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Oracle TimesTen In-Memory Database概要
リリース7.0
E05163-03
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マテリアライズド・ビューとXLA

多くのデータベース・システムでは簡素化と、複数の表を含むSELECT問合せのパフォーマンス向上のために、マテリアライズド・ビューが使用されます。TimesTenのマテリアライズド・ビューもこの同じ機能を備えていますが、その他の目的は、XLAと連携して、複数の表の特定の行と列を追跡することです。

マテリアライズド・ビューが存在する場合、重要な更新レコードを、1つのマテリアライズド・ビューのみで監視できます。マテリアライズド・ビューが存在しない場合は、XLAアプリケーションで、すべてのディテール表の更新レコード(アプリケーションにとって重要ではない行および列への更新が反映されているレコードを含む)に対して監視を行う必要があります。

図7.3は、マテリアライズド・ビューの結果セットを構成するディテール表の列に対して行われる更新を示しています。マテリアライズド・ビューに対する更新を監視するXLAアプリケーションは、更新されたレコードを取得します。マテリアライズド・ビューの結果セットの一部でない、同じディテール表のその他の列や行に対する更新はXLAアプリケーションでは透過的です。

図7.3 XLAによる、マテリアライズド・ビュー表の更新の検出
XLAによる、マテリアライズド・ビュー表の更新の検出[説明]

XLAとマテリアライズド・ビューを使用して特定の株式への更新を検出する取引アプリケーションの例については、「使用例2: リアルタイム取引価格サービス・アプリケーション」を参照してください。

TimesTenに実装されているマテリアライズド・ビューでは、複数の表にわたる更新の検出においてパフォーマンスおよび機能が強化されています。TimesTen以外のマテリアライズド・ビューに精通しているユーザーは、次のメリットとデメリットに注意してください。