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Oracle TimesTen In-Memory Databaseアプリケーション・サーバー構成ガイド
リリース6.0
B25762-01
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TimesTenデータソースの構成

Oracle Application Serverで使用できるように、TimesTen DSNを$HOME/.odbc.iniまたは/var/TimesTen/sys.odbc.iniファイルのいずれかに作成します。この項の例では、次のDSN定義を使用します。

[ORACLEAS] 
DataStore=/home/oracleas/ds/ORACLEAS 
PermSize=64 
OracleID=europa 
OraclePWD=tiger 
SMPOptLevel=1 
DurableCommits=0 
UID=scott 
PWD=tiger 
 

Oracle Application ServerアプリケーションでTimesTenにアクセスするには、OC4JサーバーでデータソースをTimesTen用に構成する必要があります。これには、Enterprise Managerを使用します。

  1. Webブラウザを使用して、Enterprise Managerに接続します。(デフォルトのURLはhttp://servername:1810です。)Oracle Application Serverのインストール時に指定したユーザーID(通常は、ias_admin)およびパスワードを入力します。
  2. 図1.6に示す画面が表示されます。

    図1.6 Enterprise Manager

  3. 画面の中央部で、TimesTenのOC4Jコンテナの名前を選択します。デフォルトでは、これはホーム(最初に選択したもの)です。図1.7に示す画面が表示されます。
  4. 図1.7 OC4Jコンテナ

  5. 左上の「管理」タブをクリックします。図1.8に示す画面が表示されます。
  6. 図1.8 OC4Jの管理

  7. 「アプリケーション・デフォルト」の下にある「データ・ソース」をクリックします。図1.9に示す画面が表示されます。
  8. 図1.9 アプリケーション・デフォルト

  9. TimesTen用の新しいデータソースを作成するには、「作成」(画面の右側)をクリックします。図1.10に示す画面が表示されます。
  10. 図1.10 データソースの作成

  11. OC4JサーバーでTimesTenデータソースを構成します。図1.11を参照してください。
  12. 図1.11 OC4JサーバーでのTimesTenデータソースの構成

    コンソールで行ったデータソース構成の変更は、OC4Jサーバー・ディレクトリにあるconfig/data-sources.xmlと呼ばれるファイルに書き込まれます。

    Oracle Application Serverでは、3種類のデータソース構成が定義されます。TimesTenを使用する場合は、エミュレートされたデータソースのみが推奨されています。エミュレートされたデータソースは、JTAトランザクションにおけるXAプロトコルをエミュレートするデータソースです。ただし、これらは2フェーズのXAコミット・プロトコルをサポートしません。OC4Jサーバーのdata-sources.xmlファイルでは、エミュレートされたTimesTenデータソースのサンプル構成は次のように記述されています。(Enterprise Manager 10g コンソールのGUIを使用して、エミュレートされたTimesTenデータソースを構成する場合は、GUIでの構成の指針として次のXMLディスクリプタを使用できます。)

    <data-source  
    location="jdbc/TimesTenDS"
    class="com.evermind.sql.DriverManagerDataSource"  
    xa-location="jdbc/xa/TimesTenXADS"  
    ejb-location="jdbc/TimesTenDS"  
    connection-driver="com.timesten.jdbc.TimesTenDriver"  
    username="scott"  
    password="tiger" 
    min-connections="8"  
    max-connections="64"  
    url="jdbc:timesten:ORACLEAS"  
    name="TimesTenDS"> 
    <description>TimesTen Data Source</description> 
    </data-source> 
     

    エミュレートされたこのデータソース構成では、エンティティ・ビーンズや、JTAトランザクションのサポートが必要なその他のコンポーネントとともに、TimesTenが使用可能になります。また、OC4J接続プール・サービスも使用されます。