ヘッダーをスキップ
Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
  目次へ
目次
索引へ
索引

前へ
前へ
次へ
次へ
 

ttXlaDecimalToCString

説明

TTXLA_DECIMAL_TT値を、アプリケーションで使用可能な文字列に変換します。scaleおよびprecisionの値は、ttXlaGetColumnInfo関数によって返されるttXlaColDesc_t構造体から取得できます。scaleパラメータは、小数点以下の最大桁数を指定します。DECIMAL値が1より大きい場合、precisionパラメータは小数点をはさんだ最大桁数を指定します。DECIMAL値が1より小さい場合、precisionscaleと同じになります。

この関数は、TTXLA_DECIMAL_TT型の列に対してのみコールします。データ型は、ttXlaGetColumnInfo関数によって返されるttXlaColDesc_t構造体から取得できます。

この関数の使用方法については、「複合データ型の変換」を参照してください。

構文

SQLRETURN ttXlaDecimalToCString(void *fromData,

                              out char *returnData,

                              SQLSMALLINT precision,

                              SQLSMALLINT scale);

パラメータ

パラメータ
説明
fromData
void *
トランザクション・ログから返されたDECIMAL値へのポインタ。
returnData
out char *
変換された文字列を保持するように割り当てられた記憶域へのポインタ。
precision
SQLSMALLINT
fromDataが1より大きい場合、precisionは小数点をはさんだ最大桁数になります。fromData が1より小さい場合、precisionはscaleと同じになります。
scale
SQLSMALLINT
小数点以下の最大桁数。

結果

コールが成功すると、SQL_SUCCESSが返されます。返されない場合は、ttXlaErrorを使用してエラーをレポートします。

この例では、ttXlaColDesc_t 構造体からoffsetprecisionおよびscale の値を取得し、トランザクション・ログ・レコードに返された行からDECIMAL値pColValを取得するためにoffsetを使用していると想定しています。

char decimalData[50];

static ttXlaColDesc_t colDesc[255];

rc = ttXlaDecimalToCString(pColVal, (char*)&decimalData,

                          colDesc->precision,
                          colDesc->scale);