RMU Librarianコマンドでは、バックアップしたOracle Rdbデータベースを、Oracle Media Managementインタフェースに準拠したLibrarianユーティリティからリストしたり、削除できます。1つのコマンドで、リストと削除の両方の処理は行えません。
backup-file-spec
以前にLibrarianユーティリティに格納したOracle Rdbデータベースのバックアップを指定します。Oracle RMU Backupコマンドで使用したのと同じバックアップ・ファイル名を使用します。何も指定しない場合、ファイル・タイプはデフォルトの.RBFとみなされます。バックアップ・ファイル名に指定したデバイス、ディレクトリまたはバージョン番号は無視されます。Librarianユーティリティでワイルドカード文字がサポートされている場合、List修飾子を使用する際にバックアップ・ファイル名にワイルドカードを使用できます。ワイルドカード文字は、Remove修飾子には使用できません。
List[=(Output=file-name),(options,...)]
Librarianユーティリティに格納されているOracle Rdbデータベースのバックアップを表示できます。Outputオプションを指定せずにList修飾子を使用した場合、デフォルト出力デバイスに出力されます。Outputオプションを使用した場合、指定したファイルに出力されます。指定したバックアップ名に対して生成されたLibrarian内のすべてのデータ・ストリームがリストされます。各データ・ストリームに対してリストされる情報は、次のとおりです。
- バックアップ・ファイルに基づいたバックアップ・ストリーム名。
- バックアップ・ストリーム名に関連付けられているコメント。
- バックアップ・ストリーム名に関連付けられている作成方法。これは、常にSTREAMです。
- ストリームがLibrarianにバックアップされたときの作成日付。
- ストリームの削除用にLibrarianで指定された有効期日と時間。
- メディアへの同時アクセスが可能かどうかを示すメディア共有モード。
- メディアのファイルへのアクセス順がランダムか順次かを示すファイル順序モード。
- バックアップ・ストリームを含むメディアのボリューム・ラベル。
Librarianユーティリティによっては、これらの項目がすべてリストされないものもあります。
List修飾子には、次のオプションを使用できます。
- Trace_File=file-specification
Librarianアプリケーションによってトレース・データが指定したファイルに書き込まれます。- Level_Trace=n
このオプションをデバッグ・ツールとして使用し、Librarianアプリケーションによって書き込まれるトレース・データのレベルを指定します。事前に決められた値(0、1または2)またはLibrarianアプリケーションで定義されている、より大きな値を使用できます。事前に決められている値は次のとおりです。
- レベル0では、すべてのエラー状態がトレースされます。これがデフォルトです。
- レベル1では、各Librarianファンクションの開始と終了がトレースされます。
- レベル2では、各Librarianファンクションの開始と終了、すべてのファンクション・パラメータの値、および各読取り/書込みバッファの最初の32バイト(16進)がトレースされます。
- Logical_Names=(logical-name=equivalence-value,...)
このオプションを使用してプロセス論理名のリストを指定できます。Librarianユーティリティは、これらの論理名を使用して、Oracle Rdbバックアップ・ファイルが格納されるカタログまたはアーカイブや、Librarianデバッグ論理名などを指定できます。論理名の定義の詳細は、Librarianのドキュメントを参照してください。プロセス論理名のリストは、リストまたは削除操作の開始前にOracle RMUで定義されます。
Remove[=[No]Confirm,(options...)]
特定のバックアップ・ファイルに対して生成されたLibrarianにあるすべてのデータ・ストリームを削除できます。このコマンドの使用には注意が必要です。このコマンドを使用する前に、データベースのより新しいバックアップがLibrarianに別の名前で存在することを確認する必要があります。Confirmオプションがデフォルトです。バックアップをLibrarianから削除するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。プロンプトが不要な場合は、Noconfirmオプションを使用します。確認プロンプトが表示されずに削除が行われます。Remove修飾子には、次のオプションを使用できます。
- Trace_File=file-specification
Librarianアプリケーションによってトレース・データが指定したファイルに書き込まれます。- Level_Trace=n
このオプションをデバッグ・ツールとして使用し、Librarianアプリケーションによって書き込まれるトレース・データのレベルを指定します。事前に決められた値(0、1または2)またはLibrarianアプリケーションで定義されている、より大きな値を使用できます。事前に決められている値は次のとおりです。
- すべてのエラー状態をトレースするレベル0がデフォルトです。
- レベル1では、各Librarianファンクションの開始と終了がトレースされます。
- レベル2では、各Librarianファンクションの開始と終了、すべてのファンクション・パラメータの値、および各読取り/書込みバッファの最初の32バイト(16進)がトレースされます。
- Logical_Names=(logical-name=equivalence-value,...)
このオプションを使用してプロセス論理名のリストを指定できます。Librarianユーティリティは、これらの論理名を使用して、Oracle Rdbバックアップ・ファイルが格納されるカタログまたはアーカイブや、Librarianデバッグ論理名などを指定できます。論理名の定義の詳細は、Librarianのドキュメントを参照してください。プロセス論理名のリストは、リストまたは削除操作の開始前にOracle RMUで定義されます。