この項では、「データ・ストアに対する接続および切断」で説明されている一般的なTimesTenの操作を再確認します。
すべてのODBCアプリケーションと同様に、XLAアプリケーションは、最初にODBCを初期化し、環境ハンドル(henv)を取得する必要があります。その後、接続ハンドル(hdbc)を取得して、特定のTimesTenデータ・ストアと通信します。
環境ハンドルおよび接続ハンドルを初期化します。
SQLHENV henv = SQL_NULL_HENV;
SQLHDBC hdbc = SQL_NULL_HDBC;
henvのアドレスをSQLAllocEnv関数に渡して環境ハンドルを割り当てます。
rc = SQLAllocEnv(&henv);
hdbcのアドレスをSQLAllocConnect関数に渡してTimesTenデータ・ストア用の接続ハンドルを割り当てます。
rc = SQLAllocConnect(henv, &hdbc);
SQLDriverConnect関数をコールして、接続文字列(connStr)で指定されたデータ・ストアに接続します。この接続文字列は、この例ではコマンドラインから渡されます。
char connStr[256];
char conn_str_out[1024];
rc = SQLDriverConnect(hdbc,
NULL,
(SQLCHAR*)connStr,
SQL_NTS,
(SQLCHAR*)conn_str_out,
sizeof(conn_str_out),
NULL,
SQL_DRIVER_NOPROMPT);
注意: | XLAアプリケーションで使用するためにODBC接続ハンドルをオープンすると、ttXlaCloseをコールして対応するXLAハンドルをクローズするまで、ODBCハンドルをODBC処理に使用できません。 |
SQLSetConnectOption関数をコールして自動コミットをOFFにします。これは、デフォルトではONに設定されています。
rc = SQLSetConnectOption(hdbc,
SQL_AUTOCOMMIT,
SQL_AUTOCOMMIT_OFF);