Oracle Enterprise Repository と WLI アプリケーションの統合

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Oracle Enterprise Repository と WLI の統合

開始する前に、システムに Oracle WebLogic Integration がインストールされており、ワークスペースを定義済みであることを確認してください。

「チュートリアル : 見積り要求プロセス アプリケーション」の作成

次の手順を実行します。

  1. [スタート] メニューから、[すべてのプログラム|Oracle WebLogic|Oracle Workshop for WebLogic 10gR3] を選択して Oracle Workshop for WebLogic IDE を起動します。[ワークスペース・ランチャー] ダイアログが表示されます。
  2. [Oracle Workshop for WebLogic] メニューから、[ファイル|新規|その他] をクリックします。[ウィザードを選択] ダイアログが表示されます。
  3. WebLogic Integration を展開し、[チュートリアル : 見積り要求プロセス アプリケーション] を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [見積り要求プロセス アプリケーション] ダイアログで、次のように入力します。
    1. [EAR プロジェクト名] フィールドに ProcessApp_Ear と入力します。
    2. [Web プロジェクト名] フィールドに ProcessApp_Web と入力します。
    3. [ユーティリティ プロジェクト名] フィールドに ProcessApp_Util と入力します。
  5. [Weblogic Integration システムおよびコントロール スキーマをユーティリティ プロジェクトに追加] チェック ボックスを選択して、ユーティリティ プロジェクトの Schemas フォルダにシステム スキーマを追加します。
  6. [終了] をクリックします。
  7. 表示された [関連付けられたパースペクティブを開きますか?] ダイアログで、[はい] をクリックして、J2EE (デフォルト) パースペクティブからプロセス パースペクティブに切り替えます。
  8. チュートリアルのプロセス アプリケーションが作成されて [パッケージ・エクスプローラー] ペインに表示されます (図 2-1 を参照)。

    図 2-1 プロセス アプリケーション


    プロセス アプリケーション

チュートリアル : 見積り要求プロセス アプリケーションの詳細については、「チュートリアル : 初めてのビジネス プロセス設計」を参照してください。

Oracle Enterprise Repository へのソフトウェア資産の発行

  1. ProcessApp_Web を右クリックして、[サービス アセンブリ モデルを Enterprise Repository に送信...] を選択します。
  2. [エンタープライズ リポジトリ接続の確立] ダイアログが表示されます (図 2-2 を参照)。

    注意 : エンタープライズ リポジトリ接続は、[Oracle Workshop for WebLogic] メニューから [ウィンドウ|設定|Oracle Enterprise Repository] を選択して確立することもできます。
    図 2-2 エンタープライズ リポジトリ接続


    エンタープライズ リポジトリ接続

  3. [エンタープライズ リポジトリ接続の確立] ダイアログで、次のように入力します。
    • [リポジトリ URL]: リポジトリ サーバの URL。この URL には、ホスト、ポート、および Oracle Enterprise Repository サーバ名が含まれている必要があります。たとえば、http://localhost:7001/aler30 などです。
    • [ユーザ名]: リポジトリへアクセスするためのユーザ名。
    • [パスワード]: リポジトリへアクセスするためのパスワード。
  4. [接続の確立] をクリックします。
  5. Oracle Enterprise Repository との接続が確立されると、[エンタープライズ リポジトリへの接続が成功しました] というメッセージが表示されます。

  6. 接続が確立されたら、[次へ] をクリックして、ワークスペースの環境設定を選択します。
  7. [エンタープライズ リポジトリ接続の環境設定] ダイアログが表示されます (図 2-3 を参照)。

    図 2-3 エンタープライズ リポジトリの環境設定


    エンタープライズ リポジトリの環境設定

  8. ワークスペースの環境設定を次のように指定します。
    1. [モデルのネームスペース] フィールドに Example と入力します。
    2. 注意 : すべてのプロジェクトでデフォルトとして使用するモデル ネームスペースを入力します。リポジトリ内のモデルが含むすべての資産の名前の先頭にネームスペースが付加されるため、モデルを整理することができます。ただし、(資産を送信する場合などに) プロジェクトごとにネームスペースを変更できます。新しいネームスペースはそのプロジェクトでのみ保存されて、ワークスペースの環境設定で指定した名前には影響しません。
    3. [リポジトリ プロジェクト] はデフォルト設定のままにします。
    4. 注意 : 送信されたモデルを関連付ける、Oracle Enterprise Repository 内のリポジトリ プロジェクトを選択します。リポジトリ内で資産の使用方法が追跡されて、リポジトリ プロジェクトに関連付けられます。通常は、ソフトウェア開発プログラム、ビジネス イニシアチブなどを表します。
    5. [使用の検出を有効にします] チェック ボックスのチェックをはずします。
    6. 注意 : ワークスペースのデフォルトとして Oracle Enterprise Repository プロジェクトを選択した場合、デフォルトの Oracle Enterprise Repository プロジェクトでは使用方法の検出が有効になっています。ワークスペースの環境設定の詳細については、「Setting Eclipse Preferences for Oracle Enterprise Repository」を参照してください。
    7. [アーティファクト ストア] はデフォルト設定のままにします。
    8. 注意 : [アーティファクト ストア] 領域には、送信された資産が関連付けられる、定義済みのアーティファクト ストアの名前が表示されます。アーティファクト ストアは Oracle Enterprise Repository 内の資産に関連するファイルを格納しており、管理者が Oracle Enterprise Repository コンソールでコンフィグレーションします。[詳細] ボックスに、アーティファクト ストアに関する追加情報が表示される場合もあります。
    9. [終了] をクリックして終了します。
  9. [エンタープライズ リポジトリ サービス参照の一致する項目はありません] ダイアログが表示されます。[OK] をクリックします。
  10. [エンタープライズ リポジトリへの資産の送信] ダイアログが表示されます (図 2-4 を参照)。

    注意 : このダイアログは、プロジェクトを送信したときに、リポジトリが現在のプロジェクト内の未解決の参照と、Oracle Enterprise Repository にすでに存在するサービスとを一致させようと試みたところ、一致処理が失敗した場合に表示されます。
    図 2-4 エンタープライズ リポジトリへの資産の発行


    エンタープライズ リポジトリへの資産の発行

  11. [エンタープライズ リポジトリへの資産の送信] ウィンドウで、デフォルト設定のままで [終了] をクリックします。資産の発行の詳細については、「Submitting Assets to Oracle Enterprise Repository」を参照してください。
  12. アセットがエンタープライズ リポジトリに送信されると、[エンタープライズ リポジトリへの資産の送信が正常に終了しました] ダイアログが表示されます (図 2-5 を参照)。
  13. 図 2-5 資産送信ステータス


    資産送信ステータス

  14. [OK] をクリックします。

Oracle Enterprise Repository からのソフトウェア資産の検索と消費

  1. ProcessApp_Web を右クリックして、[WSDL のインポート] を選択します。
  2. [サービス消費] ウィンドウが表示されます (図 2-6)。

    図 2-6 サービス消費


    サービス消費

  3. [サービス リソース] フィールドで、ドロップダウン リストから [Enterprise Repository] を選択します。
  4. [Enterprise Repository アクセス] ビューが表示されます (図 2-7 を参照)。

    図 2-7 [Enterprise Repository アクセス] ビュー


    [Enterprise Repository アクセス] ビュー

  5. [クエリ条件の入力] フィールドに Example (モデルのネームスペースとして指定した名前) を入力し、[Enterprise Repository アクセス] ビュー タブをクリックします。
  6. [結果] ペインに、[クエリ] ペインで作成された検索条件を満たすすべてのアセットが表示されます。すべてのクエリ結果に関する情報 (資産名、資産のタイプ、登録ステータスなど) が表示されます。詳細については、「Viewing and Querying Assets in the Repository」を参照してください。

  7. [結果] ペインで、[Example] を選択して (図 2-8 を参照)、[OK] をクリックします。
  8. 図 2-8 [結果] ペイン


    [結果] ペイン

    ProcessAPP_Web の下にソフトウェア資産 (WSDL) が生成されます (図 2-9 を参照)。

    図 2-9 WSDL


    WSDL


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