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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-02
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ttRepSyncSet

説明

コール元でのレプリケーション・ベースのRETURNサービスの使用状況に関連付けられた静的属性を設定します。このプロシージャは、RETURN RECEIPTサービスまたはRETURN TWOSAFEサービスのいずれかとともに動作します。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはADMIN権限が必要です。

構文
ttRepSyncSet (requestReturn, returnWait, localAction) 
パラメータ

ttRepSyncSetには、次のオプションのパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
requestReturn
BINARY(1)
0x00: 現在のトランザクションのRETURNサービスを無効にします。
0x01: 現在のトランザクションのRETURNサービスを有効にします。
トランザクションをコミットすると、この属性はデフォルト値の0(オフ)にリセットされます。
レプリケーション・サブスクライバがRETURN RECEIPT BY REQUESTまたはRETURN TWOSAFE BY REQUESTで構成されている場合にのみ、このパラメータを使用してRETURNサービスを有効または無効にできます。
returnWait
INTEGER
RETURNサービスの応答を待機する時間(秒)を指定します。デフォルト値は10秒です。0は待機時間がないことを意味します。
このタイムアウト値は、CREATE REPLICATION文またはALTER REPLICATION文のRETURN WAIT TIME属性で設定された値より優先されます。
このパラメータによって設定されたタイムアウトはトランザクションをまたいで動作し、BY REQUESTオプションとは独立して、すべてのRETURNサービスに適用されます。
localAction
INTEGER
returnWaitによって指定されたタイムアウト時間内に、サブスクライバがトランザクションのコミットを認識できない場合に実行されるアクションです。このパラメータは、RETURN TWOSAFEトランザクションに対してのみ使用できます。RETURNサービスの使用時はNULLに設定します。
1: NO ACTION。タイムアウト時に、プロセス・リカバリによってトランザクションがコミットされます。これは、コミットの強制と同等です。
2: COMMIT。タイムアウト時に、コミット関数がCOMMITログ・レコードを書き込み、トランザクションをローカルで効率的に終了します。同じトランザクション上でこれ以上の処理を行うことはできません。

結果セット

ttRepSyncSetは結果を返しません。

RETURN RECEIPT BY REQUESTまたはRETURN TWOSAFE BY REQUESTで構成されたすべてのレプリケーション要素に対する現在のトランザクションでRETURN RECEIPTサービスを有効にするには、次のように実行します。

rc = SQLExecDirect ( hstmt 
     , (SQLCHAR *)"{CALL ttRepSyncSet( 0x01 )}" 
     , SQL_NTS ) 
注意

RETURN RECEIPTサービスを有効にするコールは、トランザクションの一部である必要があります(AutoCommitは無効である必要があります)。

関連項目

『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド』のttRepDuplicateEx
ttReplicationStatus
ttRepPolicy
ttRepStart
ttRepStop
ttRepSubscriberStateSet
ttRepSubscriberWait
ttRepSyncGet