3.1 SQLモジュール言語およびSQLモジュール・プロセッサの概要
SQLモジュール言語およびSQLモジュール・プロセッサでは、SQLプリコンパイラでサポートされていないものを含め、任意のホスト言語からコールされるSQL文を含むプロシージャを使用できます。
SQLモジュール言語では、SQLモジュール・ファイルと呼ばれる別個のファイルに格納されたSQL文を実行する、ホスト言語プログラムのためのコール・メカニズムが提供されています。このファイルには、単一SQLモジュールを指定するモジュール言語要素が含まれています。モジュールには、1つ以上のプロシージャが含まれています。プロシージャには次が含まれています。
単一のSQL文が組み込まれたプロシージャは、単一文プロシージャと呼ばれます。複合文(複数のSQL文を含めることが可能)を含むプロシージャは、複数文プロシージャと呼ばれます。
ホスト言語プログラムでは、コール文を使用して特定のSQLモジュール・プロシージャを指定し、数とデータ型がプロシージャ内のパラメータ宣言に対応している一連の実パラメータを指定します。SQLモジュール内のプロシージャをコールすると、プロシージャ内の単一文または複合文が実行されます。
SQLモジュール言語には次の利点があるため、プリコンパイルされたSQLではなくSQLモジュール言語の使用をお薦めします。
SQLモジュール言語のプログラミング上の検討事項の詳細は、『Oracle Rdb7 Guide to SQL Programming』を参照してください。