用途
eddsコマンドは、既存のデータセット・ファイルを編集する場合に使用します。ファイルのコンテンツ全体を置き換えるには、次のいずれかの方法を使用します。
コマンドラインでの--input/-iオプションの使用。ファイルはコマンドラインに入力できます。
--input/-iオプションの省略。これにより、デフォルトのエディタ・ウィンドウが開かれるので、データを入力して変更を行うことができます。エディタを終了すると変更が適用されます。デフォルトのエディタは、EDITOR環境変数によって定義されます。
前提条件
eddsコマンドを実行するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。
構文
edds::=
edds [ --nq ] [ --nocheck/-C ] [ --input/-i ] dataset-file-name
意味
確認メッセージを表示しません。このオプションを指定しない場合、コマンドは確認メッセージを表示します。確認メッセージについては、「対話型モードでのコマンド実行」を参照してください。
データセット・ファイルの構文エラー・チェックを無効にします。
データセット・ファイルのコンテンツ全体の入力または置換えを有効にします。
データセット・ファイルの名前を指定します。dataset-file-nameプレースホルダの詳細は、「dataset-file-name」を参照してください。
例
例2-33では、構文エラーのあるデータセット・ファイルを開き、そのコンテンツを新しい構文に置き換えてから構文をチェックします。
例2-33 ファイルの構文のチェック
ob> catds badsyntax.ds
icnlude host brhost2
ob> edds --nq --input badsyntax.ds
Input the replacement dataset contents. Terminate with an EOF or a line
containing just a dot (".").
include host brhost2
include path /home
.
ob> catds badsyntax.ds
include host brhost2
include path /home
ob> chkds badsyntax.ds