用途
lssched
コマンドは、バックアップ・スケジュールに関する情報を表示する場合に使用します。
前提条件
lssched
コマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。
構文
lssched::=
lssc•hed [ --short/-s | --long/-l ] [ --calendar/-c year/month [ --trigger trigger-number[,trigger-number]... ] ] [ schedulename ]...
意味
短い形式でスケジュール・データが表示されます。
長い形式でスケジュール・データが表示されます。
表示が、所定の年月のスケジュール情報に制限されます。
トリガー番号別にバックアップ・スケジュール情報が表示されます。トリガーは、スケジュール・バックアップを実行する時間周期または時間セットをユーザー定義したものです。
表示するバックアップ・スケジュールの名前を指定します。
出力
表2-16で、lssched
コマンドの出力について説明します。
表2-16 lsschedの出力
列 | 意味 |
---|---|
Schedule name |
スケジュールを識別するユーザー指定の名前。 |
Dataset |
使用されるデータセット・ファイル。 |
Restrict |
デバイス制限。 |
Priority |
バックアップ・スケジュールの優先度レベル。 |
Comment |
ユーザー指定のコメント。 |
Trigger # |
このスケジュールのインスタンス番号。 |
Day/date |
バックアップ・ジョブのスケジュール日。 |
At |
バックアップ・ジョブのスケジュール時間。 |
Backup level |
実行するバックアップのレベル。設定は、 |
Media family |
使用するメディア・ファミリ。 |
Expires after |
このトリガーが期限切れになる時期。 |
例
例2-72では、バックアップ・スケジュールlev2
、level3
およびlevel3-writewindow
に関する情報を表示しています。
例2-72 バックアップの表示
ob> lssched --long lev2: Dataset: fez1 jssun1 wiley1 Restrict: jssuntape Priority: 100 Trigger 1: Day/date: day 21 each month At: 02:00 Backup level: 2 Media family: level2 level3: Dataset: NEW_CLIENTS Priority: 100 Trigger 1: Day/date: daily At: 02:00 Backup level: 2 Media family: level2 Expires after: 1 hour level3-writewindow: Dataset: fez1 jssun1 wiley1 Restrict: jssuntape Priority: 100 Comment: write window set for 5 hours Trigger 1: Day/date: daily At: 01:00 Backup level: 3 Media family: lev3-ww-expires