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Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
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ttDestroyDataStore

説明

接続文字列で指定したデータ・ストアに対応する、すべてのチェックポイント・ファイル、トランザクション・ログ、およびデーモン・カタログ・エントリを含むデータ・ストアを破棄します。サポートされているUNIX Platformsのodbc.iniファイル内、またはサポートされているWindows PlatformsのWindowsレジストリ内に定義されているDSN自体は削除されません。

アクセス制御

アクセス制御が有効になっている場合は、ADMIN権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。

構文

ttDestroyDataStore (ttUtilHandle handle, const char *connStr,

                      unsigned int timeout);

パラメータ

ttDestroyDataStoreには、次のパラメータがあります。

パラメータ
説明
handle
ttUtilHandle
ttUtilAllocEnvを使用して割り当てられるTimesTenユーティリティ・ライブラリ環境ハンドルを指定します。
connStr
const char *
破棄するデータ・ストアについて記述する接続文字列を指定するヌル終端文字列。DSNおよびDataStore属性を除く、接続文字列内のすべてのデータ・ストア属性が無視されます。
timeout
unsigned int
コール元に返される前に再試行する回数を指定します。ttDestroyDataStoreは、正常に実行されるかタイムアウトに達するまで、破棄処理を1秒ごとに繰り返し再試行します。これは、データ・ストアの使用中などの一時的な状態が原因で破棄が失敗する場合に有効です。
このパラメータが0(ゼロ)の場合、再試行は実行されません。

ファイルC:\dsns\payroll.ds0C:\dsns\payroll.ds1およびいくつかのログ・ファイルC:\dsns\payroll.lognで構成されるpayrollというDSNで定義されているデータ・ストアを破棄するには、次のように入力します。

char           errBuff [256];

int            rc;

unsigned int   retCode;

ttUtilErrType  retType;

ttUtilHandle   utilHandle;

...

...

rc = ttDestroyDataStore (utilHandle, "DSN=payroll", 30);

if (rc == TTUTIL_SUCCESS)

   printf ("Datastore payroll successfully destroyed.\n");

else if (rc == TTUTIL_INVALID_HANDLE)

   printf ("TimesTen utility library handle is invalid.\n");

else

   while ((rc = ttUtilGetError (utilHandle, 0, &retCode,

             &retType, errBuff, sizeof (errBuff), NULL)) !=

              TTUTIL_NODATA)

     {

   ...

   ...

}