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Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド
リリース7.0
E05169-02
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レプリケーション・スキーム

レプリケーション・スキームは、TimesTenの特定の配置のために、データ・ストアおよびレプリケートする要素の設定を定義します。レプリケーション・スキームの作成、変更および削除は、SQL文で行います。

レプリケーション・スキームはCREATE REPLICATION文で始め、次のものを割り当てます。

レプリケーション・スキームには、必要に応じて、プロパゲータ・データ・ストアの名前、およびRETURNサービス、送信永続性、競合解消、ポート番号、ログのしきい値、タイムアウト時間などを設定する属性を含めることもできます。

スキームでは、1つのデータ・ストアに対して複数のロールを定義できます。図1.19の例について考えてみます。アプリケーションでデータ・ストアB内の選択した要素を更新すると、それらの更新は、データ・ストアBからデータ・ストアCにレプリケートされます。また、データ・ストアBでは、データ・ストアAとデータ・ストアD間の選択した要素が伝播されます。データ・ストアBは、データ・ストアAの他の要素のサブスクライバ・データ・ストアです。

図1.19 複数のロールを持つデータ・ストア
複数のロールを持つデータ・ストア[説明]

注意: 図1.19は、データ・ストアに定義できる複数のロールを示しています。この方法でデータ・ストアを設定することもできますが、パフォーマンスおよびリカバリの問題を考慮すると、このような複雑な設定はほとんどの配置で現実的ではありません。