ヘッダーをスキップ
Oracle Secure Backup管理者ガイド
リリース10.1
B28439-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

A NDMPの使用方法

Oracle Secure Backupユーザーとして、サード・パーティのNDMP対応アプリケーションを使用する場合を除いた、現実的な方法ではNDMPに注意する必要はありません。SCSI接続またはファイバ・チャネル接続の2次ストレージ・ハードウェアとともにWindows、LinuxまたはSolarisの各ホストを使用する場合、NDMPは基本的に意識されません。しかし、場合によっては次の動作に注意する必要があります。

制約のあるエラー・レポート

NDMPは、データ・サービスが多数の共通エラーをレポートするためのプログラム的な手段を指定しません。この制約は、「パス名が見つかりません」という、通常NDMPデータ・サービスによって内部エラーとしてレポートされる一般的な状況に当てはまります。Oracle Secure Backupは、このようなエラーをすべてジョブのトランスクリプトに記録します。

ほとんどのNDMPの実装ではLOGインタフェースを使用し、バックアップ・アプリケーションにテキスト・メッセージをレポートするための手段をサーバーに提供します。Oracle Secure Backupは、受け取ったすべてのLOGメッセージをジョブのトランスクリプトに記録します。

個々のファイルのバックアップ

一部のNDMPデータ・サービスは、ディレクトリとそのコンテンツのバックアップのみを提供します。つまり、明示的に個々のファイルをバックアップできません。個々のファイルおよびディレクトリ・ツリーは、いずれもリストアできます。この状況は、Network ApplianceのData Ontapに当てはまります。

リストアされるファイルのレポート

リストア操作中に、一部のNDMPデータ・サービスは、バックアップ・イメージからリストアされるファイルおよびディレクトリの名前をレポートしません。そのため、リクエストしたファイルを検出されたかどうかをNDMPデータ・サービスで特定できなかったという警告がOracle Secure Backupから表示されます。この状況は、Network ApplianceのData Ontapに当てはまります。