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Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド
リリース7.0
E05167-02
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TTCONNECT.INIファイルの使用

TimesTenでは、TTCONNECT.INIファイルを使用して、サーバーの名前と属性、および論理サーバー名とそれらのネットワーク・アドレスとの間のマッピングを定義します。この情報は、TimesTen Clientがインストールされているマシンに保存されます。デフォルトでは、TTCONNECT.INIファイルは、/var/TimesTen/sys.ttconnect.iniです。

実行時にこのファイルの名前および場所を上書きするには、TimesTenアプリケーションを起動する前に、SYSTTCONNECTINI環境変数にTTCONNECT.INIファイルの名前および場所を設定します。

UNIXでのサーバー名の定義

UNIXでは、TTCONNECT.INIファイルにTimesTen Serverの短縮名を定義できます。表2.1に、TTCONNECT.INIファイルでのTimesTen Server指定の形式を示します。

表2.1 TTCONNECT.INIファイルでのTimesTen Serverの形式
コンポーネント
説明

[ServerName]

定義するTimesTenの短縮名。

Description=description

TimesTen Serverの説明。

Network_Address=network-address

TimesTen Serverが実行されているマシンのDNS名、ホスト名またはIPアドレス。

TCP_Port=port-number

TImesTen Serverが実行されているTCP/IPポート番号。TimesTenリリース7.0のデフォルトは、17002(32-ビットのプラットフォーム用)および17003(64ビットのプラットフォーム用)です。

たとえば、リモートTimesTen Serverのサーバー指定は、次のようになります。

[ttserver]

Description=TimesTen Client/Server

Network_Address=server.company.com

TCP_Port=17002

UNIXドメイン・ソケットを使用しているローカルTimesTen Client/Serverアプリケーションの場合、ネットワーク・アドレスをttLocalHostとして定義する必要があります。サーバー指定は次のようになります。

[LocalHost70]

Description=Shm TimesTen Client/Server

Network_Address=localhost

TCP_Port=17002

共有メモリー・セグメントを内部プロセス通信に使用しているTimesTen Client/Serverアプリケーションの場合、ネットワーク・アドレスをttShmHostとして定義する必要があります。サーバー指定は次のようになります。

[ShmHost70]

Description=Shm TimesTen Client/Server

Network_Address=shmhost.company.com

TCP_Port=17002