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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-01
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ttRepStateSave

説明

名前(ホスト名のdsname)を持つストアが示されている状態へ変化したことを示します。スタンバイ・ストアで障害が発生した後、アクティブ・ストアで実行すると、アクティブ・ストアから読取り専用サブスクライバ・ストアへの更新の直接レプリケーションが有効になります。スタンバイ・ストアが停止すると、アクティブ・ストアからサブスクライバ・ストアへの更新の直接送信は自動的には行われませんが、アクティブ・ストアでこの組込みプロシージャを実行することによってトリガーすることができます。アクティブ・ストアは、この組込みプロシージャが実行されると、直接サブスクライバに更新を送信するのみです。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはADMIN権限が必要です。

構文
ttRepStateSave (state, dsname, hostname) 
パラメータ

ttRepStateSaveには、次のパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
state
VARCHAR (20)
NOT NULL
データ・ストアのレプリケーションの状態。このリリースでは、ACTIVEとして定義する必要があります。ストアをACTIVEに設定すると、アクティブ・スタンバイ構成でアクティブ・ストアとして設定されます。

次の場合に、ストア上で実行できます。

  • ストアがローカル・トランザクション・ログからリカバリした直後で、停止前はアクティブ状態であった場合。
  • ストアに構成の作成コマンドが実行され、それ以降、障害が発生していない場合。
状態は次のいずれかです。
     ACTIVE
     STANDBY
     FAILED
     IDLE(デフォルト)
     RECOVERING: ストアがアクティブ・ストアと更新を同期化しているときの状態。
dsname
VARCHAR (20)
NOT NULL
状態が示されているデータ・ストア名。
hostname
VARCHAR (20)
NOT NULL
データ・ストアが存在するホスト名。

結果セット

ttRepStateSaveは結果を返しません。

スタンバイ・ストアがFAILED状態に変化したことを示すには、次のように実行します。

ttRepStateSave('FAILED', standby_store, standby_host); 
注意

デフォルトでは、ストアはIDLE状態です。ストアが有効でACTIVE状態に変化するようにリクエストされた場合にACTIVE状態に変化するか、ストアがアクティブ・ストアと同期された場合に自動的にSTANDBY状態に変化します。(ストアがIDLE状態になると、ACTIVE状態を確認するためにACTIVE-STANDBYピアに接続します。ピアがACTIVE状態にある場合、新しいストアはACTIVE状態にあるピアと同期されるとSTANDBY状態に変化します。)STANDBY状態のストアは、ACTIVE状態のストアから常に更新を受信します。STANDBY状態のストアでローカルな更新が実行され、その更新がアクティブ・ストアに反映されていない場合、アクティブ・ストアはスタンバイ・ストアへのレプリケーションを中断します。ローカル・トランザクション・ログからリカバリしたストアは、IDLE状態です。

関連項目

『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド』のttRepDuplicateEx
ttReplicationStatus
ttRepPolicySet
ttRepStateGet
ttRepStateSet
ttRepStop
ttRepSubscriberStateSet
ttRepSubscriberWait
ttRepSyncGet
ttRepSyncSet