用途
ctldaemonコマンドは、Oracle Secure Backupデーモンの動作を制御する場合に使用します。
前提条件
ctldaemonコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。
構文
構文1
この構文は、スケジューリングを一時停止または再開する場合に使用します。
ctldaemon::=
ctlda•emon --command/-c { suspend | resume }
構文2
この構文は、1つ以上のデーモンにコマンドを送信する場合に使用します。
ctldaemon::=
ctlda•emon --command/-c { dump | reinitialize | debugon | debugoff }
[ --host/-h hostname[,hostname]... ] [ daemon-id ]...
意味
obscheduledデーモンを一時的に停止して後で再開できるようにします(構文1)。obscheduledは、トラブルシューティングの目的で一時停止できます。
Oracle Secure Backupデーモンに制御コマンドを送信できるようにします(構文2)。表2-2に--command値をリストします。
デーモンが実行されているホストの名前を指定します。省略した場合は、ローカル・ホストが想定されます。
プロセスID(PID)またはサービス名のいずれかとしてOracle Secure Backupデーモンを指定します。可能なサービス名は、observiced、obscheduled、obrobotdおよびobixdです。
例
例2-30では、obscheduledデーモンが通常の状態かどうかを判定してから一時停止します。