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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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1.39 RMU Recover Resolveコマンド

トランザクションを完了させることにより、破損したデータベースをリカバリし、未解決の分散トランザクションを解決します。

未解決トランザクションおよびOracle Rdbでサポートされるトランザクション・マネージャ(DECdtmおよびEncina)の詳細は、『Oracle Rdb7 Guide to Distributed Transactions』を参照してください。


形式



説明

RMU Recover Resolveコマンドを使用して、アフター・イメージ・ジャーナル(.aij)ファイル内の未解決の分散トランザクションをコミットまたはアボートします。未解決トランザクションの影響を受ける各.aijファイルで、未解決トランザクションを同じ状態(COMMITまたはABORT)に完了させる必要があります。

RMU Recover Resolveコマンドでは、次のタスクを行います。


コマンド・パラメータ

aij-file-name

アフター・イメージ・ジャーナルを含むファイルの名前。最適化されたアフター・イメージ・ジャーナル(.oaij)ファイルではありません。デフォルトのファイル拡張子は.aijです。

コマンド修飾子

Confirm

Noconfirm

変更した各トランザクションの状態の確認を要求します。対話式処理でのデフォルトはConfirmです。

このプロンプトを表示しない場合、Noconfirm修飾子を指定します。バッチ処理でのデフォルトはNoconfirmです。

State=option

すべての未解決トランザクションを解決する状態を指定します。

分散トランザクションの管理にDECdtmを使用している場合、State修飾子のオプションは次のとおりです。

分散トランザクションの管理にEncinaを使用している場合、State修飾子のオプションは次のとおりです。

State修飾子を指定しない場合、.aijファイル内の未解決トランザクションごとに、アクションを入力するようOracle RMUから要求されます。DECdtmでトランザクションを管理し、Ignoreを入力した場合、Oracle RMUでトランザクションを解決するのではなく、トランザクションを解決するコーディネータに通知されます。コーディネータが再度使用可能になり、トランザクションの完了が指示されるか、RMU Recover Resolveコマンドを再度使用して手動でトランザクションを完了させるまで、トランザクションは未解決のままになります。コーディネータのアクティビティの詳細は、『Oracle Rdb7 Guide to Distributed Transactions』を参照してください。

コーディネータはEncinaで管理されるトランザクションには関与していないため、XAトランザクションではIgnoreオプションは無効です。


使用上の注意


例1

次のコマンドでは、mf_personnelデータベースをリカバリし、古い.aijファイルからデータベースをロールフォワードして未解決の分散トランザクションを解決します。State修飾子が指定されていないため、各未解決トランザクションの状態についてOracle RMUからユーザーにプロンプトが表示されます。


$ RMU RECOVER/RESOLVE MF_PERSONNEL.AIJ;1

例2

この例では、mf_personnel.aijファイルのすべての未解決トランザクションがコミットされます。


$ RMU/RECOVER/RESOLVE/STATE=COMMIT MF_PERSONNEL.AIJ

RMU Recover Resolveコマンドの例は、『Oracle Rdb7 Guide to Distributed Transactions』も参照してください。