Oracle Rdb7

列と互換性のない編集文字列を指定すると、列値を取得するときに疑問符が表示されます。

SQL> ALTER TABLE EMPLOYEES ALTER ADDRESS_DATA_1 EDIT STRING '99999';
SQL> SELECT ADDRESS_DATA_1 FROM EMPLOYEES LIMIT TO 2 ROWS;
 ADDRESS_DATA_1
 ??????????????
 ??????????????
2 rows selected

使用方法

OpenVMSシステムでは、SET LANGUAGE文を使用すると、代替の各国語環境を選択できます。一部の言語では、言語固有の論理名表で定義された論理名LIB$MI_U、LIB$MI_LおよびLIB$MI_Cを使用すると、正午標識にかわる変換を定義できます。たとえば、スウェーデン語の変換ではFMおよびEMであり、LNM$LANGUAGE_SWEDISH論理名表で定義されています。
$ show logical/table=LNM$LANGUAGE_SWEDISH LIB$MI* (LNM$LANGUAGE_SWEDISH) "LIB$MI_C" = "Fm" = "Em" "LIB$MI_L" = "fm" = "em" "LIB$MI_U" = "FM" = "EM"
LIB$MI_U、LIB$MI_L、LIB$MI_Cの変換が順に使用され、現在の言語に使用できる変換がない場合は、文字列AMおよびPMがデフォルト設定されます。

編集文字がフィールド値の表示に必要な編集文字より少ない場合、末尾にある桁または文字は切り捨てられます。余分な編集文字は無視されます。したがって、RRRR:PPはRR:PPとして処理されます。

注意

Oracle Rdbの将来のバージョンでは、より精度の高い小数秒の編集文字列がサポートされる可能性があります。したがって、より広いフィールド幅は将来のバージョンで異なって解釈される可能性があるため、3つ以上のアスタリスクを使用しないでください。

Oracle Rdbでは、出力の最初の数値フィールドおよび空白文字に続く数値フィールドの先行ゼロは自動的に切り捨てられます。空白は、引用符付きリテラルまたは空白フォーマット文字（B）で表示されます。年（Y）形式フィールドおよび小数秒（*）形式フィールドでは、先行ゼロは切り捨てられません。

例

次の例は、前述の新しい編集文字を示しています。

SQL> set default date format 'SQL92';
SQL> set quoting rules 'SQL92';
SQL>
SQL> create table T (dt timestamp(2)
cont>                   edit string 'YYYY-NN-DDBRR:PP:QQ.**');
SQL> insert into T value (current_timestamp);
1 row inserted
SQL>
SQL> select dt from T;
 DT
 1999-01-16 10:17:12.63
1 row selected
SQL>
SQL> select dt as "Just Time" edit using 'HH:PPB%%' from T;
 Just Time
 10:17 AM
1 row selected
SQL>
SQL> set language SWEDISH;
SQL>
SQL> select dt as "Just Time" edit using 'HH:PPB%%' from T;
 Just Time
 10:17 FM
1 row selected