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Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
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TimesTen XAを使用するためのTuxedoの構成


注意: TimesTenは、Sun SolarisおよびWindowsプラットフォームでのBEA Tuxedoトランザクション・マネージャと連携して動作することが実証されていますが、TimesTenでのXAの実装の範囲を超えるDTPソフトウェアの動作は保証していません。

TimesTenリソース・マネージャを使用するようにTuxedoを構成するには、次のタスクを実行します。

$TUXDIR/udataobj/RMファイルの更新

TimesTen XAリソース・マネージャをBEA Tuxedoシステムに統合するには、TimesTenリソース・マネージャ、TimesTenリソース・マネージャ・スイッチの名前(tt_xa_switch)およびリソース・マネージャのライブラリの名前を指定するために、$TUXDIR/udataobj/RMファイルを更新します。

UNIXプラットフォームで、次の行を追加します。

# TimesTen 7.0

TimesTen:tt_xa_switch:-Linstall_dir/TTinstance/lib -ltten

Windowsプラットフォームで、次の行を追加します。

# TimesTen 7.0

TimesTen;tt_xa_switch;install_dir\lib\ttdv70.lib


注意: install_dirは、TimesTenホーム・ディレクトリのパスです。

例4.1

# For Unix:

TimesTen:tt_xa_switch:-L/opt/TimesTen/giraffe/lib -ltten

例4.2

# For Windows:

TimesTen;tt_xa_switch;C:\TimesTen\giraffe\lib\ttdv70.lib

Tuxedoトランザクション・マネージャ・サーバーの構築

buildtmsコマンドを使用して、TimesTenリソース・マネージャ用のトランザクション・マネージャ・サーバーを構築します。その後、buildtmsで作成したTMS_TT ファイルを$TUXDIR/binディレクトリにコピーします。

UNIXプラットフォームでは、コマンドは次のようになります。

buildtms -o TMS_TT -r TimesTen -v

cp TMS_TT $TUXDIR/bin

Windowsプラットフォームでは、コマンドは次のようになります。

buildtms -o TMS_TT -r TimesTen -v

copy TMS_TT.exe %TUXDIR%\bin

UBBCONFIGファイルのGROUPSセクションの更新

TMSNAMEにbuildtmsコマンドで作成したTMS_TTファイルを指定します(「Tuxedoトランザクション・マネージャ・サーバーの構築」を参照)。

TMSNAME=TMS_TT

各TimesTenリソース・マネージャについて、グループ名の後にLMID、GRPNOおよびOPENINFOパラメータが続く行を入力します。

OPENINFO="TimesTen:DSN=DSNname"

DSNnameは、TimesTenデータ・ストアの名前です。

Windowsでは、TuxedoサーバーはユーザーSYSTEMとして実行されることに注意してください。OPENINFO文字列にUID接続属性を追加して、接続のためのSYSTEM以外のユーザーを指定します。

OPENINFO="TimesTen:DSN=DSNname;UID=user"

どのTimesTenリソース・マネージャにもCLOSEINFOパラメータを指定しないでください。

例4.3に、GROUP1とGROUP2という2つのTimesTenリソース・マネージャの構成に使用するUBBCONFIGファイルの一部を示します。

例4.3

*RESOURCES

...

*MACHINES

...

ENGSERV LMID=simple

*GROUPS

DEFAULT: TMSNAME=TMS_TT TMSCOUNT=2

GROUP1

LMID=simple GRPNO=1 OPENINFO="TimesTen:DSN=MyDSN1;UID=MyName"

GROUP2

LMID=simple GRPNO=2 OPENINFO="TimesTen:DSN=MyDSN2;UID=MyName"

*SERVERS

DEFAULT:

CLOPT="-A"

simpserv1 SRVGRP=GROUP1 SRVID=1

simpserv2 SRVGRP=GROUP2 SRVID=2

*SERVICES

TOUPPER

TOLOWER

サーバーのコンパイル

TimesTenヘッダー・ファイルを保持するinstall_dir/includeディレクトリを含めるようにCFLAGS環境変数を設定します。その後、buildserverコマンドを使用して、BEA Tuxedo ATMIサーバー・ロード・モジュールを構成します。

UNIXプラットフォームで、次の行を入力します。

export CFLAGS=-Iinstall_dir/include

buildserver -o server -f server.c -r TimesTen -s SERVICE

Windowsプラットフォームで、次の行を入力します。

set CFLAGS=-Iinstall_dir\Include

buildserver -o server -f server.c -r TimesTen -s SERVICE


注意: install_dirは、TimesTenホーム・ディレクトリのパスです。

例4.4に、buildclientコマンドを使用してクライアント・モジュール(simpcl)を構成する方法と、buildserverを使用して例4.3のUBBCONFIGファイルに記述されている2つのサーバー・モジュールを構成する方法の例を示します。

例4.4

set CFLAGS=-IC:\TimesTen\giraffe\Include

buildclient -o simpcl -f simpcl.c

buildserver -v -t -o simpserv1 -f simpserv1.c -r TimesTen -s TOUPPER

buildserver -v -t -o simpserv2 -f simpserv2.c -r TimesTen -s TOLOWER