なる言語グループの使用、電子メール通知の指定など、より複雑なインストールを実行できます。

     

    インストール・タイプの選択 

    「Enterprise Edition」「Standard Edition」「Personal Edition」または「カスタム」を選択します。「次へ」をクリックします。 

    ホームの詳細の指定 

    「インストール先」セクションでデフォルト値を確定するか、OracleコンポーネントをインストールするOracleホームの名前とディレクトリ・パスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを含めないでください。

    「次へ」をクリックします。  

    使用可能な製品コンポーネント 

    インストール・タイプとして「カスタム」を選択すると、このウィンドウが表示されます。リストから選択して、「次へ」をクリックします。各コンポーネントの詳細は、コンポーネント名の上にマウスを置くと表示されます。 

    製品固有の前提条件のチェック 

    このウィンドウでは、インストールに最低限必要な要件をシステムが満たしているかを確認します。「次へ」をクリックします。 

    既存のデータベースをアップグレードします。 

    更新可能な以前のバージョンのOracle Databaseまたは自動ストレージ管理がインストールされている場合、このウィンドウが表示されます。自動ストレージ管理を実行中のインプレース・データベース・インストールの場合は、ASMが自動的にアップグレードされます。

    アップグレードする場合は「はい」をクリックし、アップグレードしない場合は「いいえ」をクリックします。「はい」をクリックすると、次に「サマリー」ウィンドウが表示されます。

    アップグレードの詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。 

    構成オプションの選択 

    次のいずれかを選択します。

    • 「データベースの作成」: 「汎用」「トランザクション処理」および「データ・ウェアハウス」タイプを使用してデータベースを作成する場合は、このオプションを選択します。「詳細」オプションを選択すると、データベース作成の構成オプションを詳細に設定するためにDatabase Configuration Assistantが起動されます。

    • 自動ストレージ管理(ASM)の構成: 自動ストレージ管理インスタンスのみを作成する場合は、このオプションを選択します。ASMインスタンスを作成するには、ASM SYSパスワードを指定する必要があります。このパスワードを指定すると、Oracle Universal InstallerでASMディスク・グループを作成できます。このOracle Universal Installerのセッションを完了した後、再度Oracle Universal Installerを実行し、ASMを使用する1つ以上のOracleデータベースをインストールおよび構成できます。

    • データベース・ソフトウェアのみインストール: データベース・ソフトウェアのみをインストールして、データベースの作成または自動ストレージ管理の構成を行わない場合は、このオプションを選択します。

     

    Select ASM Management Option 

    「構成オプションの選択」ウィンドウから「自動ストレージ管理(ASM)の構成」を選択した場合、およびOracle Enterprise Manager 10g Grid Controlをインストールしている場合は、このウィンドウが表示されます。Grid Controlを使用して自動ストレージ管理を管理するかどうかによって、「はい」または「いいえ」を選択します。「はい」を選択した場合は、Enterprise Managementエージェントのリストから選択します。  

    自動ストレージ管理の構成 

    「構成オプションの選択」ウィンドウから「自動ストレージ管理の構成」を選択した場合に表示されます。ディスク・グループ名を入力します。ディスク・グループ・リストに候補ディスクとメンバー・ディスクの両方が表示されます。「候補の表示」または「すべて表示」をクリックし、表示をフィルタ処理できます。次に、ディスク・グループの冗長性レベルとメンバー・ディスクを選択します。

    冗長性レベルに関しては、次のいずれかを選択します。デフォルトは標準の冗長性です。

    • 高: ディスク・グループの内容は、デフォルトで3方向にミラー化されます。高い冗長性のディスク・グループを作成するには、少なくとも3つの障害グループ(3つのデバイスの最小値)を指定します。

    • 標準: デフォルトでは、ディスク・グループのデータ・ファイルは2方向にミラー化され、制御ファイルは3方向にミラー化されます。3方向にミラー化された、またはミラー化されていない特定のファイルを作成できます。標準の冗長性のディスク・グループを作成するには、2方向にミラー化するために少なくとも2つの障害グループ(2つのデバイスの最小値)を指定します。

    • 外部: ASMでは、ディスク・グループの内容はミラー化されません。このオプションを選択するのは、1)独自のデータ保護を提供するRAIDデバイスなどのデバイスがディスク・グループに含まれる場合、または2)適切なバックアップ計画がすでに機能しているなど、データベースがデータに連続してアクセスする必要がない場合です。

     

    データベース構成の選択 

    ニーズを満たすのに最適なデータベース構成(「汎用目的」、「トランザクション処理」、「データ・ウェアハウス」、「詳細」)を選択します。

    これらの事前に構成されたデータベース・タイプの詳細は、Oracle Universal InstallerまたはDatabase Configuration Assistantが提供するオンライン・ヘルプを参照してください。

    「次へ」をクリックします。 

6 Oracle Database Companion CDからの製品のインストール

Oracle Database Companion CDには、Oracle Databaseのパフォーマンスを向上させたり、Oracle Databaseを補完する製品が含まれています。ほとんどのインストールについて、Companion CDからOracle Database 10g製品をインストールすることをお薦めします。

関連項目:

  • 『Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』

  • 『Oracle Database Companion CDクイック・インストレーション・ガイド for Microsoft Windows(x64)』

 

7 インストール後の作業

Oracle Databaseのこのリリースについて理解するために、次のタスクを実行することをお薦めします。

8 追加情報

この項では、次の内容について説明します。

製品のライセンス

このメディア・パックに含まれている製品は、トライアル・ライセンス契約に基づき、30日間、インストールおよび評価できます。ただし、30日間の評価期間後もいずれかの製品の使用を継続する場合、プログラム・ライセンスをご購入いただく必要があります。

関連項目:

『Oracle Databaseライセンス情報』 

Oracleサポート・サービスへのお問合せ

Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、オラクル社カスタマ・サポート・センターに、年中無休で24時間いつでも、お問い合せいただけます。Oracle製品サポートの購入方法、またはオラクル社カスタマ・サポート・センターへの連絡方法の詳細は、オラクル社カスタマ・サポート・センターのWebサイトを参照してください。

http://www.oracle.com/support/
製品マニュアルの入手方法

Oracle製品のマニュアルは、HTMLおよびAdobe社PDF形式で提供されており、入手方法がいくつかあります。

PDFドキュメントを表示するには、必要に応じて、Adobe社のWebサイトから、無料のAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください。

http://www.adobe.com/

9 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Program のWeb サイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。アメリカ国外からの場合は、+1-407-458-2479にお電話ください。

10 サポートおよびサービス

次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。

Oracleサポート・サービス

オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html

製品マニュアル

製品のマニュアルは、次のURLにあります。

http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html

研修およびトレーニング

研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。

http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3

その他の情報

オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。

http://www.oracle.com/lang/jp/index.html
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html


注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 



Oracle Databaseクイック・インストレーション・ガイド, 10gリリース2(10.2) for Microsoft Windows(x64)

部品番号: B50615-02

Oracle Database Quick Installation Guide, 10g Release 2 (10.2) for Microsoft Windows (x64)

原本部品番号: B15682-04

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