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Oracle Rdb SQLリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06178-01
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I.6.24.1 RDB$SOURCE_LANGUAGE

次の表では、RDB$SOURCE_LANGUAGE列の値をリストしています。

言語
0 言語未定義
1 Ada
2 C
3 COBOL
4 FORTRAN
5 Pascal
6 今後の使用のため予約。
7 BASIC
8 GENERAL
9 PL/I
10 SQL(ストアド・ファンクションおよびストアド・プロシージャではデフォルト)

I.6.25 RDB$SEQUENCES

RDB$SEQUENCESシステム表には、各順序に関する情報が格納されます。次の表は、RDB$SEQUENCESシステム表の列に関する情報を示しています。

列名 データ型 概要説明
RDB$CREATED date vms 順序が作成された時刻。
RDB$LAST_ALTERED date vms 順序が最後に変更された時刻。
RDB$ACCESS_CONTROL byte varying この順序のアクセス制御リスト。
RDB$DESCRIPTION byte varying この順序に関する説明。
RDB$START_VALUE bigint 順序の開始値。
RDB$MINIMUM_SEQUENCE bigint 順序の最小値。
RDB$MAXIMUM_SEQUENCE bigint 順序の最大値。
RDB$NEXT_SEQUENCE_
VALUE
bigint 順序に使用可能な次の値。この列は読取り専用のCOMPUTED BY列である。順序の最初の定義時に、この列はNULLを返す。
RDB$INCREMENT_VALUE integer 順序の増分値。正の値は昇順を示し、負の値は降順を示す。
RDB$CACHE_SIZE integer メモリーに割り当てられ保持される順序番号の数。1の場合はNOCACHEが指定されており、値は1つずつ割り当てられる。
RDB$FLAGS integer フラグ。
RDB$SEQUENCE_ID integer この順序オブジェクトに割り当てられている一意の番号。この値は内部使用のみ可能である。
RDB$SEQUENCE_NAME char(31) 順序の一意の名前。
RDB$SEQUENCE_CREATOR char(31) この順序の作成者。

RDB$FLAGSは、RDB$SEQUENCESシステム表のフラグを示します。

ビット位置 説明
0 順序は循環する。
1 順序は指定されている。
2 順序はランダムである。
3 これはシステム順序であり、削除できない。
4 最小値が指定されていない。
5 最大値が指定されていない。
6 これがIDENTITY列の順序であることを示す。
7 この順序はロックを待機する。
8 この順序はロックを待機しない。

_

I.6.26 RDB$STORAGE_MAPS

RDB$STORAGE_MAPSシステム表には、各記憶域マップに関する情報が格納されます。次の表は、RDB$STORAGE_MAPSシステム表の列に関する情報を示しています。

列名 データ型 概要説明
RDB$MAP_NAME char(31) 記憶域マップの名前。
RDB$RELATION_NAME char(31) 記憶域マップの参照先の表の名前。
RDB$INDEX_NAME char(31) 記憶域マップのSQL句のPLACEMENT VIA INDEXで指定されている索引の名前。
RDB$FLAGS integer フラグ。
RDB$MAP_SOURCE byte varying 記憶域マップ定義のユーザーのソース・テキスト。
RDB$DESCRIPTION byte varying 記憶域マップに関するユーザー指定の説明。
RDB$EXTENSION_PARAMETERS byte varying レコードの垂直パーティション化の列名のリスト。
RDB$VERTICAL_PARTITION_INDEX integer レコードの垂直パーティションの数を示すカウンタ。

レコードの垂直パーティション化が使用されている場合は、垂直パーティションごとにRDB$STORAGE_MAPSが1つ存在する。

RDB$VERTICAL_PARTITION_NAME char(31) レコードの垂直パーティションの名前。
RDB$SECURITY_CLASS char(20) 今後の使用のため予約。

RDB$FLAGSは、RDB$STORAGE_MAPSシステム表のフラグを示します。

ビット位置 説明
0 形式が混在する領域のマップの場合。
1 圧縮が可能なマップの場合。
2 パーティション・キーは更新不可。
3 今後の使用のため予約。
4 ユーザーがこのパーティションを指定。
5 厳密なパーティション化に対して無視を使用(NO REORGANIZE)。

I.6.27 RDB$STORAGE_MAP_AREAS

RDB$STORAGE_MAP_AREASシステム表には、記憶域マップの参照先の各記憶域に関する情報が格納されます。次の表は、RDB$STORAGE_MAP_AREASシステム表の列に関する情報を示しています。

列名 データ型 概要説明
RDB$MAP_NAME char(31) 記憶域マップの名前。
RDB$AREA_NAME char(31) 記憶域マップの参照先の記憶域の名前。
RDB$ROOT_DBK char(8) SORTED索引のルートへのポインタ(SORTED索引の場合)。
RDB$ORDINAL_POSITION integer マップのこの行によって表される記憶域の順序。
RDB$STORAGE_ID integer 表の場合は、データベースの論理領域へのポインタ。ハッシュ索引の場合は、システム・レコードへのポインタ。
RDB$INDEX_ID integer 索引の論理領域へのポインタ。
RDB$STORAGE_BLR byte varying 記憶域マップ定義のSQL句のWITH LIMIT OFを表すBLR。
RDB$DESCRIPTION byte varying このパーティションの説明。
RDB$EXTENSION_PARAMETERS byte varying セグメント化された文字列の記憶域マップによって参照される表名と列名をリストする。
RDB$VERTICAL_PARTITION_INDEX integer LIST記憶域マップの場合、この値はLIST記憶域マップの領域セットの領域間の関係を示す。
RDB$FLAGS integer フラグ。
RDB$SECURITY_CLASS char(20) 今後の使用のため予約。
RDB$PARTITION_NAME char(31) 索引パーティションまたは記憶域マップ・パーティションの名前。

RDB$FLAGSは、RDB$STORAGE_MAP_AREASシステム表のフラグを示します。

ビット位置 説明
0 ビット0がクリアされている場合、LIST記憶域の領域セットはランダムに使用される。

ビット0が設定されている場合、LIST記憶域の領域セットは順に使用される。

1 ユーザーがこのパーティションを指定。
2 BUILD PARTITIONが必要。
3 NOLOGGING使用による遅延構築。

I.6.28 RDB$SYNONYMS

RDB$SYNONYMSシステム表では、ユーザーが参照可能なオブジェクトの名前が、オブジェクトのストアド名に関連付けられます。ユーザーが参照可能なオブジェクト名は、複数のスキーマでレプリケートされている場合があります。一方、オブジェクトのストアド名は、すべてのスキーマおよびカタログで一意です。この表は、SQLマルチスキーマ機能が有効化されているデータベースにのみ存在します。

他のシステム表の行とは異なり、RDB$SYNONYMSシステム表の行は圧縮されています。次の表は、RDB$SYNONYMSシステム表の列に関する情報を示しています。

列名 データ型 概要説明
RDB$SCHEMA_ID integer このオブジェクトが属するスキーマのRDB$CATALOG_SCHEMA_ID。
RDB$USER_VISIBLE_NAME char(31) ユーザーに表示されるオブジェクトの名前。
RDB$OBJECT_TYPE integer オブジェクトのタイプを示す次のような値:

  • 8

    制約。

  • 19

    ドメイン(グローバル・フィールド)。

  • 26

    索引。

  • 31

    リレーション(表)。

  • 36

    ビュー。

  • 60

    順序。

  • 67

    記憶域マップ。

  • 81

    トリガー。

  • 117

    照合順番。

  • 180

    アウトライン。

  • 192

    タイプ。

RDB$STORED_NAME char(31) データベースに実際に格納されているオブジェクトの名前。
RDB$SECURITY_CLASS char(20) 今後の使用のため予約。

I.6.29 RDB$TRIGGERS

RDB$TRIGGERSシステム表では、トリガーの定義が記述されます。次の表は、RDB$TRIGGERSシステム表の列に関する情報を示しています。

列名 データ型 概要説明
RDB$DESCRIPTION byte varying トリガーに関するユーザー指定のテキスト文字列。
RDB$FLAGS integer フラグ。
RDB$RELATION_NAME char(31) このトリガーが定義されている表の名前。このトリガーは、(RDB$TRIGGER_FIELD_NAME_LISTで記述されている列によって修飾された)名前付き表の更新で選択される場合がある。

この表は、この表を参照するすべてのコンテキストにおけるサブジェクト表として使用される。

RDB$TRIGGER_ACTIONS byte varying このトリガーに対して定義されたトリガー・アクションのすべてのセットを含むテキスト文字列。この文字列は、1つ以上のclumpletsのセット(トリガー・アクションごとに1セット)で構成される。
RDB$TRIGGER_CONTEXTS integer 更新のトリガーを実行する文の現在のコンテキストにトリガー・アクションBLRをマップするためにトリガー・アクションBLR内で使用されるコンテキスト番号。
RDB$TRIGGER_FIELD_NAME_LIST byte varying カウント・フィールドと1つ以上のカウントされた文字列で構成されるテキスト文字列。カウントは、リスト内の文字列の数を表すunsigned word。

カウントされた文字列は、列名を表すASCIC名。イベント型UPDATEのトリガーは、指定された列が1つ以上変更された場合に評価される。

RDB$TRIGGER_NAME char(31) トリガーの名前。この名前は、データベース内で一意のトリガー名である必要がある。
RDB$TRIGGER_NEW_CONTEXT integer UPDATEイベントにおけるサブジェクト表の新しい行値を参照するためにトリガー・アクションのBLR内で使用されるコンテキスト番号。
RDB$TRIGGER_OLD_CONTEXT integer UPDATEイベントの前から存在しているサブジェクト表の古い行値を参照するためにトリガー・アクションのBLR内で使用されるコンテキスト番号。
RDB$TRIGGER_SOURCE byte varying トリガー定義のオプションのテキスト文字列。この文字列は、データベース・システムでは使用されない。

トリガーの定義全体がこの文字列で示される。この列は、トリガー定義を表示するためにインタフェースで使用される。

RDB$TRIGGER_TYPE integer トリガー・アクション時間とトリガー・イベントの組合せによって定義されたトリガーのタイプ。アクション時間にはBEFOREとAFTER、イベントにはINSERT、DELETEおよびUPDATEが使用される。

トリガーのタイプを表す値については、TRIGGER_TYPE_VALのセクションを参照。

RDB$SECURITY_CLASS char(20) 今後の使用のため予約。
RDB$CREATED date vms トリガーの作成時に設定される。
RDB$LAST_ALTERED date vms SQL ALTER TRIGGER文の使用時に設定される。
RDB$TRIGGER_CREATOR char(31) このトリガーの作成者。
RDB$EXTENSION_PARAMETERS byte varying 拡張パラメータ。

RDB$FLAGSは、RDB$TRIGGERSシステム表のフラグを示します。

ビット位置 説明
0 トリガーは現在無効。
1 スキーマの変更が原因で無効。
2 被参照表が変更されている。

I.6.29.1 TRIGGER_TYPE_VAL

次の表では、RDB$TRIGGERSシステム表のRDB$TRIGGER_TYPE列の値と、これらの値が表す各種のトリガーをリストしています。

数値 記号値 説明
1 RDB$K_BEFORE_STORE INSERTの前にトリガーを評価。
2 RDB$K_BEFORE_ERASE DELETEの前にトリガーを評価。
3 RDB$K_BEFORE_MODIFY UPDATEの前にトリガーを評価。
4 RDB$K_AFTER_STORE INSERTの後にトリガーを評価。
5 RDB$K_AFTER_ERASE DELETEの後にトリガーを評価。
6 RDB$K_AFTER_MODIFY UPDATEの後にトリガーを評価。

I.6.30 RDB$VIEW_RELATIONS

RDB$VIEW_RELATIONSシステム表では、特定のビューに関与しているすべての表をリストします。ビュー定義の表またはビューごとに1行が使用されます。次の表は、RDB$VIEW_RELATIONSシステム表の列に関する情報を示しています。

列名 データ型 概要説明
RDB$VIEW_NAME char(31) 別の表を使用しているビューまたは表の名前。通常、RDB$VIEW_NAMEの値にはビュー名が使用されるが、統計式で計算された列を含む表の名前も使用される。
RDB$RELATION_NAME char(31) ビューの構成に使用される表の名前。
RDB$VIEW_CONTEXT integer ビュー内の表の識別に使用されるコンテキスト変数の識別子。このコンテキスト変数は、RDB$RELATIONSのRDB$VIEW_BLR列によって表されるBLRに表示される。
RDB$SECURITY_CLASS char(20) 今後の使用のため予約。

I.6.31 RDB$WORKLOAD

RDB$WORKLOADシステム表は、RDB$SYNONYMSおよびRDB$CATALOG_SCHEMAと同様にオプションのシステム表です。このシステム表は、データベース属性WORKLOAD COLLECTION IS ENABLEDがSQL CREATE文またはALTER DATABASE文で指定されているときに作成されます。作成後は、このシステム表を削除できません。

次の表は、RDB$WORKLOADシステム表の列に関する情報を示しています。

列名 データ型 概要説明
RDB$CREATED date vms ワークロードのエントリが作成された時刻。
RDB$LAST_ALTERED date vms 統計が最後に更新された時刻。
RDB$DUPLICITY_FACTOR bigint(7) 1.0から表のカーディナリティまでの値の範囲。関連する列グループ(RDB$FIELD_GROUP)の重複値の数。
RDB$NULL_FACTOR integer(7) 0.0から1.0までの値の範囲。関連する列グループにおける1つ以上の列にNULLがある表の行の比率。
RDB$RELATION_ID integer 実表の識別子。
RDB$FLAGS integer 今後の使用のため予約。
RDB$FIELD_GROUP char(31) 最大で15の格納された列識別子を含む。
RDB$SECURITY_CLASS char(20) 今後の使用のため予約。