用途
installnet
ツールは、複数のホストでOracle Secure Backupをインストールまたはアンインストールする場合に使用します。installnet
では、ネットワーク説明ファイル(NDF)の名前が引数として使用されます。installnet
の場合、メディア・サーバーへのOracle Secure Backupのインストールとテープ・デバイスの構成の両方が可能ですが、installhost
の場合は、インストールの実行のみが可能です。
前提条件
LinuxまたはUNIXシステムでは、このユーティリティはroot
として実行する必要があります。rsh
の使用経験が必要です。
構文
install/installnet desc-file [ -f | [ [ -U | -UU ] [ -np ] ] ] [ -h hostname[,hostname]... ]
意味
ネットワーク・インストール説明ファイルの名前を指定します。NDFのサンプルが、obndf
という名前で、Oracle Secure Backupホームのinstall
ディレクトリにあります。
ホスト上のOracle Secure Backupソフトウェアのバージョンが最新のものになっているかどうかにかかわらず、各ホストの更新を強制します。
各ホストからOracle Secure Backupをアンインストールします。Oracle Secure Backupホームのadmin
サブディレクトリが管理サーバーから削除されることはありません。
各ホストからOracle Secure Backupをアンインストールします。Oracle Secure Backupホームのadmin
サブディレクトリが管理サーバーから削除されます。
各ホストをアンインストールするかどうかの確認メッセージを抑止します。
インストールの対象をNDFにリストされている特定のホストに制限します。デフォルトでは、NDFにリストされているすべてのホストにOracle Secure Backupがインストールされます。
例
例5-3では、installnet
を使用して、3つのクライアントからOracle Secure Backupをアンインストールしています。admin
サブディレクトリも管理サーバーから削除されます。