TimesTenによるODBCの拡張によって、アプリケーションで言語ソート、文字列の長さセマンティクス、およびキャラクタ・セット変換中のエラー・レポートに関するオプションを設定できます。これらのオプションは、SQLSetConnectOptionへのコールで使用できます。オプションはtimesten.h
#includeファイルに定義されます。
言語ソート、長さセマンティクスおよびキャラクタ・セットの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のグローバリゼーション・サポートに関する項を参照してください。timesten.h
#includeファイルの詳細は、「TimesTen #includeファイルの使用」を参照してください。
この項では、次のTimesTen ODBCグローバリゼーション・サポートについて説明します。
このオプションには、言語比較で使用する照合順番を指定します。サポートされている言語ソートについては、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』の単一言語ソートおよび多言語ソートに関する項を参照してください。
このオプションには、文字列値を指定します。デフォルトは「BINARY」です。
このオプションには、バイト・セマンティクスを使用するか、キャラクタ・セマンティクスを使用するかを指定します。指定できる値は次のとおりです。
デフォルトはTT_NLS_LENGTH_SEMANTICS_BYTEです。
このオプションでは、SQL処理中に、NCHAR/NVARCHAR2データとCHAR/VARCHAR2データの間の暗黙的または明示的なキャラクタ・タイプの変換中にデータが消失した場合に、エラーがレポートされるかどうかを指定します。このオプションは、バインドの結果としてのODBCによる変換には適用されません。
指定できる値は次のとおりです。
デフォルトはFALSEです。