この付録では、Java Access Bridgeをインストールする方法について説明します。Java Access Bridgeによって、Oracleコンポーネントでスクリーン・リーダーを使用できるようになります。
注意: Java Access Bridgeは、Windows x64ではサポートされていません。 |
Java Access Bridgeを使用すると、JAWSスクリーン・リーダーなどのアシスティブ・テクノロジによって、Windowsプラットフォームで実行されているJavaアプリケーションを読み取ることができます。アシスティブ・テクノロジでは、Oracle Universal Installer、Oracle Enterprise Manager Database ControlなどのJavaベースのインタフェースを読み取ることができます。
Oracle Database、Oracle Database ClientおよびOracle Databaseのインストール・メディアには、インストール時にOracle Universal Installerで使用されるJava Runtime Environment(JRE)1.5が含まれています。JREによって、インストール時にJava Access Bridgeを使用できるようになります。Oracleコンポーネントをインストールした後にJava Access Bridgeをインストールおよび構成する方法は、「インストール済のOracleコンポーネント用の設定」を参照してください。
JRE 1.5でJava Access Bridgeを設定するには、アシスティブ・テクノロジを停止し、インストール前にOracle Databaseインストール・メディアの次のバッチ・ファイルを実行します。
DRIVE_LETTER:\install\access_setup.bat
バッチ・ファイルの実行後に、アシスティブ・テクノロジ・プログラムを再起動します。
この項では、Oracleコンポーネントのインストール後にJava Access Bridge for Windowsをインストールおよび構成する方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。
Java Access Bridgeをインストールするには、次の手順を実行します。
Sun社の次のWebサイトにアクセスし、Java Access Bridgeをダウンロードします。
accessbridge-2_0_1-manual_install.zip
ファイルを選択し、Java Access Bridgeをインストールするシステムにそのファイルを抽出します。次に例を示します。
DRIVE_LETTER:\AccessBridge-2_0_1
表A-1に示すJava Access Bridgeファイルを、Oracleコンポーネントで使用するJRE 1.5ディレクトリにコピーします。ファイルがすでに存在する場合は、そのファイルを上書きします。Oracleコンポーネントで使用するJREは、デフォルトで次の場所にインストールされます。
ORACLE_BASE
\ORACLE_HOME\jdk\jre\1.5
表A-1に、ハード・ドライブのJava Access Bridgeの場所からOracleコンポーネントで使用するJREディレクトリにコピーする必要があるファイルを示します。
表A-1 JREディレクトリにコピーするファイル
コピーするファイル | コピー先のディレクトリ |
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次の場所にあるJava Access Bridgeのドキュメントにアクセスできます。
DRIVE_LETTER:\AccessBridge-2_0_1\doc
インストールの完了後に、Oracleコンポーネントを構成してJava Access Bridgeを使用できます。使用するには、インストールしたJava Access Bridgeファイルを示すようにシステム変数ORACLE_OEM_CLASSPATH
を設定する必要があります。
次の手順に従います。
「スタート」メニューから、「設定」→「コントロール パネル」→「システム」を選択し、「システムのプロパティ」を表示します。
「詳細設定」タブを選択します。
「環境変数」ボタンをクリックします。
「システム環境変数」リストの下の「新規」ボタンをクリックします。「新しいシステム変数」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「変数名」フィールドで、ORACLE_OEM_CLASSPATH
と入力します。
「変数値」フィールドで、jaccess.jar
およびaccess-bridge.jar
へのフルパスを入力します。
セミコロンを使用して2つのパスを区切ります。引用符または空白は使用しないでください。たとえば、JRE 1.5がデフォルトの場所にインストールされている場合、設定は次のようになります。
ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\jdk\jre\1.5\lib\ext\jaccess.jar; ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\jdk\jre\1.5\lib\ext\access-bridge.jar
「OK」をクリックします。