データベースのアタッチ属性DBKEY SCOPE IS ATTACHを指定したアプリケーションによって、データベース内にロックされた領域とdbkeyが累積することがあります。あるユーザーがDBKEY SCOPE IS ATTACHモードでデータベースに接続している場合、すべてのユーザー(明示的にTRANSACTIONモードで接続したユーザーも)がこのモードで操作することになります。ATTACHセッションが切断されるまで、dbkeyは再利用されません。RMU Reclaimコマンドでは、削除された行のデータベース・キーを1つ以上の記憶領域にただちに再設定できます。RMU Reclaimコマンドでは、記憶領域のすべてのページを読み取って更新し、可能な場合は、ロックされた行および空き領域を以降の割当てで使用できるよう解放します。
root-file-spec
回収対象のロックされた領域またはキーを含むデータベースを指定します。デフォルトのファイル拡張子は.rdbです。
Area[=storage-area-list]
回収する記憶領域をリストします。デフォルトはすべての記憶領域です。Log
Nolog
記憶領域が回収されるたびにログ・メッセージを出力します。デフォルトはNologです。
- RMU Reclaimコマンドは、オンラインで実行され、排他アクセスは必要ありません。ただし、DBKEY SCOPE IS ATTACHモードでデータベースに接続しているユーザーがいる場合、RMU/RECLAIM処理の効果は大幅に薄れます。解放可能なすべてのロックされた領域を解放するには、DBKEY SCOPE IS ATTACHモードでデータベースにアタッチしているユーザーがいない必要があります。
- データベース・ページのロックされた領域を回収するには、ロックされた領域を制御するデータベース・セッションがデータベースからデタッチしている必要があります。これは、アタッチしている各セションを切断し、データベースに再接続することで行えます。