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Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド
リリース6.0
B25767-02
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TimesTenのODBCおよびJDBCドライバ

この項では、TimesTenデータ・ストアの定義に有効ないくつかの基本概念について説明します。主な内容は次のとおりです。

TimesTen ODBCドライバ

TimesTenには、本番およびデバッグの2つのバージョンのData Manager ODBCドライバがあります。

TimesTen JDBCドライバ

TimesTen JDBCドライバは、TimesTenデータ・ストアに接続するためにODBCを使用します。このドライバは、JDBCメソッドごとに一連のODBC関数を実行して適切な処理を行います。JDBCはすべてのデータ・ストア処理でODBCに依存するため、JDBCを使用する場合の最初の手順は、TimesTenデータ・ストアおよびJDBCのかわりにTimesTenデータ・ストアにアクセスするODBCドライバの定義になります。

JDBCは、TimesTen Data Managerとともにインストールされます。JDBCによって、JavaアプリケーションでTimesTenに対してSQL文を実行し、結果を処理できるようになります。JDBCは、Javaプログラム言語でデータにアクセスする場合の主要なインタフェースです。

JDBC APIは、異なるデータベースに接続している複数のドライバのサポートが可能なドライバ・マネージャを使用して実装されます。TimesTen JDBCドライバは、TimesTenネイティブAPIにブリッジするためにネイティブ・メソッドを使用して実装されます。

TimesTenでサポートされている関数のリストは、『Oracle TimesTen In-Memory Database Java開発者およびリファレンス・ガイド』を参照してください。

JDBCドライバ・マネージャ

JDBCドライバ・マネージャ(DriverManagerクラス)は、ロード済で、Javaアプリケーションで使用可能なすべてのJDBCドライバの情報を追跡します。Javaアプリケーションを使用すると、複数のドライバのロードおよび各ドライバへの個別接続を実行できます。たとえば、TimesTen JDBCクライアント/サーバー・ドライバおよびTimesTen JDBCダイレクト・ドライバの両方を一つのマシンにロードできます。その後、Javaアプリケーションによって、ローカル・マシンまたはリモート・マシンのいずれかのデータ・ストアに接続できます。