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WebLogic Platform ツアー ガイド

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はじめに

BEA WebLogic Platform ツアーへようこそ

BEA WebLogic Platform ツアーの目的は、BEA WebLogic Platform の主要な機能を紹介し、独自のアプリケーションの開発と統合方法を学習するための第一歩となることです。

WebLogic Platform ツアーを使用して学習を開始するには、以下の節を参照してください。

 


WebLogic Platform ツアーの紹介

WebLogic Platform ツアーでは、ビジネス関連のサンプル シナリオを使用して、アプリケーションを構築および統合する方法について説明します。このサンプル シナリオでは、オフィス用電子機器メーカー Avitek 社が、WebLogic Platform を使用して企業イントラネットを開発しています。企業イントラネットでは、従業員とマネージャが従業員情報を参照したり、オフィス機器の購入を管理できます。

WebLogic Platform ツアーでは、従業員情報システムおよびオフィス機器注文管理システムの 2 つのシステムを構築し、これらを WebLogic Platform を使用してサンプルのイントラネット ポータル アプリケーションに統合することにより、従業員情報の参照とオフィス機器の購入管理機能を簡単に行なえることを示します。

図 1-1 WebLogic Platform ツアー : Avitek 社の企業イントラネット

WebLogic Platform ツアー : Avitek 社の企業イントラネット


 

WebLogic Platform のコンポーネント

WebLogic Platform では、J2EE 準拠のアプリケーション サーバと、サーバ上で構築される開発、統合、ポータルの各フレームワークなどの一連のコンポーネントが統合されています。

図 1-2 WebLogic Platform のコンポーネント

WebLogic Platform のコンポーネント


 

WebLogic Platform の各コンポーネントについて、次の表で説明します。

表 1-1 BEA WebLogic Platform のコンポーネント 

コンポーネント

説明

WebLogic Workshop

WebLogic Platform アプリケーション構築のための、開発、デプロイメント、および実行時環境が統合されたもの

WebLogic Portal

エンタープライズ ポータルを構築および管理するためのフレームワーク

WebLogic Integration

企業内および企業全体にわたってアプリケーションとビジネス プロセスの開発および統合を行うためのフレームワーク

WebLogic Server

e ビジネス アプリケーションをすばやく開発、デプロイ、および管理するための強力な基盤

WebLogic JRockit

サーバサイドのパフォーマンスとスケーラビリティに合わせて最適化された高性能 JVM


 

詳細については、次の URL で一連の WebLogic Platform 8.1 のドキュメントを参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/index.html

統合されたアプリケーション ソリューション

WebLogic Platform ツアーでは、複数のスタンドアロン アプリケーションを結合した統合アプリケーション ソリューションの例を示します。WebLogic Platform ツアーは、WebLogic Workshop Platform Edition を使用して開発された 2 つのアプリケーションで構成されます。

次の図は、WebLogic Platform ツアーの構成を示しています。

図 1-3 WebLogic Platform ツアーの構成

WebLogic Platform ツアーの構成


 

次の表では、WebLogic Platform ツアーのコンポーネントについて詳細に説明します。

表 1-2 WebLogic Platform ツアーの統合アプリケーション ソリューション 

コンポーネント

説明

Application Integration

Avitek イントラネット ポータル

Avitek 社の従業員が企業イントラネットにアクセスできる。

WebLogic Portal を使用して開発されたイントラネット ポータル。このポータルには、以下の特徴がある。

  • 特定のポータル閲覧者向けのコンポーネント アプリケーション、情報、ビジネス プロセスを表示する複合ビューの実現。

  • 安全なアクセスを実現する WebLogic Server セキュリティ レルムとの統合。

  • ページおよびこれに関連付けられたデータからユーザのパスを決定する Java ページフローの使用。

  • 複数のデータベースへのアクセスを調整し、ビジネス プロセスを呼び出すための、WebLogic Workshop で開発されたカスタム Java コントロールの使用。

従業員情報

従業員が各自の従業員プロファイルを参照できる。

WebLogic Workshop データベース コントロールを使用して、従業員情報データベースにある従業員プロファイルに簡単にアクセスできるようにする。

オフィス機器の注文管理

従業員がオフィス機器を注文できる。

WebLogic Integration Business Process Management

  • オフィス機器注文のライフサイクルの送信。

  • Worklist ユーザ インタフェースを使用したビジネス プロセスでのユーザとの対話の実現。

  • WebLogic Workshop で開発された組み込みの Java コントロールを使用した、ビジネス ロジックまたはエンタープライズ リソースへの簡単なアクセス。


 

ビジネス シナリオ

Avitek 社に入社したばかりの John Smith は、保管されている自分の従業員情報が正しいかどうかを確認する必要があります。また、新しいオフィス機器を数点注文する必要もあります。Avitek 社では、企業イントラネットを使用して、これらのタスクを実行することができます。

  1. Avitek 社の企業イントラネットにログインする。
  2. Avitek 社の企業イントラネットに、新しい従業員 John Smith としてログインします。

  3. 従業員情報を参照する。
  4. Avitek 社のイントラネット ポータルに従業員としてログインすると、[従業員] ポートレットに自分の従業員プロファイルが表示されます。

  5. オフィス機能を注文する。
  6. このタスクは、2 つの手順で構成されます。

    1. John Smith として、新しいラップトップ コンピュータの注文を送信する。
    2. マネージャ Rachel Burns としてログインし、John Smith から送信された新しいラップトップ コンピュータの注文を承認する。

    注文書が承認された後は、注文の配信ステータスを追跡できます。

WebLogic Platform ツアーの実行中は、Avitek 社の従業員とマネージャの役割を必要に応じて行い、これらの各手順を完了してください。

 


WebLogic Platform ツアーの各手順の実行

WebLogic Platform ツアーを開始する前に、次のトピックを参照して使い方に慣れてください。

WebLogic Platform ツアーを開始する

WebLogic Platform ツアーを開始するには (まだ開始されていない場合)、以下のいずれかのオプションを使用します。

WebLogic Platform ツアーを起動すると、次のイベントが実行されます。

  1. WebLogic Server のインスタンスが end2end ドメインで起動する。
  2. WebLogic Platform ツアーが end2end ドメイン コンフィグレーションの指定に従ってデプロイされる。
  3. WebLogic Platform ツアーの Web アプリケーションがブラウザで起動し、Avitek イントラネット ポータルへのログインを要求される。

WebLogic Workshop を起動する

WebLogic Platform ツアーでは、WebLogic Platform アプリケーションの構築に使用する統合開発環境、BEA WebLogic Workshop Platform Edition の数多くの機能を紹介します。開発者にとっては、WebLogic Workshop の直観的なユーザ インタフェースによって、アプリケーションを視覚的に設計できるだけでなく、Web、ポータル、ビジネス プロセスの各アプリケーションや Web サービスなどを簡単に開発できるようになります。

WebLogic Platform ツアーの手順では、WebLogic Workshop で、各アプリケーションとその開発方法の説明に関連するファイルを開くよう求められます。

WebLogic Workshop を起動するには、次の表の手順に従います。

表 1-3 WebLogic Workshop の起動 

オペレーティング システム

手順

Microsoft Windows

[スタートプログラムBEA WebLogic Platform 8.1WebLogic Workshop] を選択する。

UNIX

    1. 対象の UNIX システムにログインする。

    2. WebLogic Platform のインストール先の workshop サブディレクトリに移動する。次に例を示します。

cd bea/weblogic81/workshop

    3. 次のコマンドを入力します。

sh Workshop.sh


 

WebLogic Workshop で開発するアプリケーションは、WebLogic Server の実行インスタンスにデプロイされます。アプリケーションをコンパイル、実行、またはデバッグする前に、WebLogic Server を実行する必要があります。サーバのステータスは、ウィンドウ下部に表示されるアイコンの色によって確認できます。

サーバが実行中です


 

WebLogic Server のインスタンスが起動すると、サーバのアイコンは緑色になります。

WebLogic Platform ツアーを起動したときに、end2end ドメインに、WebLogic Server のインスタンスが呼び出されます。WebLogic Workshop から WebLogic Server を起動または停止するには、それぞれ次のコマンドを選択します。

WebLogic Workshop の機能の詳細については、次の手順に従い WebLogic Workshop ヘルプを参照してください。

画面領域を節約するには、WebLogic Workshop のウィンドウを一時的に最小化します。

WebLogic Platform ツアーを実行するためのヒント

WebLogic Platform ツアーの実行中は、以下のヒントを参考にしてください。

WebLogic Platform ツアーの終了

WebLogic Platform ツアーを終了するには、以下の手順に従って WebLogic Platform ツアーの終了スクリプトを手動で起動します。

 

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