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Oracle TimesTen In-Memory Databaseアプリケーション・サーバー構成ガイド
リリース6.0
B25762-01
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TimesTen JDBCプロバイダの構成

WebSphereにJDBCプロバイダとしてTimesTenを構成するには、次の手順を実行します。

  1. WebSphere Administration Consoleで、「Resources」→「JDBC Providers」を選択します。
  2. 「JDBC Providers」ページで、TimesTenドライバ構成の有効範囲を選択します。
  3. 「New」をクリックします。図5.1を参照してください。
  4. 図5.1 JDBCドライバ

  5. 「JDBC Providers > New」ページで、データベース・タイプに「User-defined」を選択します。
  6. 「Next」をクリックします。図5.2を参照してください。
  7. 図5.2 「JDBC Providers > New」ページ

  8. プロバイダの名前および説明(オプション)を入力します。
  9. 「Class path」セクションで、TimesTen JDBCドライバのjarファイルへのフルパスを指定します。たとえば、/home/timesten/TimesTen/tt60/lib/classes14.jarを指定します。
  10. 「Native library path」セクションで、TimesTenインストールのlibディレクトリのパスを指定します。たとえば、/home/timesten/TimesTen/tt60/libを指定します。
注意: 特定のプラットフォームにおける環境変数の要件については、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の「環境の変更」を参照してください。
  1. 「Implementation class name」セクションで、TimesTen JDBCドライバ・クラスの名前を入力します。ダイレクトまたはクライアント/サーバーでは、ローカル・トランザクションとの接続に、com.timesten.jdbc.ObservableConnectionDSを使用します。XAトランザクションが必要な場合は、com.timesten.jdbc.xa.TimesTenXADataSourceを使用します。
  2. 「Apply」をクリックします。
  3. 「JDBC Providers > New」ページの右側にデータソース・リンクが表示されます。データソースをクリックして、「New」をクリックします。
  4. 「Name」フィールドにデータソースの名前を入力します。
  5. 「JNDI name」フィールドにデータソースのJNDI名を入力します。
  6. 「Data store helper class name」セクションで、「Generic data store helper」を選択します。
  7. ページの下部にある「Apply」をクリックします。図5.3を参照してください。
  8. 図5.3 データソース

  9. ページの右側に「Custom properties」リンクが表示されます。「Custom properties」をクリックします。
  10. 新しいプロパティを作成するには、「New」をクリックします。
  11. WebSphere内のすべてのTimesTenデータ・ストアには、「url」と呼ばれる文字列のカスタム・プロパティが必要です。このプロパティの値は、接続先のDSNを識別する有効なTimesTen URLです。たとえば、WEBSPHEREというDSNへのダイレクト・アクセスは、「jdbc:timesten:WEBSPHERE」として指定できます。
  12. 「Apply」をクリックして、プロパティを登録します。図5.4を参照してください。
  13. 図5.4 カスタム・プロパティ

  14. この時点で、TimesTen JDBCプロバイダおよびデータソースがWebSphereに構成されました。WebSphere Administration Consoleによって、これらの変更を保存するように求められます。変更を保存してログアウトし、アプリケーション・サーバーを再起動します。
  15. TimesTenデータソース接続をテストするには、Administration Consoleにログインし、「Resources」→「JDBCProviders」を選択します。前述の項で構成したTimesTenプロバイダの名前を選択します。右側にある「Data sources」を選択します。テストを行うTimesTenデータソースを選択して「Test Connection」ボタンをクリックします。接続に失敗すると、サーバーのログへのリンクが診断情報とともに表示されます。図5.5を参照してください。
  16. 図5.5 テスト接続